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2024-02

美吉野の山桜ははや〜吉野山2023 - 2023.04.08 Sat

3年目の吉野山
例年より1〜2週間早い開花と散り際にあわてて参上。

つくづく吉野山デビューがコロナの最中でよかったと思う。だって、今年の吉野山は特に中千本あたり国の内外を問わず人・人・人、、、、中にはマナー的にどうよ?と思う人もいて、多分こんな時に来たらもう二度と吉野へは来たいと思わなかったかもしれない。(桜に罪はないのよ、混雑してても花は美しいけれど、それを楽しむ心のもちようが、、、)

朝9時前に着いた近鉄吉野駅からバスで中千本、中千本からマイクロバスで奥千本までまずは一番奥まで行く。(このマイクロバスが3台しかなくて1時間待ち〜)



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終点の金峰神社から一番奥の西行庵のある場所へは、さらに急な坂、足場の悪い崖みたいな道を上らなければならないので、団体客はこないし、ここまで歩く人も多くはない。本来の静かな美吉野の桜を楽しむには奥千本がいい。(多少息はあがる)


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例年なら4月後半に満開になる奥千本も4月4日段階でもう七分咲き、この数日後に満開になるというあわただしさ。


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ああ、いいなこの景色。
ここには中千本あたりの混雑はない。

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杉などの木が伐採された斜面にあらたに植えられた桜の幼木もある。


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さて、人も少ないのでここで茶籠をとりだし、山桜を愛でながら一服。(下に敷いたクロスは先日有楽町の茶友さんの茶の湯展でもとめたもの。良い色やわ)


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そして西行さんにも一服奉る。
漂泊と桜をこよなく愛した歌詠み人へ。
(西行庵の中には西行さん人形がおいてある(^_^;)


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この山桜のグラデーション!
単一クローンのソメイヨシノでは表せないパステル感がある。ソメイヨシノも美しいが集団になると完璧な美人達がうわ〜っと押し寄せてくる感じでちょっとこわい。山桜のやさしい色が好き。
(茶友さんに聞いた話、美吉野を愛した小林秀雄はソメイヨシノは桜ではない!とまで言い切ったそうな。)


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かくの如くたたなづく緑の山々の中にある絶景。
ソメイヨシノが一般的にたくさん植えられるようになったのは昭和かららしいから(作られたのは幕末)、それまでの古典文学に歌われる桜はすべて山桜。
開花と葉が出るのが同時の種類も多い。木の個体差も多々ある。



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木の切り株に腰掛けて、さかんに鳴く鶯の声を楽しむ。ここらはほんまに鶯多い。


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吉野山は、修験道の最大最高の修行地である大峯山山上ヶ岳奥駈道の入り口にあたるので、修験道がらみのものも見られる。金峰神社前の休憩所には役行者の木像も。

さて、あとはどんどん山を下りて上千本〜中千本へとくだる。全行程登るのはかなりしんどいので、奥千本から下る一方にしたが、下り坂もけっこうきつい。


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忘れてならないのが上千本の水分神社(みくまりじんじゃ)
ここのしだれ桜を見ずして帰るべからず。


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慶長年間(桃山)に再建された古い社の檜皮葺の屋根にこぼれかかる枝垂れ桜。


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前から眺め


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下から眺め


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また脇から眺める。


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この桜に一昨年初めて出会えてよかったと思う。
その時はここはほんとうに静かで他に人が数人しかいなくて、その美しさに思わず息をのんだ。


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残念ながら今年はすごい人混みで人が写りこまない写真をとるのに一苦労。混雑の中ではあの感動はもう味わえないだろうなあ。(お泊まりで早朝という手はある)


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上千本から中千本へ


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ますます美しいグラデーション。ここらはすでに散りに入っていて、桜吹雪をなんども浴びた。


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左手にはるか金峯山寺がみえる。あそこまで歩くのだ。


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この景色を見ながら昼飯にしよう。


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一昨年、コロナでほとんど客がこなくて夕方に売れ残ったお弁当をかこっていたおじいさん。昨年は少し賑わいを取り戻して、素朴なお弁当をいただいた。今年は大賑わいでよかった。


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中でいただくと目の前にこんな景色、、、あら、かなり散っちゃってるわね(^_^;


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賑わいすぎて昼少しまわっただけなのに弁当売り切れ、キツネ寿司4個でお腹をなだめる。

そして中千本、道の両脇に店がつらなり、一番混雑するエリアだ。よってここで見るのは、、、


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吉水神社の前の「一目千本」の景色だけ。


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おお!さすがに美しい!(よってスマホ、カメラを持った人でごったがえす、、、)


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しかし、吉野のこんな山深い中、上古は大海人皇子、中古は南朝の後醍醐天皇、よく来られたものだなあ、と感慨にふける。いまでこそ近鉄でホイホイ都(京都)から日帰りでくることができるが。



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もう一つのミッションが毎年行っているもともと葛菓子工房だったTSUJIMURA & cafe kitonでスイーツを食べること。2年前は待ち時間なしだったが、さすがに今年は、、、(^_^;
でも葛餅の入ったイチゴパルフェ、美味しくいただきました。


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最後に金峯山寺蔵王堂へお参り。
あら〜ここも境内の桜、すでに散っている、なんという早さ!今年は。


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青い憤怒の蔵王権現三体を間近に拝む。
2年前は一泊したので早朝の勤行にもいけたねえ。あの朝日にてらされた山桜を思い出す。

   敷島の大和こころを人ととはば 朝日ににほふ山桜花  (本居宣長)

これにて帰路につく。
ありがとう美吉野の山桜、今年も来られてよかった。来年もきっと。







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