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2024-04

虎やら犬やら〜信貴山から雪丸まみれの片岡山・達磨寺  - 2022.01.23 Sun

信貴山に初めて行ったのは昨年10月、3ヶ月もしないうちにまた来ることになろうとは思わなかったわ。宿坊に一泊してご来光を拝んで、信貴山城跡では松永久秀に平蜘蛛釜の写真を捧げて、、、


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しかしながら、かの時はほとんど人が居なくて、宿坊も修学旅行生と私だけ、、、であったが、さすがに初詣、さらにさらに今年は寅年だものね!お祀りしている毘沙門天さんのお使いの寅だから、12年に一度大賑わいになるのだ。


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こういう角度からでかい張り子の虎を撮るとなにかわからんね。でもゆらゆら首がゆれるとはしらなかった。
コロナゆえいつもよりは少ないとおもわれる参拝客だが、駐車場にはいりきれない車が坂道から列をなして、バスですらすすめない状況であった。


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前回はお向かいの金の虎を撮ったので、今回は銀の虎。


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朝護孫子寺の本堂にはなんとお参りの長い列が!お賽銭いれて拝むだけなのだが、、


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で、なぜこんな混むときに無理してきたかというと、この日が12年に一度、寅年のみの秘仏・毘沙門天様のご開扉最終日だったからだ。(寅年は他の時になんどか公開するらしいが)12年先というと、ちょっとまた来れるかどうかアヤシイお年頃、見られる内に見ておこう、と思った次第。



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外陣にあがって目をこらしてみたが、脇侍の吉祥天女、善膩師童子(ぜんにしどうじ・毘沙門天と吉祥天の子供)は彩色されているためよく見えるものの、毘沙門天さまは黒っぽくて幕の向こう側におられるようでよく見えなかった。まあ彩色の脇侍さんが拝めただよしとしよう。

そしてもう一つ、前回来てほしいな〜と思っていた扁額の下にはってある牛王法印、お正月にたしか入手できると聞いたので、たずね、奥の方からひっぱりだしてきてくれてゲット!

↓ これ!


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帰宅してさっそく玄関にはっておいた。


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ここの境内から見える大和盆地の景色はほんとに良いな。

前回、ここから眺めたご来光もアップしておこう。

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それから忘れてならないのが、、、、


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この境内の虎ポスト!
どうも年末に赤のポストからわざわざ塗り直したみたいで(^_^;ネットを賑わしていたやつ。最近の郵便局はけっこう融通がきくのね。



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信貴山を下りてふたたび王寺の駅に戻る。


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駅からこの足跡をたどって、、、


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どんどんたどって、、、、


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さらにたどって、、、


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これは雪丸ロードというのだよ。


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雪丸は結構有名な王寺町のイメージキャラクター。聖徳太子の愛犬、白い犬の雪丸なのである。伝説によると太子と会話もでき、お経も解したといわれる。


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その雪丸が葬られたとされる片岡山・達磨寺は駅から約1km、雪丸があと500mと教えてくれる。


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到着!


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達磨寺は片岡山というその名が示す通り、聖徳太子の有名な逸話「片岡山飢人伝説」(日本書紀)の場所なのである。太子が片岡山で行き倒れた旅人をあわれに思い介抱したが、翌日亡くなってしまった。その死体が消えて実は達磨大師の化身であった、というのは後世のつけたしであろうと思う。



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しなてなる 片岡山に 飯に餓えて 臥せる(こやせる)その旅人あはれ
  親なしに 汝生りけめや さす竹の 君はや無き 飯に飢えて 臥せる その旅人あはれ

     家ならば 妹が手まかむ 草枕 旅に臥せる その旅人あはれ (聖徳太子)



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さてその境内にある雪丸像


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アップ
これがあのキャラのモデルなのだ。たしかにひげのはえてる部分のぽつぽつまでリアルにコピーしているわ。この像、いつだれが作ったのか不明だそう。江戸時代の絵図にはすでに載っていると言う。


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ここにも雪丸くん

ご本尊は、ほんとうに手が1000本あるのか?(本当は500本くらいらしい)と思うくらいたくさんの手をお持ちの千手観音様、室町初期の作とか。右手に達磨大師、左手に聖徳太子像、、、だがただいま東京に出張されていた(^_^;

ちなみに本堂は達磨寺3号墳とよばれる古墳の上に立っているという。さすがこの地やな。


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境内には松永久秀の墓といわれるものも。信貴山で爆死したのでどうやって亡骸を回収したのかなぞであるが。


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さらに古墳は2つあって、これは6世紀末の2号墳、


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これが雪丸の墓と言われる1号墳である。この石室は、かつて太子が斑鳩法隆寺から通ったという地下道であったという伝説も。それもなるほどありうるなと思わせるロケーションなのである。(法隆寺はJRの隣の駅)



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この日は方丈も一般公開されていた。
外からだが、奥の屏風に片岡山飢人伝説の絵が描かれていたのが見えた。


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そしてあちらこちらにおびただしい数の雪丸君を楽しんで、王寺を後にした。
虎やら犬やらにまみれた一日であった。


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