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2024-02

聖地・南山城〜奈良国立博物館 - 2023.08.07 Mon



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7月は祇園祭とソウル旅でばたばたしていたので、なかなか奈良へ行けず、久々に奈良成分の補給に出かける。鹿も暑そうで木陰に作る鹿溜まり。


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お目当ては奈良国立博物館の「聖地・南山城〜奈良と京都を結ぶ祈りの至宝」
浄瑠璃寺国宝九体阿弥陀修理完成記念とやら。

南山城の仏たちについては9年前、京都の国博でも展示があったのだよね。その後にとっとと南山城まで出かけて岩船寺とか浄瑠璃寺とか行きました!なので懐かしい、、、と言いたいところだが、ほとんど忘れてて、どれも新鮮な展示(^_^;

浄瑠璃寺、岩船寺あたりは有名だが、あと蟹満寺とか海住山寺、禅定寺、、、とかは行ってないなあ。そうそう、忘れちゃならない笠置寺!修二会の実忠和尚が迷い込んで兜率天を見たという龍穴も見に行かなくては!



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仏教伝来後すぐに渡来系の人々によって造られた高麗寺(こまでら・すでに廃寺)は日本最古級の寺院で、南山城にあった。その軒丸瓦が先日ソウルの博物館で見た新羅の瓦とそっくりで(当たり前だが)、大陸からの文化の流れを実感する。
ちなみに聖武天皇が四年間だけ置いた都・恭仁京(8世紀半ば)もこの南山城にあった。

木津川市加茂町にあった燈明寺は廃寺になった後、その三重塔や本堂がなんと横浜の三渓園に移築されているあれ、と知ってびっくり。仏像は現在は個人の仏教美術財団が所蔵しているが、この中の十一面観音立像(鎌倉時代)が本日の仏様の中で一番イケメンであったわ。しかもリアルイケメン、生きているが如きお顔なのだ。

浄瑠璃寺の薬師如来像の随侍であった十二神将立像(鎌倉時代)(十二支神)は半分ずつ東京国博と静嘉堂文庫美術館、いずれも東京で所蔵されていて、全部が薬師如来のもと、一堂に会するのは140年ぶりなんだって。(どれも戦う気まんまんのかっこいい神将たちだが、私の干支のだけなんだか気ぬいてないか?な感じ(^_^;)
この薬師如来も毎月8日しかも晴天の日しか公開されない(特別拝観の時期もあるが短い)普通は拝観がむつかしい仏様なのだ。



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(ミュージアムショップのこのキャラは大好きな伽藍神・走り大黒とも。サボっている修行僧を追いかけてどつきまわすらしい)

国宝浄瑠璃寺九体阿弥陀座像は二体がおでまし。9年前にも見たはずなんだが、自分のブログにも建物(唯一現存する九体阿弥陀堂)のことしか書いてないって、よっぽど印象薄いんやな。国宝やけど。しかもこの展示はこの像の修理完成記念やのに、、)

行基が聖武天皇と出会ったのも(その後大仏建立へ)恭仁京の近くの泉橋院、一休さんの酬恩庵もそういえば南山城、戒律の復興につとめた解脱上人・貞慶は海住山寺、中国に渡るのに失敗して沖縄で布教をした(エイサーの創始者とも)袋中上人も南山城の諸寺院の再興を助けて晩年をすごした。
南山城の古地図を見るとほんとうにたくさんの寺院があって(廃寺も多い)、まさに聖地。勉強になりました。秋にはまたここの古刹巡りをしよう(笠置寺の龍穴はマスト)と思う。



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外に出ると、8月5日〜14日までおこなわれる幻想的ななら燈花会の準備もすすんでいる。


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今年工事に入って、いつこの姿が見えなくなるかとどきどきの興福寺の五重塔もまだ見える(下層はすでに覆われているらしい)


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しめはことのまあかりさんで削氷(けずりひ)
今日は<鸕野讃良>にしてみました。のちの持統天皇、夫の大海人皇子とひそんだ吉野にちなみ、その清流のブルーと吉野葛の葛餅入り。



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