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2024-02

秋夜の奈良旅〜春日大社〜興福寺北円堂 - 2022.11.25 Fri



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秋の夜長の奈良旅は、まず春日大社宝物殿の前から始まる。
春日の森は暗いが、ここの前だけ明るく若宮おん祭りでも使われる鼉太鼓が輝く。


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春日大社は、今年20年ぶりの御造替を終えて新しいお社に入られた若宮様を祝しての万燈会である。二ノ鳥居から続く参道の灯籠すべてに灯が入る。(11月の金曜、土曜のみ)


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しかしながら蝋燭の灯りはあまりに頼りなく薄暗い。足下あっぶな〜!な場面が何回も(^_^;


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春日大社の本殿ではたくさんの釣灯籠。ここにも観光客復活!で、押し合いへし合いで回廊を牛歩で進むしかない。


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灯籠には寄進者の名前や願文が書かれている。中には平安〜鎌倉期のものもあるそうだが、多くは室町〜江戸のもの。それでも古い。


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浮遊する灯火はどこか美しくも妖しい。


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本殿を通り抜け、今回の一番大きな目的の新しくなった若宮様のお社の、、、


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これ!瑠璃灯籠を見んがため。
オリジナルは藤原頼通が寄進したとされる(1038年)釣灯籠であるが、現存せず。現在奈良県の文化財指定を受けている一基は鎌倉時代の物と推定される。5年ほど前にそれを手本に5基再生し、重要な神事の時には本殿に4基、若宮さまに1基飾られる。鎌倉時代の絵巻にもこの瑠璃灯籠が釣られているのを描いたものがあるそうだ。


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思ったより暗い。(別の日に行った奈良友さんの写真ではもっと明るかったが)
径2㎜ほどの小さな小さなブルーのガラスビーズを糸に通して縦に連ねた物。すごく手間のかかったもので、当時としては貴重で贅沢なものであったと思われる。いや、それにしても美しい。夜のお参りに来た甲斐があるというもの。

一月前に、お砂持ち行事で、あそこの内境内に白砂を撒いた、というのは自慢だ(?)


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12月の春日若宮おん祭りで若宮様が御旅所に移られる道を辿って一の鳥居の方へ。
灯籠の灯りは頼りなく、足下はほぼ真っ暗である。この夜の闇があるから奈良の夜って好き。


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どんどんすすんで興福寺の方へ。


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一の鳥居が見えてきた。


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夜参りをされる方は小さな提灯をお持ちの人がけっこういらして、提灯の灯りが暗闇にふわふわ動いていくのもなにやらゆかしく幻想的な景色だ。


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さて、興福寺五重塔!いよいよしばらく、、もしかして最後になるかもしれない見納め。来年から長い修復調査に入り、見られなくなる。12歳の(修学旅行)私の心を奈良にがっちり引き寄せた夜の塔である。


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(礎石の上の影絵ライト)


めざすは北円堂の夜間拝観。ここはいつもは非公開でたまに公開されるが、夜間の公開は21年ぶりなんだそうだ。昼間は何回か来ているが私も夜は初めて。


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ここには運慶の無著・世親両菩薩に会いに来る。
インドの兄弟僧侶であるがまさに息をしているようなお姿で、しかもおふたりの表情は対照的、真ん中にご本尊の弥勒菩薩。

北円堂の諸仏は平家の南都焼き討ちの後、運慶一門により復興された仏様で、まさに「鎌倉殿の13人」の時代のものなのである。


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ただ、日の光の方が、灯火より陰影がよりはっきりと見えるのではないか、と思われた。静かな雰囲気は夜の方が良いが。


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参拝記念に切り絵の散華いただいた♪

時間の都合と、若干痛めている足首の都合でもうひとつライトアップしている元興寺には行けず。次はそこと若草山トワイライトバスに乗ろうかな。奈良は夜も好き❤️



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