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2024-03

利休と桃山茶陶にであう茶会〜根津美術館 - 2022.12.08 Thu

なんか毎週青山にいっているような気がするが、今回も気合い入ってる。


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東京で一番足繁く通っている大好きな根津美術館、ここでお世話になっているYさまとそのオトロシイお仲間さまが、釜を掛けられる。今年やっと参席させていただける。毎年お茶会はされていたが今年は特別の記念茶会、2日で120名ものお客さまと規模もスペシャルなら中身も超絶スペシャルであった。


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根津の紅葉は今がピークのようで美しく、某国の王室の方がおいでになっておられた。
ご存じのように根津の庭園には茶室がいくつも散在しているのだが、庭園を散策しながら一つ一つの席を訪ねて歩くのは実に贅沢の極みである。


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まずは美術館棟地下の講堂で、お席主の地元のお料理屋さんが出張で作ってくれる点心を。


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そこからいよいよ茶席巡りである。
濃茶(一樹庵)〜薄茶①(弘仁亭)〜薄茶②(斑鳩庵)と巡るのだが、、、


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もう私は途中で道具を記憶(記録)するのは諦めました!
もうどこの席も怒濤過ぎてすごすぎて、息つく暇も無く、記録記憶する気力喪失。(知り合いの茶会録をいつもきっちり書かれている方も途中でギブアップされたよし)


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濃茶と薄茶①(いずれもお茶事によせてもらったことのあるご亭主さま)席では利休・利休・利休、、、薄茶②はこの会の主催者様、ここはこれも大好物の桃山茶陶のオンパレード!


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まだ記憶する気力のあった濃茶席では利休の消息、さらに今回一番感激したところの利休ケラ判大棗。宗旦の添状付き。すっかり美しい蝋色になった棗の蓋裏にケラ判、底に原叟花押、これをお好きなだけ触ってください!と太っ腹すぎるご亭主。客は感涙にむせぶ。


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利休の釜師の与次郎釜ときて、利休の義理の息子・少庵の茶杓に孫の宗旦花押の瀬戸黒。ご亭主のお好きなのんこうの茶碗でなくて達磨型の赤楽の水指。これらは展覧で、実際のお点前にはなんとご亭主自ら写して焼かれた水指、瀬戸黒の茶碗、茶碗は底の宗旦花押までそっくりに写してあってびっくり!(ご亭主の本職は陶芸家なのである)


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この利休祭りの席のお菓子は、出張してきたお菓子屋さんが水屋で作っている作りたてのきんとん「埋み火」(雪餅の中に赤い餡+白小豆)とろとろに近い柔らかさでほっぺ落ちそう。濃茶も小間でお点前をしてくれて、美味しいお茶と思ったらやっぱり「天授」や〜\(^O^)/(丸久小山園で一番スペシャルな抹茶)


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薄茶①もいきなり床に若冲!の鶴と亀の二幅。若冲とは美術館でしか見られない物だと思っていたけど(゚Д゚)!
スミマセン、ここからはもう酔いしれてぼ〜っとして記憶がとんでおります。なんだかたくさんの楽歴代の楽茶碗がラインダンスしてたような、、、


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こちらのお菓子は小松市の行松旭松堂さんのもの。(時節柄パックされてますが)
今年の干支の寅から来年の兎に送る干菓子である。兎の煎餅には裏にちゃんとしっぽまでついていた(*^_^*)


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お席主は、表千家は主茶碗には楽をつかうのですけれど、今日はお好きな高麗で、と半使の茶碗を特別にだしていただいたお心使いに感謝!これがまた胸キュンものの茶碗でございました。
茶杓はなんと織部とな。利休にささげる利休発案の手桶水指、「始祖」の銘の花入れは本来達磨のことだが、茶の湯の始祖の利休にかけて。(すごすぎて若干記憶とんでるので間違ってたらゴメン)


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最後の席薄茶②は桃山茶陶をめでる席、この会の主催者さまである。「木守」というお菓子をのせた銘々皿が、あまりに素敵に漆で繕いされた志野(織部やったかな〜??)の小皿、もちろん桃山時代のもの。黄瀬戸の大皿あれば茶碗シリーズも桃山茶陶ブラザーズ。
一番素敵だと思ったのが志野の薄茶器である。おそらく火入れか、筒向こうとして作られたであろう四角い志野に真塗りの蓋をだれかが誂えたもの。根津美術館の二階には茶事の道具が季節によって替えて展示されているのだが、そこで向付として見たことあるような見事な桃山の志野であった。
床は堂々の清巌宗渭一行、茶杓はお席主の地元、美濃出身の武将で利休七哲の一人・牧村兵部。そうそう、最近マイブームの天啓赤絵の火入れも忘れずに。



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(4色そろった根津のチケット、、、集めたからってどうってことないけど、、(^_^;)


3席を終えて、今日は大師会だったかしら?光悦会だったかしら?と錯覚するような席ばかりでもう胸一杯で頭は沸騰しておりました。
コロナで延び延びになった企画で、ご準備の段階からほんとうにたいへんだったと思う。この日の為にお手伝いに入られたのも30名とか。それだけのスタッフと素晴らしい二席主を迎えての茶会を力業でなしとげられた力量と人脈ご人徳に驚く。また参席する機会をいただけて、感謝してもしきれない思いである。お疲れさまでした。(全然疲れていないでもう次のところを飛び回っておられることを私は知っている、、、(^_^;)



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