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2017-08

植物園大茶会2013〜心のひとつがね - 2013.11.05 Tue

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ロンドン近郊、コッツウォルズの森に来ています。


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バードウォッチング中です。


、、、、うそです(^◇^;) ここは京都府立植物園。市中の森とはここのことだわ。



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今年で3回目になる北野大茶会ならぬ植物園大茶会(植物園お茶といけばなの祭典)です。

天正15年、秀吉がおこなった北野大茶会は「都鄙貴賤貧富の別なく,数寄者であればだれでも,手持ちの道具を持参し参加せよ。茶のない者はこがしでもよい。」とよびかけましたが、植物園大茶会も数寄者ならだれでも参加できるのです。

今年もたくさんのお茶のブースがでています。


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毎年おじゃましているランディ先生のお席。お弟子さんであるぽんさんのお友達、というだけで握手してもらったわ。ぽんさんありがと\(^O^)/


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今年もお菓子は欧米人でも好みそうな(欧米人はとにかく小豆キライが多いみたい)洋菓子系。でもお茶にもあうのはさすがランディ先生作。


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さすがここにも布袋さん!(ランディ先生のカフェは「らん布袋」布袋グッズのコレクションであふれています)


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唐突に鴨川で野点をする、、、という謎の茶の湯集団・鴨ん会さんは今年はパワーアップして4人のお茶人さんのラインナップ。

鴨・その1 釜のかわりにポットなのね〜。昨年の「待庵もびっくり!」からさらに進化してる!

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鴨・その2 こちらはアルコールランプだし。敷物もなんだかわからんがヒガシマルだし。この風炉先すてきやわ〜。


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鴨・その3と4 二人のお茶人さんが交代で。ならべてある井戸茶碗(ひとりのご亭主作!)から好きなのを選んでいただけます。


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ご自作の大井戸もびっくりでしたが、この分福茶釜の水指にやられました。一体何リットル水がはいるんやろ???


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ご亭主が作ってもらうのに苦労されたというお菓子、秋色で目にも舌にもおいしゅうございました。


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こちらでは中学生のお茶人さんたちが一生懸命立礼棚を設営中。がんばれ〜!


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こちら本格派、石州流大口派のみなさま。大徳寺芳春院でお稽古されているそうです。瓶掛けですね。遠目ながら茶箱か盆略?


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お茶がとってもおいしい!と思ったのは煎茶の東仙流のほうじ茶!目の前で涼炉でお茶を焙じ、焙じたてをちょうだいします。


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焙じたてのほうじ茶は別次元のおいしさでした。そういえば東仙流はせんだって萬福寺月見煎茶会で見事な蓮の花をお茶の中にさかせてくれたところでしたね。


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さて、雰囲気はがらっとかわって紅茶や世界のお茶が飲めるブースばかりの洋風庭園ゾーン。


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秋バラも美しく。

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お目当てはご近所の好日居さん。いつもながらこんな狭い空間にすてきな室礼をしておられる。まねしたいな〜といつも思いつつなかなかセンスがおよばなくて。


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本日の中国茶、いえ、タイのお茶でした!蜜香烏龍茶。ほんとうに蜜のように甘く、すがすがしい香り。タイでもこんなおいしいお茶が作られているなんて恥ずかしながらしりませんでしたわ。


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さまざまなお茶を堪能してまた森をぬけて帰路につきます。


帰りつつ不肖わたくし考えた。

先日の徳川茶会では東山御物をはじめすごいお道具が次々でてきた。それも感動モノならこの日のありあわせの見立て道具でのお茶も感動モノだったのはなぜだろう。
書院の茶も草庵の茶も対極にありながらいずれにも惹かれる。思うにそこに共通する自分の思いは「美しい物への憧れ」。多くの人が認める美しさの大名物ももちろん美しい。でもゴミための中にだって美しいと感じる物を見つけることもある。こまめに手入れされ掃除された庭は美しい。きちんと礼ができてちゃんとした言葉遣いができる人は美しい。人に気配りできることも美しい。

そう軸足を決めれば、もうぶれることなく自分の茶の湯ができるような気がする。(気がするだけ〜)大名物は手に入る予定ナシ(^_^;だけど、箱書きのあるような道具も使えば、どこぞで拾った見立ての道具だって自由に使う。それが私の茶だ。
もしかしてもしかして(思い違いかもしれんが)尊敬する久松真一先生の「心のひとつがね」ってこういうことではないだろうか。ずっと意味がわからなかったのだが。その「ひとつがね」は人によって様々に異なるだろうけれど、私のひとつがねは「美しい物への憧れ」。、、、ということにしておこう。




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● COMMENT ●

思い出

真善美
それにつながる思い出をいかにお客様に残してもらえるか。
喜んでもらえるだけではつまらないですね。

しぇる様のブログを拝見し、ふとそんなことを考えました。

私もこの茶会に参席いたしました。今回が初めてです。
目指すは好日居さん 本当に美味しいお茶でしたね。口の中にふわ〜っと広がる香り。ワインのようでした。

そしてもう一カ所 鴨ん会さん 私はアルコールランプの席にいたしました。彼とはあれこれ話をして 自分で前日作られたサツマイモの茶巾絞り そして初めて食べた某デパートで行列のあられ?でした。
彼は「今の僕に精一杯できるものです」とおっしゃり 胸が熱くなりました。これらの道具はどうやって彼の元にやってきたかを伺いました。彼が今後 どう花開くか 見守りたい母の気分でした。

ランディー先生の席ではメープルの入ったクッキーをいただきました。雨がポツポツ降り始め 後ろ髪を引かれるおもいで 来年また 伺いたいと思いました。

しぇる様は書かれたように 自分のお茶を探りながら 作っていけばいいのだと思いました。

しぇる様のお茶も素晴らしいです!

午前中

雨の前に行かれたのですね。
モタモタしてたら雲行き怪しくなってきたので、あきらめました。
リフレッシュしたかったけど残念。

しぇるさまの心境は「随所作主 立所皆真」に通じるのでしょうか。
それにしても徳川茶会といい植物園茶会といい、何という行動力。素晴らしい!
アルコールランプは、ずっと前にイタリア パルマ郊外のイベントでポータブル畳を敷いてお茶を振舞った経験を思い出しました。日本文化に造詣の深いイタリア人が大勢で緊張しましたが、お茶とお菓子と伝えたい気持ちがあればお茶はできるものだと実感した貴重な経験でした。
私も今日は久しぶりに今から京都に行きます!

すごく楽しそうなお茶会ですね。
ユニークで、自由で、斬新!
これが、本当のお茶の楽しさなのかもしれませんね。
私もいつか、参加してみたいです。

N様

美しさは善であり真に近い、、、
さりとて自分で実践するとなると荷が重いですね〜。
感性の同じ客と分かち合いたいですが、合わない人もいるし〜、、、

ひいらぎ様

ありがとうございます。
この歳になると頭も心も固くなりがち、この日若いかたがたの熱い試みにたくさんの刺激をうけました。
う〜ん、もう30年若かったらな〜、、、(そのころは一番お茶とはなれていたけど)

夢風庵様

おさそいしようかと思ったのですが、これの前と後にタイトなスケジュールがあって、多分駆け足になると思ったので単独参加いたしました。来年もっとゆっくりご一緒しましょう!

そらいろつばめ様

そう!それです!
本文中には書きませんでしたが、これは「随所作主」に通じるなあと思っていました。
ご理解いただけてうれしいです。
久松先生の「心のひとつがね」の部分を読み返して、、、、う〜〜ん、やっぱり難しすぎてわからない、、、(^◇^;)

アルコールランプで、外国人相手にしても自分の茶ができれば、、、いいなあ。(できる、、、とはよう言い切らん)

ターコ様

おそらく日ごろは楽しいばかりじゃない修行を積まれている方々がここではじけた、、という感じですかね。客は純粋に楽しいですよ。多分来年もあると思うので文化の日前後要チェックです!

お会いしてたかも!

石洲流さん、東仙流さんとも同じお点前さんのお茶を頂きました。
お煎茶席では、私が真ん中の席から右の席に移ると、同じように左の席から真ん中の席に移った素敵な方がいらっしゃいました。お席の男性にいろいろ質問されて、写真も撮っておられました。
 きっとこのイベントにもしぇる様はいらしてるだろうなと思っていました。

みー様

やややっ!
素敵というところに難がありますが、そのシチュエーションは記憶がありますよ。
一瞬目があいましたよね。
時々よく出入りして記事にアップしている場所で、もしかして、、、、と声をかけられることがあります。挙動不審なのかも。
期待を裏切ってたらごめんなさ〜いf(^ー^;

残念ながら、今年も仕事でお手伝いに行かれず。
雨が降ってきて、あちこちがお終い支度をしてはったので、かえって雨が降ってからのほうが忙しかったそうです。

ぽん様

午後からはあいにくの雨でしたね。私は朝イチだったのでなんとか。
ランディ先生のとこで「ぽんさんいます?」って聞いただけなのに、丁重に扱っていただきました。
これもぽんさんの日ごろの行いのたまものかと。(*^^)v


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