under45に乱入?〜松若会茶会〜大徳寺玉林院 - 2023.05.27 Sat

大徳寺の竹林
本日は塔頭の玉林院(月釜で有名)での茶会へお招き。
松若会という茶の湯グループは、亭主も客もunder45という縛りがあるらしい。45の線引きの根拠はなんだろうなあ、、と考えつつ45をはるかにオーバーしている私がなぜよんでもらえたか?
会のメンバーが日頃お世話になっている方々をそれぞれ最後の特別席にご招待、ということらしく、なぜかまぎれこませてもらえた〜。わ〜い。
メンバーも何人か知っているし。
孫の先生のMさんや、朝日焼さんや、美簾堂さんや、、、
今回は2回目の茶会とかで、毎回亭主はメンバーのなかで交替で選ばれているみたい。3席あって、under45の正規のお客さんは2席+1席見学、らしいが、オーバー45組はそれぞれ招待してくれた亭主の席に。今回若手も若手、ピチピチかつ新婚さんのNちゃんによんでもらった。
Nちゃんの茶席は東檀那席、方丈庭園を開放的にみられる座敷を使って、である。
お菓子は塩芳軒特注、黒いお盆にこの菅笠と茜襷の有平糖が並んでいて、ほんとに茶畑の茶摘みの風景みたいだった。(画像がないのが残念)ちなみに写真は打ち物の菅笠。
庭園を眺めながらの亭主席、これはお点前も楽しそう。
茶箱の卯の花点てにて。茶箱が素敵な誂え品で、花頭窓を模した蓋を開けると、箱の横に見えていた下弦の月が満月になるという趣向、すてきだわ〜。
振り出しは朝日焼の月白釉のユニークなカワイイ形、お茶碗も若い彼女が気に入ってひとつひとつ集めた物。そして茶会デビューまもないご主人が半東さんに♡
軸が二羽の雀が松の枝によりそう絵で、お仲間にご結婚祝に贈られたものとか。彼女のSNSのHNにスズメがはいるので、なんだかとってもほほえましい。
お点前しながらもうお茶が楽しくって楽しくってしょうがないって感じの亭主、こちらまで楽しくなるよ。若いっていいな〜、うらやましいなあ〜。それだけで美しい。
「風姿花伝」の<時分の花>という言葉があるが、若さはそれだけで美しく、人を魅了する。しかしその時に真の花を咲かせるべく精進しなければ、、、云々だが、時分の花は時分の花の時を謳歌すればよい(と、老い木は思うのである)。
とはいえ彼女は茶道界ではサラブレッドと言って良いので基本はしっかりしているし、所作、段取り、気働きはお見事。
それにしても、よいお仲間をつくり、集ってお茶を楽しむ若い茶人達のなんとすばらしいことよ。この若さがこれからさらにどう発展成長していくのか、見られるところまで拝見したいなあ、、と切に願う。
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