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2017-09

手作り懐石の開炉の茶事 - 2013.11.07 Thu

はじめて手作り懐石料理の茶事に挑戦!

で、結果を先に言っておきます。

つ、、、疲れた、、、もう二度とせえへんわ、、、、へろへろ、、、、(@_@;)


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前日に錦市場とデパ地下をかけずりまわって材料調達。思っていたメニューの食材が手に入らなくて、変更を余儀なくされたものも。この段階ですでにやや消耗。


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夕食のあとに下ごしらえ開始。2時間以上びっちりかかった。日ごろの料理の手際も(^_^;、、、、なもので、、、
でも翌日は早起きしないといけないし、早くねよ。


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当日朝は早くから水屋のお手伝いにひいらぎさんが来てくれた。手作り懐石茶事のベテランさん。前日に9割くらいはこしらえていたのだけれど、この日は私、料理関係はな〜んにもせずにすんだくらい、盛りつけからなにからほとんどやっていただいた。(物によっては手直しまで^_^;)

なのになんで疲れてるん?って聞かないで。それなりに気は使ったのよ。


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ご挨拶のあとは今季初の初炭手前。(え?羽根の位置がちがう?、、、ほほほ、、、見なかったことに)家の小間は上がり台目なので台目の炭手前になります。道具を置く位置が少しずつちがう。五徳も真台子のときのようにまっすぐに据える。

軸は久松真一先生の「松老雲閑」。師匠黄檗のもとで修行した日々の心境を表した臨済義玄の言葉。(とてもそんな閑かなものではなく黄檗にしばかれまくってたらしいが^_^;)
この言葉から「雲閑席」というこの茶席の名をいただいた。開炉にふさわしいかな、と思って。


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さあ、いよいよ懐石スタート!飯の一文字も切っていただいてあとはお運び人形と化すわたくし。
汁の具はサツマイモ。向付は鯛の昆布〆+加減酢(柚子+かぼす+スダチでがんばって作ったのよ)

一献目が終わってお次は煮物椀だ。

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前日に蒸しておいた海老しんじょう。ホンシメジ、大根・人参(抜き型を有次で買っておいた)、オカヒジキ、柚子添え。ちょっとしんじょうが固かった。練りすぎたかな。かまぼこなみ。もっとふわっとさせたかったんだが。


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(この火入れは先日の徳川茶会の記念品、志野の茶碗。あまりにあったかそうな感じが火入れにもいいかな、、と)

焼物は天ぷら。その場で揚げるので写真をとる余裕がなかった(>_<) 以前、割烹緒方さんでいただいて感動的においしかった葡萄の天ぷらを再現してみた。+帆立の天ぷら。


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天ぷらの後は口をさわやかにするために柿なます。オカヒジキと柚子のすり下ろしをちらす。


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炊き合わせは蕪、ひりょうず(嵯峨野の森嘉さんの。大好きなの)とほうれん草。

(ガンバレ!懐石もあとちょっとだ)

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ちなみにこの日のお客さまは茶友ばかり4名様、失敗しても寛大なお心で許して下さる(はず)。猫好きのお正客さまのために猫の帯を締めた。


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小吸物の吸口はとんぶり。八寸は山の物・むかご+ぎんなん(前日これヒマラヤスギの葉に突き刺すの苦労した)、海の物・カラスミ+大根スライス(これはひいらぎさんのアイデア)。


あ、香物の写真も忘れた。たくあん、キュウリ浅漬け、柴漬け三点セット。

は〜、、懐石やっと終わった、、、もうお茶事はすんだようなもの、、、ぢゃなくて!本当のお茶はこれから、というのになんだか消耗してしまって、、、

すこしべちゃべちゃのご飯の一文字をつくりたくて、何日も前から土鍋やらテフロンの鍋やらでいろいろ火加減、水加減、時間、の実験をくりかえしたけれど、結局役に立たず(v_v) ひいらぎさんに土鍋で炊き直してもらったし。へこむわ〜。


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主菓子は愛用の北白川・山もとさんの特製亥の子餅。なにが特製かって、餡のなかにとろ〜りあまい柿のキューブが入っているのよ。これびっくりするくらいおいしかった。いつもほんとうに美味しいお菓子をありがとうございます。

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中立のあと、さあ!後座に向けて気を引き締めるぞ。
備前の花入(岡山の実家にころがっていたものをくすねてもらってきた)に椿と山芍薬の照葉。山芍薬は我が家の庭のもの。

濃茶はまあ、わりと上手く練れたのではないかと。途中ひいらぎさんが簾をするすると静かに巻き上げてくださって陰から陽の席へ転換する雰囲気は、亭主ながらとてドラマチックに感ずる。

後炭はやはり炉だと見せ場なので省略せずに。この日は胴炭がきれいに火箸で割れました(^○^)。


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続く最後の薄茶、干菓子は亀廣保さんの吹き寄せ。銀杏の中は餡になっていて手が込んでいる。ここの干菓子はほんとうにいいな。


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水屋のひいらぎさんにも入ってもらって、お薄をのんでいただく。話がはずむ。大きな釜なのに(お炭で釜を上げるとき、「よっ!」と声がでるくらい、、、)お湯が半分になるまで、何服も飲んでいただいた。


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躙り口からお見送りして、皆様がお帰りの後、後炭のおかげであまりに良いお湯がまだ沸いていたので自服す。

独座観念。ひとり反省会。

「疲れた〜〜〜」。

あまりに懐石への比重が大きかったので、道具組や点前がややおろそかになった感はいなめない。まだ懐石まで自作するキャパはないみたい。慣れれば大丈夫よと慰められるが、、、、当分はもうええわ〜。


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外回りをかたづける。すっかり暗くなった露地、躙り口から茶室を見る。この景色がとても好きだ。水屋で道具に湯通しをするひとときも好き。釜のお湯をあけたときの匂いも好きだし、炉に残る練り香のかすかな香りがまたいいなあ。しんどいけど、またやっちゃうんだろうなあ、茶事。

で、片付けは、、、、


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実は本日ただいま、まだ終わっておりません(^_^;


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● COMMENT ●

初めての懐石料理にしては立派な出来でしたよ!
誰でも終わってみると あれこれ反省点があります。

 それより今回 家に帰って水屋の私の役割表を見て 愕然!
私は自分の水屋としてしなければいけないことが あれこれ落ちてるやないか!
あ〜! これやったら亭主はゆっくり出来なかっただろうと反省しきり。ごめんなあ しぇるさん。

今回一番楽しみにしていたのは 濃茶のときにスクリーンを上げるお役目でした。
外で蓋置に柄杓を置く音に耳をさまし それがまるで演劇のようで ドキドキワクワクして待ちました。

スクリーンを巻き上げ終わった後は もうルンルンでした。

水屋は 例えば薄茶の水屋で でんと座って席中とのやり取りを判断し 必要なことをするのは何度かやったことがありますが 今回のようなフルコースの水屋は初めてやなあ。
もう少し亭主がどうしたいか伺っておけばよかったと反省しきり ですが茶事100回なので まあ100回やればできるようになるのだと 毎回次への課題と思っています。

お客様側は100パーセント楽しめたようですよ。それだけでも成功だと思います。
お疲れさまでした。

お久しぶりです。素敵なお茶事を拝見し、すごいなーと感激いたしております。徳川茶会に私も10月行かせていただきました。「心のひとつがね」、、、、。久松先生の御本が枕になってしまう私には難しすぎますが、しゃるさんのいろいろな「美しい物への憧れ」ってよくわかると、ついコメントいたしました。どうか次回のお茶事を、楽しみにしておりますので、頑張って、、、ってゆうかたのしんでくださいませ。苦しみも楽しみのうち?来年は私も植物園茶会に、参加させていただきたいです。またどこかでお会いできることを楽しみに。

おつかれさまでした

凄すぎて言葉になりませんでした。
私、お茶はしていないんですが…諸々の準備が大変であろう事は理解出来ます。
シェルさん、本当におつかれさまでした。
大きなイベントが終わるとほっとしますよね、私もそれだけはよぉ~く理解出来るかもです。
1年半掛けて仕掛けたプロジェクトを3日に終わらせたところなので(笑)
何をするにしても目指すも、必ず反省点が出てきますよね…
私も反省を次に活かしたいと思っているところです。
全く異なる分野のイベントですが、お互い頑張ってこれからも生きましょう!笑笑笑

しぇるさん、こんにちは

お疲れ様でございました

この一言しか、ありません^^

ひいらぎ様

当日はほんとうにありがとうございました。m(__)m
これ以上言いようがないほど手伝っていただいて、なんとか無事に初手作り懐石茶事終えることができました。
懐石がらみにはほとんど手をださずにすんだおかげで、点前に集中できました。、、、といってもあちこちミスしましたが(^_^; 
スダレ巻き上げも完璧でしたし、そんなことでよろこんでいただけてかえって恐縮。
でも、ちょっと当分の間は懐石自作はやめておきますわ。体力が続かん、、、、(仕事しながら休養とってます???)

koto様

お久しぶりです!
初めておめにかかったころは茶事はおろか茶会すら主催したことがない私でしたが、あれからだいぶん頑張りました。といっても楽しくてやっているだけなので、苦労した、というわけではありませんが。
それでも今回は疲れました。ひとりですらすらやっておられる方は実はすごいことをやっておられるんだな、と初めてわかりました。
久松先生の本はまた読み直さねばならん、と最近あらためて引っ張り出しています。先生の「茶道の哲学」を愛読している茶友さんが意外といるのがなんだかうれしい。
こちらこそ、またどこかでお目にかかりたいです。来年植物園茶会、いっしょにでます?\(^O^)/

くーちゃん様

くーちゃん様、大きな仕事してがんばってはりますね〜。私のはほんにささやかな茶事なので、比較の対象にされるのもおこがましいですわ f(^ー^;
家庭料理もいつも手抜き全開なのでこういうところで日ごろの不精進がばればれです。日々の生活是修行ですわ。ほんとうにお互いにがんばって生きましょう!∈^0^∋

高兄様

ありがとうございますm(_ _)m
ほんまに疲れました。
昨日は90分、マッサージうけましたがまだ回復しません(×_×)

しぇる様

私も最初の頃は後で マッサージに行っておりましたが 今では 翌日も遊びに出かけているのです。
やはりなれだと思います。

大切なお仕事もありますし まあしばらくは料理は京都ですから どこからでも取れますので そうされて
いつかまた自分でやってみようと思われたら なさればよいと思います。

また濃茶の折のスクリーンを巻き上げる役目はまたやりたいです。演劇みたいや!楽しかった!

ひいらぎ様

今日は足のマッサージでした〜。
明日は茶道検定だし、頭のマッサージもしなくてわ〜。
まあ、当分やめときます(^◇^;)

手作り茶事おめでとうございます。
とりあえずやってみて分かることがありますよね。
ぼくもぐずぐずせずに挑戦してみたくなりました。

relax様

ありがとうございます。
懐石は楽しみでもある反面、お茶の比重が軽くなる残念な面もあり、悩みますわ。

是非是非挑戦して下さい。日ごろお点前とか炭手前とかきっちり練習していないと、茶事でこんなにこまるんだ〜と、私は思い知りました。


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