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2024-04

お江戸で大炉茶事 - 2024.02.18 Sun


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新幹線でお江戸へ向かう。今日は霊峰富士山も9割方姿を見せてくれた。


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おのぼりさんなんで、スカイツリーの勇姿もうれしい。しかし京急線に乗ったはずがいつのまにか地下鉄浅草線になってまたいつのまにか京成線になっているってどういうこと??東京の交通網はほんまようわからん。あれだけ私鉄たくさんあって、みなさん通勤通学に迷わないのってすごいわね〜。


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さて本日は東京の茶友Kさんが亭主をつとめる茶事へ。なんと大炉である。うれしい。
以前彼女の茶事へ東京へ来たのはもう4,5年前のことになるんだな、と懐かしく思いながらの参席。懐石方はおられるにしても半東無しで8名ものお客さんをおもてなし、足腰大丈夫かしら〜と心配しつつもガッツと体力の茶人、Kさん。
昨年は東博の日タイ友好茶会にお連れいただいたな、、、と調べたらあれ4月のことだったんだ。はやいな〜ついこの前のような気がしていたが。


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寄付には大徳寺真珠庵の和尚様からの絵入り「感謝 茶謝」のはがき。Kさんは真珠庵ともご縁が深い方なのだ。和尚様の漫画チック自画像がゆる〜くて、これは下手な掛け物よりはるかに貴重で値打ちがある。

茶室はお茶道具屋さんのビルの中とは思えない、ご覧のような露地、蹲居もある。(腰掛け待合からの眺め)


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こちらは広間の隣にある小間。以前(コロナ前)こちらのほうでここの道具屋さん主催の茶事教室、Kさんと受けたっけ。あれは何年前だっただろう。小間もビル中の山居でよい感じだった。


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大炉は裏千家特有のもので、基本六畳だが、今回は八畳で。ちなみに玄々斎が幕末、華頂宮を迎えるにあたって考案したという、普通の炉より4寸大きい炉である。厳寒の頃、2月に使われることが多い。灰の量が半端でないので、普通のお宅ではなかなか切りにくいもの。逆勝手でもあるので、お稽古では頭の体操的な点前になる。
特に炭手前は、羽根の使い方が独特で、灰のまき方も通常とは違い、2年に一回くらいしかお稽古しないので全然頭に入らん難易度高いものなのだ。


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今回懐石はお借りしたお道具屋さんのお母上が手作りされたものとか。しみじみと美味しくいただく。ご亭主がひとつひとつ楽しみに集められた石杯が楽しい。ミニミニ茶碗シリーズもあって、遠近感ぼかして写真に撮ったら絶対茶碗に見える黒織部、絵唐津、井戸などなど。
甘い濁り酒などもご用意いただきしこたま飲んだ。(今日は車じゃないからね^_^)
お酒のアテにと、真珠庵の和尚さん手作りの大徳寺納豆も山盛り。普通売られている物より発酵が進んでその酸っぱさがクセになるやつ。(たくさんいただきました)


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お客様方はみなさんご亭主と一緒のお社中であったり、茶事教室でご一緒だったり、とにかくお茶、お茶事好きな方々ばかりである。ひとりひとりお酒をつぎながらご挨拶にいそがしいご亭主。
東京の茶の湯事情、特に裏千家流は関西と少し違う気がした。一般に関西のゆるさがなくて、もっときちんとした感じという印象。基本に忠実というか流派の知識もしっかり。(私がゆるいだけ??(^_^;)


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中立
寄付の天井を見たら網代だけでなく籠の目もあって、(さっきから何回も言っているけれど)ビルの中とは思えない数寄のこらしよう。

後座
鶴首の花入れに白玉椿のほんわか膨らんだつぼみとトサミズキ?
三木町棚(江岑宗左好み 紀州家拝領の菓子箱で作ったとか)に、あれは宋胡録の水指ではないか。日タイ友好茶会を思い出すねえ。
茶杓が珠光茶瓢の写しか?(作者聞き忘れ)面白い形。茶碗も各服点でたくさん出していただいたが8人分全部点てられた。たいへんだったと思う。感謝。

濃茶が終わって、ここからがハイライト!後炭手前である。
後炭なくてなんの大炉?というくらい独特でわくわく。


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炭は炭斗に入れずに雪輪瓦の向こう側、炉中に入れておく。


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大きな焙烙を使って灰、炭道具一式と匙香。この灰匙の先、金属に見えるのはなんと共通の知り合いである粟田焼Yさんの焼物なんだよ。
初掃、炉中の炭を整える。良い感じに燃えて胴炭もきれいに割れた。焙烙をくるくる180°回して匙の香を炉中へ。そして灰をまく。180°また回して元に戻し、炭を釜をのりこえてつかんでついでいく。火箸をにぎりこみ焙烙の残った灰を雪輪瓦の向こうへ、最初は匙で最後はさあ〜と両手で焙烙をもって灰を流し込む。ここがいいのよね〜!最後に灰匙を流し込んだ灰の中につきたてておしまい。
お見事〜!

みんなの歓声があがったあと、最後の薄茶。こちらもたくさんのお茶碗、一番お気に入りはやっぱり日タイ友好茶会を思い出させるベンジャロン焼であった。一般的な金彩は使わずマットな感じで先だって其中庵さんとこで見たベンジャロンにとてもよく似ている。
干菓子も御縁のある秋田のもろこし、なまはげバージョンとか秋田犬?柴犬?バージョンとかこちらも楽しませてもらった。

日頃お茶の勉強に邁進されているKさん、茶事を主宰されるのは久々とのことだが日頃のご精進、むつかしい大炉の茶事をすてきにこなされました。お江戸まで来た甲斐がございました。ありがとうございます。そして今後もよろしくお付き合いくださいね〜(^o^)




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