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2024-04

真葛窯尚古軒〜パリ跡見茶会 - 2024.02.24 Sat

馬道を東の方へのぼる。ちょうど京都女子大の裏くらいになるこのあたりは河井寛次郎記念館や諏訪蘇山さんの窯や京焼のメッカであった。(1965年以降公害問題などで現在は中心地は山科の清水焼団地に)


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坂なのであちこちの狭い生活道路も坂である。
右大佛は、方広寺の大佛だろう。(もちろんもうない)
左大津山科、今ではそっち方面が京焼のメッカだ。


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その中でも現在も当地にてご活躍の真葛窯、江戸時代から続く京焼のお家で、ご当代は6代目真葛香斎さん。(途中分かれて横浜にいった真葛香山も蟹の焼物で有名)
一度こちらの茶会におじゃましたのはなんと6年前!ご子息の真一さんが根津美術館で開催された花月茶会跡見であった。たぶんそのご縁でご案内いただいたので久々に訪問。


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(真葛の扁額は陶板、表千家の即中斎)

待合にはなんだかお知り合いがいっぱい(^_^;
かかっていた扇は太陽と青海波のトリコロールになっていた。(↓下のパンフの表紙)


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昨年秋、真一さんをリーダーとした「京都茶の湯への誘い」という京都の茶の湯にまつわる老舗13軒が一堂に会しパリでイベントを行われたその跡見の茶会だそうだ。
(YouTubeに詳細あり→https://youtu.be/2dva107Y1R4?si=RTF-4txtF2QrJqyc)
(広報冊子→https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjozNDM2ODZ9&detailFlg=0&pNo=1


菓子(鍵善)・釜・畳・昆布・白味噌・指物(一瀬小兵衛)・酒・茶(辻利)・扇・薫物・醤油・漬物・焼物(真葛)というラインナップ。それぞれのお店は広報冊子見てね。みんな有名どころで若手が頑張っているところ)


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広間の茶室尚古軒
掛け物は清巌宗渭の一行「千林處々花」
表千家初釜でかかる軸は宗旦の(春入)千林處々になっているそうで、本来は花(秋沈万水家々月と対句)。
清巌和尚と宗旦は仲良かったから相照らす感じになっている。そのかわり中回しが鶯柄とか、お菓子が鍵善さんの鶯の練り切りとか楽しすぎる。



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香合は横浜真葛の祖でもある幕末の名工長造。下に敷いた釜敷きがトリコロールなのも注目!
水指がご当代の超絶技巧・透かし彫り瑠璃交趾。棚が知恩院の古材即中斎好扇棚(一瀬小兵衛)。



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干菓子もパリだけにフォションのマカロン。
これをいれていた七宝透かしの重箱は真一さんの作品。
薄器が一瀬さんの梅の木溜塗大棗、裏が銀彩、(久田)尋牛斎が甲に「鶯聲」と。
茶杓・碌々斎北野30本のうち「照星」、菅公11歳の時の漢詩から、これも梅つながり。


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二服いただいた茶碗はそりゃもう売るほど(^_^;あるからね。主茶碗は左入の筒「早蕨」だったが、真葛の歴代、ご当代、真一さんのたくさん楽しませていただいた。私はご当代の祥瑞と呉須赤絵の写しで。私も好きな日本画家の山本太郎さん(桜川のシテが掃除機もってたりする絵を描く)と真一さんコラボの、琳派の富士山背景美保の松原にドクターイエローが疾走する茶碗にはみなさん笑顔に。

尋牛斎が北野天満宮で釜を懸けたときに先代に作らせたという氷梅(氷割れに梅の花を散らす)の茶碗が美しかったな。

写真の面白い形の茶碗は真一さんの「三昧碗」というらしく、絵つけも様々。肝はこれでワインも飲めればスープも飲める、ということをパリでアピールされてきたのね。

京都の文化に興味をもつフランス人は多いのできっとパリでのイベントは大盛会だったことだろう。白味噌や鰹節、漬物まであるのがミソ(しゃれではない)やね。是非広報冊子(上記)も見てね〜。



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帰り道、徒歩圏内だったので河井寛次郎記念館に久々に行ってみた。ここは住居としてみるととてつもなく魅力的。(京都移住前にもよく行った)


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登り窯も久々に見て、、、


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ここの猫様(えきちゃん)にガン飛ばされてとおせんぼ(^_^;



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