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2017-10

月見の宴ミニ茶事 - 2013.10.23 Wed

かくして蹲居の水門のごろた石も清め、庭の掃除も完璧(、、、とは言わないが)、お客さまを迎えるべし。


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ところが、、、朝から雨どした〜(´;ω;`)
露地下駄も露地笠もないので、露地も蹲居も使っていただけません。いえいえ、たとえお客さまの目に入らずとも、作務は修行、それにお客さまは水面下の仕事をわかって下さる方ばかりなので。


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玄関には最近骨董屋さんでゲットした背負子に、庭に大繁殖して若干困っているホトトギスをどっさり入れてみました。


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今年最後の灰型は向山。(拡大して見ないよ〜に!)藁灰なんかできたら最高だけれど、、、まだ作る技術を持ちませんのでデキマセン。


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炭手前はしないので、先に炭をいれておく。うちの土風炉は小ぶりなので、山の勾配を考えないと炭が入らない。なんとか詰めてついでみました。(濃茶に熱いお湯が欲しいので、少し多目に変則でついでおります)


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今回、濃茶、薄茶を喫していただいたあとに座敷で後段、というか点心をいただいて、思いっきり茶道談義+αのおしゃべりを楽しもう、という趣向で。

待合で主菓子を食べていただき室内ルートで席入りしていただきました。交趾の食籠にて、菓子は北白川・山もとさんの練り切り「薄もみじ」。


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この日は満月(豆名月の十三夜の2日あと)だったので、月見の宴の趣向でしたが、この雨じゃ夜もお月様はおがめそうもありません。それでも心にそれぞれの月を思い描いてくださればさいわい。


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掛物は「明歴々露堂々」。もちろん禅語なので深い意味があるのですが、一点の曇りもない明々とした満月のイメージで。香合は表千家惺斎好みの「歌書香合」。笙や篠笛、鼓の蒔絵で月を愛でつつ管絃楽をもよおす殿上人になったつもりで(^_^;


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床柱に満月、、、、ならぬ環状の花入。花は白藤袴、ニシキギ、我が家の(斑のはいらない、、、元)矢筈ススキ。


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茶入は多分お稽古用のものだったと思われる瀬戸の肩衝。ただし母方の親戚のおばさんから母へ、そして私へ渡ってきた物なのでそれなりにfamily historyがあって愛着のあるもの。


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薄茶のお菓子は亀屋良永(御池煎餅のとこね)の「山づと」。これを入れる菓子器に箕(み)を探したのですが思うような物に巡り会えず菊割盆になってしまった。
薄茶の茶碗は、名残の季節だっ!とばかりに自分で(超へたくそに)金繕いした茶碗を(^_^;)

お茶をたっぷり召し上がっていただいた後は待合の座敷にもどって三友居さんの竹籠弁当をそろっていただく。


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汁だけは作ってみました。中味はモチロン満月にみたてたサツマイモですの〜。

ここからが今回のミニ茶事の真骨頂、みなさん茶の道にそれぞれ一家言をお持ちの方ばかりですので、時を忘れて茶道談義。時々横道にそれつつもおおいに盛り上がったのでありました。あ〜、ようしゃべった。楽しかった。すっきりした。前段の軽い緊張、後段の楽しさ、こういう茶事もいいなと思いました。





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● COMMENT ●

お茶で月なんて 風流やなあ〜!

雨で残念でしたね。

ところで茶入れが親戚からやって来られたとか そういうのが私は好きです。
時代を超えて 縁のある方の手にしたぬくもりが伝わってきますよね。いいなあ。

ご準備は大変でしょうが、お話がはずんで楽しそうなお茶会でしたね。水門の石まで洗って、お客様にはその心がきっとしっかり伝わったことと思います。私の今年の課題は、灰形と茶花だったのですが全然手つかずで終わりそうです。でも焦らずに、できることをコツコツといくしかないなあと思う此の頃です。

ひいらぎ様

実は雨だと水打ちや露地草履の準備などをしなくていいので、亭主的には楽でいいのですが、でもせっかく掃除した露地は見て欲しかったなあ〜。

私たちのお茶では、背伸びした物ではなくて、語れる道具がいいですね。

そらいろつばめ様

水門の掃除は亭主の自己満足かも〜(^_^; でも掃除しきった!という達成感はすがすがしいですね!
灰型はきりがありません。お客さまに見せないといけないと切羽詰まる修羅場をくぐればくぐるほど上達するのかもしれませんね〜。それにしても茶事はいろんなパターンが楽しめる饗応舞台装置だと思いました・

しヶるさん、こんにちは

すっかり、茶人ですね~

心の鍛錬に、ぬかりなし^^v

高兄様

なにをおっしゃいます。
ぬかりだらけです。それをひとつでも減らそうと、日々修練中。
茶人というのはおこがましい。
なんだかんだといって、やはり人生の第一義は仕事だもの。それがうまくいってこその茶の湯だなあ。


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