銀月サロン〜桜茶会2023 - 2023.04.15 Sat
北白川疏水畔の銀月アパートメント
ここでの銀月サロン・桜茶会は2年ぶりだ。(コロナで中止)

大覚寺舟遊び茶会が終わるまで、気持ちのゆとりがなかったので、最終日になんとか滑り込んだが、アパートメントの前の桜はほとんど葉桜。
それでもなんとか部屋の中をほんのり桜色に染めるだけの花はがんばってくれていた。花が盛りの頃のこの部屋は、ほんとうに桜色になってそれは美しい空間になるのだ。
テーブルには水に浮かべた桜の花と葉。
本日のウェルカムティーは銀月ジャスミンスパークリング
上質のジャスミンティーを濃く入れて炭酸水と冷やす。ボトルにいれるとおしゃれだ。
プチプチ泡がはじけてジャスミンティーの香りもはじける。グラスも桜色
本日お茶と楽しむドルチェは、大好きな棗のお菓子(ドライ+フライ)と、台南の玉井(Yujing)ドライ芒果(マンゴー)。玉井はマンゴーの名産地で今が旬、フレッシュなマンゴーをドライにすると甘みがぎゅっと濃縮されて、かめばかむほど美味しい。
菓子をつまみながら次なるお茶、台湾峨眉・東方美人茶を。一煎目、金色の色が美しい。(中国にも四川省に峨眉山の地名はあるが、台湾とは別、蛾眉郷)
ここで蛾眉に定住した客家(はっか)の話を聞く。古くは中原(黄河流域)にルーツを持つ客家(原則漢民族)は独自の言語を持ち、戦乱などを避けて南下、定住をくりかえし、その南東の果てが台湾の蛾眉あたりなのだそうだ。
東方美人茶はウンカに茶葉を噛ませることで有名なお茶だ。とにかく香りがすざまじくいい。
先日NHKの番組で見たが植物が虫などの攻撃をうけると、特殊撮影で何かの物質がその場所にうわ〜っと集まってくる映像を見た。多分東方美人のうまみもそうなんだろう。
次のお茶は台湾、文山包種
烏龍茶の中で一番発酵度の低いお茶で、日本の緑茶に近い。
茶葉はどことなく煎茶っぽいし、入れた茶の色もほとんど緑茶煎茶なので、ついそのつもりで飲むと衝撃が走る。全然別物なのだ。まさに烏龍茶、ちょっと発酵がはいるだけでどうしてこんなに違うのか不思議〜。
客同士でお互いに何煎もいれあいっこしている間にお待ちかね、点心登場。
ドライトマトを使ったシュウマイがもう美味しいのなんの。ドライトマト、自分で作ろうと心に決める。あとワカメと新タマネギと塩だけで味付けした粥がまた美味しくて。新タマの甘みがくせになる。(すぐ家でまねしてみた)
最後のお茶はこれも台湾凍頂烏龍茶
これはもう、安定の香りと美味しさ、そして杯の残り香がうっとりさせる。
これにあわせるお菓子がイチゴパウンドケーキ
大阪天満のPâtisserie Ravi,e relierので、この日最終日だったので、残りの一本全部をいただく、というラッキーな日であった。
お茶はコロナ前のがまだ残っていて、只今熟成中?なので、お土産は迷わず大好きな棗のお菓子を買って帰る。
桜がちょっと寂しいから、2年前の桜の銀月サロンの画像貼っておくね。
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