笑?(癸)卯〜紫野で初点て会 - 2023.01.26 Thu

おなじみ紫野TT舎
昨年末、孫達がお世話になったM先生の教室の初点て会へ今年もかわらず行けることに感謝。
玄関に立派な立派なヒカゲノカズラ
何席もされるので、一席は四人というぜいたくさ。
すごいバイタリティと、お水屋のチームワークというか、これもM先生のご指導のたまもの。
来るたびに整備される露地はTT舎のD君の努力の結晶。苔もりっぱになじんできた。
おもたせのスパークリング獺祭に結んだリボンを髪に結んで(これができる若さがまぶしい)さっそく濃茶を練っていただく。
今年は大宗匠が百歳を迎えられる。その健康な長寿にあやかって、軸は大宗匠。
お客さんにお弟子さんがいて、指導をとばしながらも(^_^;楽しく和やかな雰囲気は、M先生の作り上げたお社中の雰囲気なのだね。
濃茶は久々に島台を見た!各服点てになってから、どこの初釜からも消えていたが、各服ながら拝見できてうれしい。
薩摩の茶入はM先生のご両親のふるさとゆかり、そういえば一緒に薩摩のお菓子、<けせん団子(肉桂の葉でくるんだ餅)>作ったのも懐かしいね。
知り合った10年ほど前から、いろんなお茶のシーンでご一緒させてもらった。TT舎のキッチンでみんなでQueen歌いながら(^_^;花びら餅も作ったっけ、、、と美味しい亀廣脇さんの花びら餅をいただきながら思い出す。(山椒がきいて、行者餅の味に似ていて美味しい)
薄茶では、M先生とこにお嫁にいった、私の母の茶碗がたくさん出てきて、この再会も楽しみのひとつ。うちで長いこと押し入れの中でお茶を引いていた茶碗が晴れの場に出て、うれしそうである。
それからお弟子さん達が費用をだしあって、M先生の為に買ってプレゼントした、という茶碗が朝日焼の豊斎さんもの。鹿の子で形は呉器に似て、正面に瓢、その中に「癸卯」と彫ってあるのだが、その「癸」が「笑」に見える。お弟子さん達はあえて一番「笑」に見える物をえらんだとか。なんとなればM先生のお名前には「笑」の字があるから。愛だなあ〜(*^_^*)
ガラス戸を通る光が暖かく時とともに変化して和やかな席。
教室をひらいて数年、少しずつお弟子さんも増えて、未だお若いけれど、今ではりっぱなお教室になった。人知れぬご苦労も多々あったと思うが、いつも「笑」を忘れず、前向きな姿勢はまぶしい。
薄器が手遊彩小棗というお正月のおもちゃの絵の蒔絵のかわいらしい棗、これも大宗匠のお好みだとは!
三友居さんの点心もいただいて、お雑煮もいただいて、もうお腹一杯である。
、、、と言いつつ、、、
初点て会のお開きのあと、ここに来たら素通りはできないでしょう、、の今宮神社参道のあぶり餅。
煙っているのはせっせとお餅をあぶっているから。体もいぶされてしばらく我が身も煙の匂いがした。
安定の美味さでである。
関西人はほんま白味噌の使い方がうまい。
本日は、ええ年してなんですが、若い頃の着物ひっぱりだして着た。
だって卯年だもの。
そうそう、初点て会の福引きも兎のおみくじ。
中吉でまあまあよろしいわ。
ほんま楽しいひととき、ありがとうございました(*^_^*)
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