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2017-06

下鴨・川口美術にて夕ざりの茶 - 2013.11.17 Sun

美しさを感じる嗜好は人それぞれだけれど、自分の好みの傾向はだいたいわかっている。

で、好みの美しさを求めて、出入りする場所もだいたい同じ傾向にある。するとやはり似たような嗜好を持っている人と出入りする場所がだいたいオーバーラップするので、なんだかどこかで見たような人にあちこちで出会うことになる。(^_^;

話しかけてみると、その人の知り合いが知り合いだったり、知り合いと知り合いが友人だったり、行きつけの店複数が実はネットワークでつながっているので同じような趣味の人が行きつけになっていたり、、、案外世間は狭い。
これを美しさの連鎖という、、、、というようなカッコイイ物ではなくて、芋づる式人間関係といふ。(たぶん、、)

下鴨神社の参道入り口にある川口美術もその芋づるにひっかかっているお気に入りの場所だ。主なおめあては李朝だが、市川孝さんを始め、やはり美のアンテナにひっかかる作家さんが多く個展をされている。


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開店されて20周年をこの11月にむかえられたので、小雨の降る夕方におじゃました。夕刻見るショーウィンドウの景色はまた一幅の絵のようだ。

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ちなみに別の日に訪れた明るいときの店の写真ものせておこう。

先だって20周年記念の案内をいただいたが、その中に一口に20年と言ってもいろいろご苦労があったことが偲ばれる文章もあったので、こうして同じ穴の狢が同好の志が集まるサロン的な場所へ発展されたことを心からお祝いしたい。(私は新参者なんだけどね)


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ここのディスプレーはそのまま切り取って家に持って帰りたいといつも思うほど大好き。その室礼に文字通り花をそえるのが紫竹の花屋みたてさん。20周年記念の絵はがきシリーズの花をすべて担当されたそうだ。いわゆる町の花屋さんとちがって山野草、茶花、といった渋いラインナップ。

実はみたてさんも私の芋づるの中にしっかりはいっている。この日もまたまたここで偶然にみたてさんの奥様に出会う。マンサク君(みたてさんちの赤子)はお留守番らしい。
こういう出会いはとてもうれしい。

そして私は、1年前からねらっていたブツをゲットした、ついに。
茶事に使えそうな、、、むふふふふ、、、(^艸^)♪
一時は展示からなくなって、もう売れてしまったのか、、と気落ちしていたのだが、「アレ売れたんですか?」と聞くと、しまってあるのでまた出しておきます、とのこと。再び邂逅したからには連れて帰らずにはおかれませぬ。


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そして芋づるのもうひとつうれしかったことは、川口美術の奥の庭、腰掛け待合いで謎の茶の湯集団・鴨ん会の中のヒト(以下K君とする)が野点をしてはって、初めてご挨拶できたこと。


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時刻は暗くなり始め、ちょうど夕ざりの茶事がはじまる刻限、手燭の灯りがなにより美しい時間帯。何回かK君のお点前は見ていたし、ネットでコンタクトは細々とあったものの、意識してのご対面は初めて。
彼の茶へかける熱い思いを拝聴す。息子くらいの年代のK君から、こちらが元気とやる気をもらう。私は歳ははるかに上でも、とても見本となる背中は見せられないが、分相応でがんばるわ。彼のこれからの時間が長いことが実にうらやましくもあり、頼もしくもあり。


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李朝時代の酒を醸すのに使われたという炉(?)で湯を沸かし、太っ腹な川口さんのお店の高麗茶碗を使って、手燭の灯りを楽しみつつ二服いただく。ここでもまたネットで細々とつながっていた芋づるさんたちの何人かと出会う。K君はどうも芋づるのなかの大きな親芋のひとつらしい。(^○^)

雨模様ながら、とても佳き宵となった。

   
     灯をかこみ 茶を喫しつつ 語らへば
                言葉はしみいる 雨の夕ざり


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● COMMENT ●

夕ざりですか。
こうやってお茶好きな方が自分のお茶やっているのは感動ですね。

かもん会さん 私も二度お目にかかりましたが 自分のお茶をされていていい感じです。

何だ かんだと言っても自分のお茶をすればいいし お客はそれを楽しめばいいと思います。

ひいらぎ様

京都市内だけで好みのものがそろっちゃう、、、京都ってやっぱりええとこやなあ。
夕ざりのころに出歩ける町だし。

 先日、下鴨神社に行った折、改めて「ここここ、しぇるさんのお気に入りは!」とショーウィンドウを覗かせてもらいました。私なんぞが入店するのははばかられますが・・・お花屋さんの「みたて」さん。一度行ってみたいと思います。

花咲おばさん様

間口が狭くてはじめはちょっとためらいますが、一度中へ入るととてもいごこちのよい空間です。見るだけのお客さんも歓迎だと思うので、いちどどうぞ。みたてさんはRICOさんの並びです。どうやったらこんなにセンス良く投げいれできるのかしら???と思うことうけあい。


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