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2024-02

皐待つ花橘の、、、初風炉茶事 - 2023.05.17 Wed

葵祭を控えた皐月の初風炉茶事


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斎王代が持つ檜扇と、随身の垂纓冠(香合)にフタバアオイ。
本当は桂の枝にフタバアオイをからませるのだが、桂の枝が手に入らぬ。

ちなみにこの檜扇の飾り造花(緑色の)は高倉流、梅と松と橘だから(山科流は橘がない)


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待合には今年も葉菖蒲と蓬の端午の節句室礼にて


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本日のお客様は数寄の道のご先達の方々
緑陰の露地には青梅の実もなる。
(そして毎朝の常緑樹の落葉拾いに労力をすいとられる私、、、)


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 武蔵鐙 さすがにかけて頼むには 問はぬもつらし 問ふもうるさし

葵祭に先立つ賀茂の競べ馬と、「伊勢物語」の武蔵鐙にかけて芍薬をいれたのは、、、



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先立つこと、この日のお客様にこんな素敵な前礼状をたまわったからなのである。
こんな絵が描ける才があればなあ、、、

  武蔵鐙 君に給ひし芍薬の絵をうつつにも 活けにけるかな


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風炉の点前のリハビリができぬまま突入、炭手前では初掃きをわすれるとかちょっとどうかしてたわ(^_^; それにしても風炉の炭のたよりないこと、胴炭がまるぎっちょにしか見えない、、


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今回しんじょうに鯛の唐揚げを入れたのは、庸軒の消息を巡るテーマにて、その消息に「新鮮な鯛をありがとう」との一行があるから。これが庸軒が弟子の十文字屋からもらったところの鯛ですよ〜、、とかなんとか(^_^; 庸軒さんと、ここ岡崎は深い縁がある。道の向こうには淀看席を有する西翁院もあるしね。



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焼物の牛肉たたきと強肴シリーズ、ちょっとメニューがマンネリ化。


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酒屋さんのお客様からすぐに売り切れるという人気のお酒を頂戴し、さっそくそれをお持たせで差し上げたほか、先日の伊根行きでゲットした伊根満開、これはもちろんガラスの酒器でしょう。


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今回もみのり菓子さんの良いお仕事
銘を「橘襲(たちばなかさね)」

 皐待つ 花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする

古今集の和歌であり、また「伊勢物語」でも語られる歌である。中の餡が柑橘系で絶品!(今までのお菓子も美味しかったが、これはその上を行く!)


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さすがに5月ともなると中立でも十分昼の明るさ、手燭や膳燭が使えないのがちょっとくちおしい。

濃茶の茶杓には庸軒に深い関わりのある人のものを。
それをすぐに、ああ、と膝を打ってわかってくださる本日のお客様のありがたさよ。
それだれ?と言われては立つ瀬がないが、ちょっとマニアックすぎかしら、、、(^_^;


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薄茶の干菓子は亀廣保さんの

  唐衣 きつつなれにし妻しあらば はるばる来ぬる旅をしぞ 思ふ

これも「伊勢物語」より。それと、、、


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薄器の意匠、杜若と水紋が同じなので。


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それから葵祭に思いを馳せて下鴨神社でいただいたフタバアオイの麩の焼

ちなみに今日のお水も下鴨さんでいただいた。


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時々流儀のお茶を離れて、数寄の森に迷い込んでしまうのは、本日のお正客様のせい、、、いや、お導きあったからかなあ。それに輪をかけたようなご連客様、本日はありがとうございました。

お見送りの後に茶室にともした灯火 お開きになってもまだ薄明るく、露地の蝋燭がいらなかったので、せめてこんな形で。



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