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2024-04

修二会2023〜2月28日<参籠所入り〜湯屋〜大中臣の祓> - 2023.03.03 Fri

28日、翌日からいよいよ修二会本行が始まる前日、練行衆の方々は戒壇堂の別火坊をでて参籠宿所入りされる。以後満行まで結界の外にでることはない。


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練行衆が到着するまでに荷物を宿所に運び込み、空の箱を仏餉屋に運び入れる童子さん仲間さんたち。


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15時別火坊をでられたとおぼしき時間の少し前、今回参籠されないお坊さん、長老の方々が参籠宿所前に三々五々おいでになる。かれらを娑婆古練という。


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15時過ぎ、意外と早く参籠所にご到着


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練行衆は娑婆古練に黙礼して宿所入りをされる。


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無事入所を見届けて自坊にお帰りになられる方々、これだけの長老さんに一度にお目にかかれる機会はめったにない。長老さん方はかつて練行衆をつとめられた強者ばかりである。良い天気につい頬も緩む。


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16時過ぎからの湯屋での入浴のための準備が湯屋でおこなわれる。この井戸が使われるのは修二会の周辺の期間中だけである。


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湯屋の中


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童子さんが練行衆の食堂作法につかわれる飯盛の器を運んでおられる。


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この童子さんは中灯(ちゅうどう・練行衆の役職で主に書記)の童子さん、書記だから常に灯りを手元に、、という意味で灯明の紋がおしゃれ。


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この前注連縄撒きをされてた堂童子さんも正装の白い衣。これが満行近くなると煤で真っ黒になるのだ。


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湯屋の前に仲間(ちゅうげん)さんたちが湯帷子や手ぬぐいを持って待ち構える中、宿所の「お湯屋へござろう〜お湯屋へござろう〜!」の駆士の声が聞こえる。


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一斉に湯屋へ入浴に向かわれる練行衆たち。


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仲間から湯帷子など受け取って、四職は右の障子から、平衆は左の障子からはいるのだそうだ。(ここのところ10歳からお水取りにはまっているという方に教えていただいた)


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一人ぽつんと取り残される処世界さん。
これが今年のハイライト!
これは新入さんが居るときだけの作法で、「湯屋の場所がワカリマセン」で途方に暮れているというシーン(もちろんマネ)。前回の望月師の処世界入り以降だから3〜4年ぶりかな。(望月大仙さんは今年権処世界に昇進)


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今年の和上上司師のご長男、初の練行衆入りである。


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そこへ駈士が迎えに来て、、、

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無事湯屋へ先導されました、、、という小芝居(^_^;


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15分ほどの入浴終了し、手ぬぐいなどを仲間にわたして参籠所へお帰りになる。

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18時からの大中臣の祓に向けて待っていると湯屋の煙だしの窓から、夕日が差し込んできて美しかった。


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大中臣の祓松明到着


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待っている間に細殿の庇に松明の火除けのカバーを発見。こんなんこの時期しか見られないよ。


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松の木片に火をつけて、


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小綱が持ち、松明に火をつける。祓の間小綱さんはずっとこれを捧げ持つのである。


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「お祓いにござろう〜お祓いにござろう〜」の合図で和布袈裟(めげさ)をつけた練行衆が細殿の北側の壁に一列に蹲踞する。(この角度からは和上しか見えないが)


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祓えは咒師が行う。その間他の練行衆はずっと数珠をすり続ける。


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ここで大中臣祓詞を黙誦するがその前に和布袈裟を肩からはずす。これは大中臣祓詞が神道のものにより、ここで僧侶ながら神官の役目を担うからと言われる。


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黙誦なので声は聞こえない。
これにより翌日深夜より上堂する練行衆と、この場を修祓する。


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今年の咒師は上野師(娑婆古練に杖をついて出てこられた道善師の息子さんかな)





動画も是非。


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祓が終わると気づかないうちに日が少し暮れていた。ここで最後の結界が参籠所前に張られた。


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中天に半月。


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帰り道の裏参道からの夕焼けが息をのむほど美しい。
明日からの本行、無事満行されますように。


(そして深夜開白上堂にでかけるわたし、、、続く)


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