水の貴船2022 - 2022.06.14 Tue
毎年6月になると貴船に行く。
昨年は、数年前の台風被害で叡電は市原までしか行かず、そこから先は歩いてバスの振り替えで、、、と貴船は結構遠かった。今年はようやく復旧なった叡電に乗って、緑のトンネルも楽しめる。
久々の貴船口駅、ここからまたバスで貴船神社まで。
貴船神社周辺に着くと気温は数度下がる。そして湿度はうなぎ登り。
過飽和の水がこらえきれずにとうとう雨がふりだした。(下界は晴れていたものだから傘がない)
緑と高い湿度の貴船神社
お祀りされているのも高龗神(たかおかのかみ)、水の神様である。この地にかつて黄色い船(黄船=貴船)にのって玉依姫様が降り立った、、、そんな京都の奥座敷。
お参りした後であふれるばかりの御神水を頂戴する。
冷たく清冽な水は是非茶席に使いたいもの。
水に浮かべると文字が浮き出る水占みくじもあるよ。
細かい雨はぬれても平気、また緑の一段と美しいこと
ここから鞍馬寺へつらなる木の根道もある。(学生時代よく歩いた)
神社の境内で昭和11年に奉納された能の演目を書いた額を発見。三輪、通小町、小原御幸、鉄輪、それからご当地鞍馬天狗、いずれも有名な演目ばかり、かつてはどこの神社でも演能されていたのだな。
門の入り口に桂の葉。
御神水を容器4本につめこんでリュックを背負う。(あやしい行商人っぽく(^_^;)これは今度の茶事に使う。
ここらには早くもでている川床が点在する。京都の奥座敷なので川床(かわどこ)、つまり床の間なのだ。ちなみに鴨川の川床はかわゆか、というらしい。
去年も満開のユキノシタを楽しんだっけ。水を好む植物なのだ。
ランチのため一軒に入る。あ、、去年も来たとこだ。なぜか同じ店に。
食事をするそばに清流が音を立てて流れる。もっと暑きときには靴下を脱いで足を遊ばせるのだが、雨だし、ちょっとまだ肌寒い。
鮎の塩焼きもいただく。
天井は葦簀が敷いてあるが、時折ぽたっと雨の滴がおちてくる。あはは、、ちょっと早かったかな〜寒いわ〜。そういえばここに来るのはほとんど6月、水=雨〜の連想で。
できればこんどは秋の紅葉のころにもきたいな〜と思うのであった。
店の中には鞍馬の火祭の松明のミニチュアがあり、ご主人曰く、今年は火祭りあります、とのこと。久々に行ってみようかな。コロナ以前より人は少ないかな。

リュックに背負って持って帰った御神水(*^_^*)
町に帰ったら空がからっと晴れててびっくり。
もとめた水占をいれる袋の模様が、なんとなく波?水紋?と思っていたが、よく見ると「きふね」の文字なのね〜。
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