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2024-05

♪吉野の山桜〜うつろふと見えしが、、2024 - 2024.04.15 Mon

謡曲「吉野天人」を(歌えるとこだけ)くちづさみながら吉野山を行く。

最近の桜はほんとに予想がたたない。
吉野は例年より(例年て言葉もう使えんな)早かったようだ。盛りの時は行くことができず、今年は無理かな、と諦めかけたが、なんとか遅がけながら桜の吉野へ。(4月12日)


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中千本、下千本はとうに終わって葉桜、さすがに人出もピークの時ほどではない。
まっすぐ一番好きな奥千本へ行く。(奥千本行きのバスの待ち時間も短かった)
ここは今こそ花盛り、良いタイミングであった。


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吉野神社までのきつい坂を登って、さらに西行庵のある奥への道。森の芳香や湿気が、ここは下界と違う別世界への入り口だと知らせてくれる。(坂きつい、、)


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おお〜っ!
単一クローンのソメイヨシノには出せないこの山桜のグラデーション!


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背景が杉の緑だけにコントラストもきわだつ。


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俗世を捨て出家した西行が数年このあたりに隠棲したという。そのよすがを偲ぶ庵が建っている。
「願わくば花のもとにて春死なん、、、」と西行でなくても歌いたくなるよね、あたりの景色見ると。


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その西行庵の前で恒例の野点。
桜と西行さんに心で捧げて自分で飲む(^_^;


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吉野の桜は杉を切り倒して日当たりを作り、寄進される苗を植えて広がったと聞いた。奥千本には今も杉の切り株がたくさん残る。その合間を埋めるかのような山桜。


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だれがこんなカラーコンビネーションを作ったのだろう、、、と感嘆せずにはおれない。
なんどもなんども振り返っては「ああ、きれい」と口に出さずにはいられない。
奥千本もここまで来る人はそれほど多くないので、ゆっくりできるのがいい。


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奥千本から一気にロープウェイ乗り場まで(約5km)、歩いて下る道々の桜を眺めるのが吉野の醍醐味。といっても今年は上千本までだけれど(^_^;


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途中欠かせないのが水分(みくまり)神社。
ここの屋根を凌駕する大桜の老木はどうしても見たくて。ちょっと遅いかな〜と思ったが、なんとかまだ。


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屋根にしだれかかり、屋根に落ちた花びらたまりをつくり、、、
現在の社殿は秀頼が再建した重文。本殿は子守宮で子授けの御利益、とうに関係なくなっているが、昨年生まれた4号初め孫達の健やかなる成長を祈る。


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降りる道々、山桜だけではないこれから盛りを迎える里桜も楽しめる。赤い花蘇芳も人気。


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上千本あたりから金峯山寺を臨む景色。桜のピークにはどんなに美しかっただろう。


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かろうじてまだ楽しめる上千本をさらに降りて、、、


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毎年ここでお昼にしている古民家でおいなりさんをいただく。中千本だからすでに葉桜。
ここの農家のおじいさんとおぼしき店主さんが良い味だしている。


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おちつくなあ、、、

とうとう土産物屋がならぶあたりまで降りてきた。


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で、ここも毎年(^_^; かつて葛菓子工場だったTSUJIMURA カフェにて、葛をつかったスイーツ。去年も同じようなの食べてたな。


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吉水院で<一目千本>を。
まあ、、、なんとか、、、かろうじて、、、(^_^;
ここの門前のしみしみコンニャク、一本100円で美味しいよ。


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最終目的地、金峯山寺蔵王堂ヘ着くと、なんだか護摩法要があったような、、、
知らなかったが、この日は花供懺法要といわれる、金峯山寺三大行事の一つがある日だったらしい。
午前中には大名行列のお練りなどもあったそうな。


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お堂の前に人だかり、そして赤鬼青鬼に扮した人たちが、、、
なんでも法要の最後に御利益お裾分け、で餅撒きがあるそうな。


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まあ、この人だかりだし、キャッチは無理っぽいのでまさにお堂へ入ろうとしたとき、、


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かなり距離があるにも関わらず、ここまで投げる膂力のある人がいたようで、目の前に。で、ゲット。かなり餅米のつぶつぶが残ったお餅で、帰ってから食べたら非常に美味しかった♪
このお餅は2日前、花供千本搗きという大勢の人がつきあげる行事のお餅なんだそうだ。


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一年ぶりに青いお顔の(顔でか)三体の蔵王権現様にお参り。
二月堂修二会の神名帳ではこの蔵王権現が一番に読み上げられるのなんでやろ〜と思っていたが、東大寺大仏に貼る金箔の寄進について、蔵王権現との逸話があると、初めて知った。



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今年もお堂の奥で、知人の諫山画伯の個展を拝見。
蔵王権現の絵を奉納したのがご縁だそうだ。(ちなみに今は「光る君へ」の衣装デザインされてるよ)


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今年も来ることができたことに感謝。
あと何回来ることができるかな、そんなことを考える年齢になった。


<追記>
20800歩 14.6km 上った階数 65階


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