松尾大社(縮小八朔祭)〜猫に癒やされる梅宮大社 - 2022.09.10 Sat
嵐山の南というか奥嵯峨というか、四条通をまっすぐ桂川も越えて西へ行くと突き当たるのが松尾大社である。嵯峨野の山の懐にいだかれているような朱の鳥居。

9月の頭に八朔祭がおこなわれ、けっこうにぎやかなイベントも恒例ならあるのだが、今年は縮小ながら露店もでるとのことで、お参りに。
それなりににぎやかな、、、といっても例年に比べるとさびしい参道。
八朔祭なので、たくさんの提灯の献灯がかかっていて、宵にはさぞ美しいだろうなあと思われる。
奥にちらっと見える見事な檜皮葺の本殿は室町時代の建築で、重要文化財である。
ご神体はこの緑豊かな松尾山といわれるが、一応主祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)である。この地に定住した渡来一族の秦氏が8世紀初頭建てたという古事記にも記録のある由緒ただしい古い神社なのだ。
これを見て日本酒の名前の勉強をする、、、と、松尾大社といえばやっぱりお酒の神様なのだ(*^_^*)お酒の神様になったのは時代は下るらしいが、秦氏は酒造技術にも長けていたというから、そのあたりの関連だろうか。全国の醸造会社からの献灯がずらっと並ぶ様は壮観である。(ここではお酒は飲めませんが、、、(^_^;)
そして下鴨神社、上賀茂神社と同じフタバアオイが社紋なのだ。上代では渡来人として賀茂氏と秦氏が二大勢力であったという。そして丹塗りの矢とか似たような伝説をもち、両神様の婚姻関係説とか、なにかと関係の深い二種族なので同じフタバアオイを使うのもなんとなく納得できるのだが。(ちなみにこちらにも御手洗団子のお店がある)
それでもここのフタバアオイの花は勢いが良いね〜。ほんものの花は葉っぱの影にうつむいてひっそり咲くのだが。
ほんとうはここの舞殿でおこなわれる嵯峨野六斎が見たかったのだが、恒例はもっと遅い時間なので油断してた、16時開始だ、スケジュール管理ミスって断念。
これこれ!
これぞ松尾式?おみくじ結び!どんないわれがあるのか知らないが、一目見て「茶筅や!」と叫んでしまうやつ。
手水のところは風鈴祭り、なかなかにぎやか。
手をあわせて祈るのはもちろん「またこの1年、美味しいお酒が楽しめますように」だ。とりあえず健康でいないとお酒も楽しめない。
松尾大社から車で5分くらいに梅宮大社があるので、ここで猫に癒やされようと寄って見る。こちらの六斎は3年前に拝見した。梅の季節の神苑の美しさもさることながら、ここは猫の神社として有名で、岩合さんのTV番組にもでたことがある。
そしてここもやはりお酒の神様なのだ。祭神はよく似た名前だが 大山祇神(おおやまつみのかみ)別名酒解神(さけときのかみ)。だから酒樽がいっぱい❤️
社務所の窓口にまず一匹。びくともせず爆睡中。
続いてなでろ、と寄ってきた白ちゃん、なでているとおおあくび。癒やされる〜。(愛猫を亡くしてこのかた猫成分が欠如しているので)
そこへ黒ちゃん登場、貫禄でこちらを一顧だにせず通り過ぎ。
ほかにも社務所の横のベンチで長時間ぼ〜っとしてはった(失礼!)参拝客さんに寄り添うように毛繕いをしていたほぼ白一部茶色の猫さん。飼い猫もあればノラちゃんもいるそうだ。猫ちぐらも完備の神社、好き(*^_^*)
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