大阪高島屋で民藝展〜展示即売 - 2023.09.01 Fri
大阪なんばの高島屋で日本の北から南から、いわゆる民藝の流れを汲む製品が一堂に会して、展示即売会あり。これはちょっと行って見なければ。
、、、で、毎回地下鉄なんばの駅で迷うのよね。素直に高島屋へ行けたことがない。地下には<こちら高島屋>のたぐいの表示が一切無い!なんばパークスとかあるのに、なにか金銭的な問題でも???と思うくらい。今日も迷った迷った。人に聞いてやっとたどりつく高島屋、、、(疲)

これ展示期間が1週間とか短かったと思う。最終日に仕事の合間に滑り込み。
お〜名だたる民藝の各方面、ブースがたくさん。
それこそ北は北海道のアイヌ民具から南は沖縄のやちむん、琉球ガラスなど。
こちらは秋田の大館曲げわっぱ。いくつかのブースでは制作の実演もされていた。
滋賀県の和蝋燭の大與さんも参加されていて、ハゼから蝋燭を作る過程を実演、残念ながらお休み中で拝見できなかったが。
民藝の親である柳宗悦先生、浜田庄司さんや河井寛次郎さんのお写真も。
民藝といえば<用の美>、要するに日常に生活の一部として使われてきたもの、使われるものが前提。だから地方各地に根ざした道具が作られてきて、その飾らない機能美を世に問うたのが民藝だと思うが、世の中どんどん画一化、機械化されてきて、かくなる手仕事というのは絶滅危惧種的である。
(民藝の代名詞的な松本家具)
だから今でも若い人がこうして手仕事道具を作っているのをみると断然応援したくなるのである。
背景は宮崎のわら細工(たくぼ)、棚田で米を作りながら、できた藁で細工物を造っておられる。装飾的なのもが多いが、鍋敷などのオーソドックス民具もあり。
手前はご存じ沖縄のシーサー。
絶対あると思っていた小谷栄次さんの倉敷ガラス。郷里の名産で私もいくつかのコレクションもっている。(ちなみに倉敷ガラスの歴史は新しく柳宗悦はかかわっていない)
このぽってりとした暖色ガラス、ゆらぎやゆがみのあるフォルムが好きやわ〜。
で、あれこれ悩んだあげくゲットしたのが岩手の小久慈焼のすり鉢。
(*小久慈焼 江戸時代から八戸藩にもうつわを納めていた窯、柳によって絶賛されたそうだ)
うちにあるのはでかくて重くて、ちょっと胡麻すったりするのにたいそうなんで、ちょうど良いサイズをずっと探していたの。径18cm、もう一回り小さくても、、、と思ったが、とりあえず使い勝手をみてみよう。
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● COMMENT ●
民藝展
長らくこちら拝見させていただいております、京都好きのあずまえびすでございます。はやり病もあり、ここ7-8年京都から足が遠のいておりますが、こちらを毎日拝見し、そのよすがに触れては、都こいしの思いを宥めております。さて、なんば高島屋の民藝展をうかがい、ただちに日本橋高島屋HPを確認、「後攻」を知った次第。情報ありがとうございます。すでに、オンラインでは在庫なしのお品もあり、おそるべし、全国民藝ファン・・・。会期早いうちにはせ参じようと勢い込んでおります。お求めになられたという、すり鉢、そのままお招きの食卓にも出せそうで、うらやましく拝見しました。今後も、楽しく素敵な記述と画像を楽しみにしております。
かんな様
コメントありがとうございます。
最近は京都の記事が少なくてスミマセン(汗)
そうですか、長らく京都ごぶさたされているのですね。京都も外国人観光客が戻ってきて、なだたる観光名所は占領されていますが、少しはずれた場所だとまだ静かです。またお越しくださいますよう。
さすが東京の高島屋民藝展は会期が長いようで。規模もおおきいのでしょうね。
どうぞ良きモノと巡り会われますように〜。
最近は京都の記事が少なくてスミマセン(汗)
そうですか、長らく京都ごぶさたされているのですね。京都も外国人観光客が戻ってきて、なだたる観光名所は占領されていますが、少しはずれた場所だとまだ静かです。またお越しくださいますよう。
さすが東京の高島屋民藝展は会期が長いようで。規模もおおきいのでしょうね。
どうぞ良きモノと巡り会われますように〜。
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