修二会2022〜食堂(じきどう)周辺のあれこれ - 2022.03.13 Sun
2日にわたり食堂(じきどう)周辺のあれこれを。

練行衆の食事は原則一日1回、以後飲まず食わずで夜まで勤行されるのだ。だからきっと食堂作法の時間は待ち遠しいに違いない。(なにせお若い方も多い)食堂に走り込む方々。
食堂内に皆様はいられると湯屋から運びだされる食事。(これは飯?)
湯屋ではもうもうと湯気がたつ。
次に運び出されるのはお湯だ。これは食器を洗うための湯になる。
これをしばらく登廊側の入り口の前に置いておき、西側の鬼子母神の横の扉が開いて「あらいくも!」という合図があり初めて食堂内に運び込まれる。今回初めてその「あらいくも」の現場を見ることができ感激!
各練行衆付きのお役目の方々が食器をさげる桶(各練行衆の紋がはいっている)をかかえてでてきたらそろそろ食事も終わりだ。
そして恒例の生飯(さば)投げ!
皆様、それぞれの投球?フォームにて。個性があって面白い。
すごい遠投をされる方もおられれば、、、
わりとさらっとの方も
気合い入ってて後ろの方がのけぞったりも(^_^;
その後は鬼子母神さんに一礼
すぐカラスたちが生飯をとっていってた。
本来はそのあと参籠所に帰って日中上堂の準備をされるのだが、8日はどうやら記念写真を撮る日らしい。練行衆はじめ堂童子、童子、駈供、仲間、、、携わる方々の集合写真。(総勢39名らしいが全員ではなさそう)たまたまながらレアな写真撮れた。
厳しい勤行の間にもこうした笑顔がでるひとときもあるんだな。
僧剛襟
練行衆のあかし
七条袈裟に修多羅(紐かざり)
そして13時過ぎ、日中の勤行にそろって上堂される。
今回もしばし扉のそとで聴聞、意外と東の扉(裏側)が人が聞きよい。(あまり人もいない)
日中が終われば日没の前に手洗い休憩。ここでも少しお顔がほころんでいる。(手洗い休憩のときは外陣で袈裟を脱ぐ)
11日、翌日の籠松明にそなえ、燃える可能性があるので菱灯籠ははずされていた。いよいよ12日深夜お水取りやなあ。今年も拝見できないけれど、、、
さて、そのお水取りをする閼伽井屋の前に、この屋根を飛び越えてきたとおぼしき生飯のお包みが!これも初めて見た〜!
これで今年の私の修二会は終わり(二月堂周辺は封鎖される←コロナ対応)
無事満行を祈る
合掌
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