千年響流〜大原魚山勝林院一千年紀 - 2013.10.20 Sun
(本日終わってしまいましたが^_^;)大原の勝林院で開創一千年紀慶讃法要が5日〜20日までこなわれました。

11世紀初頭平安時代に寂源上人が、ここ大原の地に声明の道場として勝林院を建立して1000年、その慶讃法要として、天台宗や真言宗、浄土宗など13宗派が参加し、それぞれに伝わる声明を日替わりで1日2回、2週間余にわたって披露するというもの。

三千院を通り過ぎ、実光院の前あたりで法要に向かう行列に追いつきました。おっ!散華!

3枚ゲット!、、、なんて言っている場合じゃなくて、ご一行を追いかける。

勝林院へ。ここは声明道場の寺として有名ですよね。
インド〜中国仏教では声明は五つの学問分野(五明)の一つで、修行僧がまなぶべき学問だったとか。(五明:声明・工巧明・医方明・因明・内明)中国仏教で声明聖地を魚山というので、この寺も魚山大原寺勝林院とかや。
そういえば天台声明はキリスト教の賛美歌に似ていると思うの。(先日聞いた唐音の黄檗声明はもっと西洋的で賛美歌に似てた。)
この法要にご参加の方々は、各・声明愛好会、声明研究会、浄土宗有志ほか三井寺や芝の増上寺なども。あ、淡路島からも真言宗有志の方々が。
声明を聞かせていただくだけでなく、日替わりで白拍子の舞いあり、狂言あり、日舞や琴演奏、朗読などもある模様。

この日のご担当は融通念仏宗、日中勤行式(一日3回ある勤行の二つ目)。
融通念仏宗は天台声明業中興の祖といわれる良忍上人が12世紀初頭に創った宗派。総本山大念仏寺は大阪平野にあります。上人は諸流派に別れて伝承されていた声明を整理統合して天台声明を確立した方なんだそうです。勝林院と声明道場の双璧をなす来迎院を建立された方でもあります。

ん?
このバックに後光を背負った人たちって??
(撮影不可なので画像なしが残念ですが)実はこれは菩薩さんのお練りなんです。頭からすっぽり菩薩の面をかぶり、長い髪を足元までたらして後光をしょって合掌しつつ入堂されます。(少なくとも6人)

平野の大念仏寺では毎年五月に万部おねり、正式には二十五菩薩聚来迎会というのがあって、菩薩に扮した人がおねりを披露する儀式があり、それを再現してみせてくれるもの。有名なところで當麻寺の練供養のイメージ。
(万部おねりの画像→☆)
この菩薩様たちがバケツリレー方式でご本尊の阿弥陀様に三宝にのせた造花5種(菊・百合・竜胆・牡丹・蓮)を次々と献げるパフォーマンスについつい目を奪われてしまった!
あ、もちろん声明もしかと聞かせていただきましたよ。出遅れて券は手に入りませんでしたが、お堂の中で聞くこともできます。ちなみに私は外陣で拝聴。外人さんも静かに目を閉じてききほれてはりました。(眠ってたんじゃないよね??)
グレゴリオ聖歌などの西洋のいわゆる声明は美しいとおもうけれど、身のうちにすっとはいってこない。逆に天台声明ってはるか昔のDNAの記憶に刻まれているのか、はたまた幼少のみぎりに聞いていたのか、どこか懐かしい感じがするの。まあ、実家も天台宗だったしね。
ああ、それにしてもご本尊の金色の阿弥陀如来さん、男前どすな〜。

法要の後は和泉流能楽師狂言方・小笠原 匡さんとその小学生のご子息による狂言「呼声」で笑わせていただきました。小学生にしてこの演技、末恐ろしや。伝統芸能を生まれたときから刷り込まれるってすごいことなのね。うちらの豚児とはわけがちがうわ(@_@;)

帰り際にもらった散華計5枚。
で、よろこんでいたら実は10種あったらしい。う〜む、、、4種しかない、、、
(十種供養散華 by 法華経:華・香・瓔珞・抹香・塗香・焼香・繪蓋幢幡・衣服・伎楽・合掌)
残念。
いや、ま、全部集めたからって別に景品でないんだけどね(^◇^;)

11世紀初頭平安時代に寂源上人が、ここ大原の地に声明の道場として勝林院を建立して1000年、その慶讃法要として、天台宗や真言宗、浄土宗など13宗派が参加し、それぞれに伝わる声明を日替わりで1日2回、2週間余にわたって披露するというもの。

三千院を通り過ぎ、実光院の前あたりで法要に向かう行列に追いつきました。おっ!散華!

3枚ゲット!、、、なんて言っている場合じゃなくて、ご一行を追いかける。

勝林院へ。ここは声明道場の寺として有名ですよね。
インド〜中国仏教では声明は五つの学問分野(五明)の一つで、修行僧がまなぶべき学問だったとか。(五明:声明・工巧明・医方明・因明・内明)中国仏教で声明聖地を魚山というので、この寺も魚山大原寺勝林院とかや。
そういえば天台声明はキリスト教の賛美歌に似ていると思うの。(先日聞いた唐音の黄檗声明はもっと西洋的で賛美歌に似てた。)
この法要にご参加の方々は、各・声明愛好会、声明研究会、浄土宗有志ほか三井寺や芝の増上寺なども。あ、淡路島からも真言宗有志の方々が。
声明を聞かせていただくだけでなく、日替わりで白拍子の舞いあり、狂言あり、日舞や琴演奏、朗読などもある模様。

この日のご担当は融通念仏宗、日中勤行式(一日3回ある勤行の二つ目)。
融通念仏宗は天台声明業中興の祖といわれる良忍上人が12世紀初頭に創った宗派。総本山大念仏寺は大阪平野にあります。上人は諸流派に別れて伝承されていた声明を整理統合して天台声明を確立した方なんだそうです。勝林院と声明道場の双璧をなす来迎院を建立された方でもあります。

ん?
このバックに後光を背負った人たちって??
(撮影不可なので画像なしが残念ですが)実はこれは菩薩さんのお練りなんです。頭からすっぽり菩薩の面をかぶり、長い髪を足元までたらして後光をしょって合掌しつつ入堂されます。(少なくとも6人)

平野の大念仏寺では毎年五月に万部おねり、正式には二十五菩薩聚来迎会というのがあって、菩薩に扮した人がおねりを披露する儀式があり、それを再現してみせてくれるもの。有名なところで當麻寺の練供養のイメージ。
(万部おねりの画像→☆)
この菩薩様たちがバケツリレー方式でご本尊の阿弥陀様に三宝にのせた造花5種(菊・百合・竜胆・牡丹・蓮)を次々と献げるパフォーマンスについつい目を奪われてしまった!
あ、もちろん声明もしかと聞かせていただきましたよ。出遅れて券は手に入りませんでしたが、お堂の中で聞くこともできます。ちなみに私は外陣で拝聴。外人さんも静かに目を閉じてききほれてはりました。(眠ってたんじゃないよね??)
グレゴリオ聖歌などの西洋のいわゆる声明は美しいとおもうけれど、身のうちにすっとはいってこない。逆に天台声明ってはるか昔のDNAの記憶に刻まれているのか、はたまた幼少のみぎりに聞いていたのか、どこか懐かしい感じがするの。まあ、実家も天台宗だったしね。
ああ、それにしてもご本尊の金色の阿弥陀如来さん、男前どすな〜。

法要の後は和泉流能楽師狂言方・小笠原 匡さんとその小学生のご子息による狂言「呼声」で笑わせていただきました。小学生にしてこの演技、末恐ろしや。伝統芸能を生まれたときから刷り込まれるってすごいことなのね。うちらの豚児とはわけがちがうわ(@_@;)

帰り際にもらった散華計5枚。
で、よろこんでいたら実は10種あったらしい。う〜む、、、4種しかない、、、
(十種供養散華 by 法華経:華・香・瓔珞・抹香・塗香・焼香・繪蓋幢幡・衣服・伎楽・合掌)
残念。
いや、ま、全部集めたからって別に景品でないんだけどね(^◇^;)
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