修二会2022〜10日目初夜上堂 - 2022.03.12 Sat
10日目の行は初夜上堂3時間前から並んで(^_^;火の粉を浴びる気満々で直下の場所をねらう。やはり迫力が全然ちがうのだ。

19時二月堂周辺の灯りが消え、チョロ松明(小さい松明)とともに「出仕の案内!」「承って候!」のやりとりののち、1本目のお松明がゆっくり登廊から上がってくる。
来た〜っ!
真下ド迫力!
火の粉が飛び散る。頭に雨のように灰が落ちてくるのを感じながらもシャッターを切る。
北の端から南の端へ走る。
また次が来る!
練行衆の方々は松明から少し遅れて登ってこられる。登廊の上で必ず2回柏手をうたはるのがどういう意味なのか知りたい。僧侶でも神様の勧請のために柏手を打つとは聞いたが。(←その先にある遠敷神社への柏手だそうだ。)
柏手、差懸の音、、、が聞こえるはず。
(隣の人のシャッター音もはいってる〜(^_^;)
この杉の葉の焦げる匂い!これが私には春を告げる匂いだ。
方や堂内には差懸の高らかな音が響く。
隣では髪の毛に火がついた人もいた(゚ロ゚)。
熱気が迫ってくる。これよ、これ、これがないと春が来ない。
10本のお松明が終わって、初夜の行が始まる。裏の東側の門からはかすかに灯明が見え、内陣からの風が通る。しばし扉の外で聴聞。
名残おしいけれどこれで今年のお松明は見納め。12日から二月堂周辺は封鎖され近づくこともできない。コロナさえなければなあ。
茶所の前、お松明が振りまいた火の粉を掃いて消す竹箒が水槽につけられていた。
参籠所の前の竹置き場ではとうとう最後の一本になった「さだまさし」奉納竹、11日の東北大震災の日に上がると聞いた。しっかり二月堂の焼き印入り。これで花入れを作ったり、炉縁をつくったりする(実は私も持っている)。
宿に帰ったら、練行衆の食作法と同じスタイルのご飯をいただく。
さて、明日は食堂周辺をあれこれ見て生飯投げも見て今年の総仕上げとしよう。
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