fc2ブログ
topimage

2024-02

熊野三山弾丸巡り(前編)熊野速玉大社〜熊野本宮大社 - 2022.05.11 Wed

後白河法皇は33回(34回説も)も熊野詣でをした熊野オタクだったようだ。最後は行くのが面倒なときのために都に三熊野神社(熊野神社、新熊野神社、熊野若王子神社)まで作ったほどだ。そんなに熊野がよかったのかなあ、都からは遠く往復一ヶ月の道程だというのに。


IMG_0043.jpeg


そんなにいいのか熊野権現、とGWを利用して熊野三社巡り一泊二日の弾丸旅行を計画。それにしても熊野灘、浪荒いけどきれい。


DSC04703.jpeg



名古屋廻りで新宮到着、なんと電車で行っても長い長い道のり、よう徒歩か騎馬、輿で行ったものだとびっくりする。


DSC04716.jpeg


最初は熊野速玉大社
ここは新宮の駅から徒歩圏内というアクセスのよさ。


DSC04718.jpeg


熊野の名前がでるのが日本書紀というから古さでは確かに別格。速玉社の主祭神が伊弉冉尊(イザナミノミコト)なので国生みまでさかのぼる。


DSC04720.jpeg


そして熊野信仰と言えば梛の木。梛の木は金剛童子の化身の姿といわれ、中世活躍した熊野比丘尼(女性の宗教者、全国を歩いて熊野信仰を広めた)は行く先々で牛王法印やこの梛の葉を渡したという。
そういえば京都の六道珍皇寺の六道参りの時に公開される熊野観心十界図、あれ熊野比丘尼が教えを広めるためのテキストにしたと聞いたな。



DSC04723.jpeg


そしてもう一つは八咫烏
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト・後の神武天皇)を熊野から大和橿原へ先導したと伝わるカラスで、日本サッカー協会のシンボルにもなっているけれど(^_^;もとは熊野権現さんのお使い。


DSC04726.jpeg


境内に熊野御幸をされた歴代皇族の名前と回数を記した石碑が(入江侍従長のお手)
やっぱり後白河上皇突出!ついで後鳥羽上皇。彼は行く先々で歌会を開いた記録があり、定家なども伴っていて、後の世に茶席でも珍重される「熊野懐紙」を残すのだ。

待賢門院や美福門院、建春門院など平家物語をにぎわす女院の名前もあって、興味深い。


IMG_0034.jpeg


境内の売店で、熊野特産じゃばら(柑橘)のジュースいただく。さわやかで独特の香りだわ。


DSC04700.jpeg


駅近くの香梅堂の名物<鈴焼>を買って頬張りながら次の目的地へ。(ちなみに鈴焼は鈴の形をしたベビーカステラと思っていただいてよい。)


DSC04790.jpeg


次の目的地熊野本宮大社までは熊野川沿いに山へ入っていって、なんと1時間もバスでかかるのだ。その途中熊野川の景色がなかなか美しい。それにしてもバスなのに急カーブも減速せずすっごいスピードだす路線バス怖い〜〜(プロのドライバーやね)


DSC04744.jpeg


熊野本宮大社、早速八咫烏がお出迎え。熊野三社の元締めだけあって、神社周辺の施設が整備されていて多くの方がご参拝。


DSC04746.jpeg


さらにここから熊野古道の中辺路の出発点(またはゴール)になっているので、半日以上かかる過酷な道のりを歩こうとするフル装備の方もたくさん。熊野古道をゆっくり歩くのはまたの機会に是非と思っている。今回は時間があまりない、、、


DSC04748.jpeg


さて早速参拝。



DSC04751.jpeg


主な社は四社あって、それぞれに参拝の行列ができているのがすごいわ。もっぱら車で来ている人が多いので、後白河の時代とは隔世の感がある。


DSC04754.jpeg


祭神はいろんな難しい名前があるが、わかりやすく言うと素戔嗚尊、伊弉諾、伊弉冉、天照大神である。(親子関係、、と言って良いのかも)それぞれに本地仏があってスサノオが阿弥陀如来になっているのが面白い。


DSC04758.jpeg


境内の狛犬という狛犬が八咫烏のマークの入ったマスクをしていたのが笑えるが、境内の八咫烏ポストもおもしろいぞ。マスクをした八咫烏がのっている。今年正月信貴山で見た虎柄ポスト以来の萌えポイントやわ。


DSC04767.jpeg


境内の一角に熊野古道の一部が残っているので、ちょっとだけ古道味わってみる。


DSC04786.jpeg


ここからかつて本来の本宮大社があった大斎原(おおゆのはら)へむかう。平安神宮の大鳥居を黒くしたような大鳥居の向こうが大斎原。明治22年の大洪水で社殿はほぼ壊滅、以後現在の場所に上四社のみをおまつりしているという。ちなみにこの大鳥居は平成になってから。

ああ、しかし田植えの終わった水田が美しい。


DSC04772.jpeg


いまから田植えという田もあり。


DSC04774.jpeg


この景色を眺めながらご当地名物めはり寿司をお昼に。ご飯を漬けた高菜でくるんであって、なかなか美味しい。


DSC04778.jpeg


大斎原には流失されたままの中四社、下四社を示す石碑だけが立つ。


DSC04784.jpeg


そこから熊野川支流へおりたつ。


DSC04782.jpeg


川の水は冷たく、空は青く、緑は新緑のパッチワーク、鳥の声、、、う〜ん、極楽往生(ここらへん神仏習合なんで、、)をねがって熊野詣でをくりかえした後白河法皇の気持ちがちょっとだけわかる気がした。

1時間かけてまた新宮にもどり、そこから電車で紀伊勝浦へ。そこで一泊です。


関連記事

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1784-2bb43d3b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

熊野三山弾丸巡り(後編)ちょっとだけ熊野古道〜熊野那智大社 «  | BLOG TOP |  » 卯月から皐月雑記2022

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (15)
茶の湯 (412)
茶事(亭主) (86)
茶事(客) (179)
茶会(亭主) (18)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (96)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (111)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (65)
京都めぐり2024 (3)
京都めぐり2023 (33)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (15)
美術館・博物館 (147)
奈良散歩 (131)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (61)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2024 (1)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (12)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
熊野三山巡り (2)
有田2022 (1)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (6)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)
春日若宮おん祭2023 (3)
春日若宮おん祭2022 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR