topimage

2017-10

桃色の瀑布〜城南宮2014 - 2014.03.10 Mon

京都の南方、地下鉄竹田駅から約1km、城南宮があります。


P30900411.jpg


曲水の宴(4月29日)でも有名なこの神社は枝垂れ梅の名所でもあります。


P30900441.jpg


もともと城南宮は桓武天皇が平安遷都にさいして南方守護のために創建した神社でありますが、この辺り一帯、平安時代には広大な鳥羽離宮があった地です。


P30900421.jpg


鳥羽離宮と言えば、我が思うままに権勢をふるった白河上皇ゆかりの土地、駅の近くにはその陵もあります。(すごい強大な権力者だったにもかかわらず、陵は意外と地味)
城南宮はその離宮の馬場殿にあたっていた、ということです。

残念ながら駅前は阪神高速と名神高速がクロスする巨大な高架がそびえていて、当時をしのばせるよすがに乏しい。(古い農家の建物はまだたくさん残っていますが)


ともあれ、今年の梅はいかがでしょう。二年ぶりの城南宮梅園です。


P30900491.jpg


おお〜!
ほぼ満開じゃ!


P30900501.jpg

この圧倒的な、、圧倒的な、、、、、(ここで言葉を失う)


P30900511.jpg


空にはじける花火のようでもあり、


P30900521.jpg


なだれおちる桃色の瀑布のようでもあり。


P30900531.jpg


しばしこのはじける薄桃の姿を楽しんでくだされ。


P30900581.jpg


     疎影横斜水清淺 暗香浮動月黄昏

  梅のまばらな影が西湖の澄み切った浅瀬に斜めに落ち ほのかな花の香りが月影淡き黄昏に漂う



P30900591.jpg


       霜禽下らんと欲して 先ず眼を偸み  粉蝶如し知らば 合に魂を斷つ

    霜ふるころ小鳥たちは地上に舞い下りながらこっそり梅をながめている
    白い蝶は梅の花が咲いているのを知ったらおどろくだろう




P30900631.jpg


      幸いに微吟の 相狎るべき有り 須いず檀板と 金尊を共にするを


  さいわいにも詩を吟ずる小さな声が梅の花とうちとけあった
  拍子木もりっぱな酒樽もこの場には不要だ



             ( 林 和靖 「山園小梅」   意訳:渡部英喜 )



P30900641.jpg


二年前に来たときは小雨が降っていたので、それはそれで趣がありましたが、この日は晴天、花も爆発的な美しさをみせてくれました。まあ、その分人も多かったですがね。



P30900681.jpg


やや少数派ですが白梅もあります。


P30900651.jpg


香りはとてもほのか。顔を近づければ芳香が。


koume.jpg


2年前、大人達の梅の木に少し離れて少女の風情の紅梅が一本あったのですが ↑  今年は少しは大きくなっているでしょうか?


P30900881.jpg


う〜む、、、あまり変わりないのと、まだ五分咲きのようです。梅は大きくなるのにけっこう時間がかかるのですね。この少女梅がおとなの妖艶な女性になるころにはもう私はこの世にはいないかも(^_^;


P30900961.jpg


満開になるのを待たず、鳥についばまれたのか落ちた花もありますが、これもまた美しい。



P30900771.jpg


ここは椿の園でもあります。おおぶりな椿の花のなかで1匹の蜂が花粉集めに余念がありません。足をすりあわせて花粉団子を作っているすがたがかわいくて、いとおしくて、しばしたちどまって眺めたしあわせな早春の一時でありました。


関連記事

● COMMENT ●

 空寒み花に紛えて散る雪に・・・
 
この数日、真冬に戻ったかのような天候でした。
その最中、城南宮に行かれ、梅の花を愛でておられたですね。
城南宮の東にも、安楽寿院がありますが、行かれましたか。
その崩御が日本史を転換させた保元の乱の一因となった近衛天皇の陵があり、
院の中には、鳥羽離宮の遺構から掘り出された池の石組みがそのままの形で
復元保存されていますよ。

narahimuro様

清少納言でしたかね?

城南宮に行った日はあたたかかったのでよかったです。その分人出も多かったですけど。
雑誌月刊京都の今月号のコラムが旧鳥羽離宮跡でしたので、読み直したら安楽寿院ものっていました。
竹田の駅の直ぐ近くなんですね。知らなかったわ。
今度竹田のパルスプラザ大アンティーク市のときに寄ってみようかな。

今晩は
先生をお招きした席開きを終えてご褒美?に日曜日から京都へ
行くことになりました。梅園めぐりが目的でしたのでこちらの日記を見せていただき
大変参考になりました。城南宮には絶対に足を運びます。

茶々子様

御上洛なんですね。
寒さのゆりもどしで城南宮の梅ももう少しもちそうだということです。
日曜日までもってくれますように〜!とお祈りしておきます(^-^)


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/244-e21319cf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

弘道館月釜〜上巳2014 «  | BLOG TOP |  » 奥伝四種自主稽古〜伊吹山のむこうのS楽庵にて

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (8)
茶の湯 (212)
茶事(亭主) (24)
茶事(客) (58)
茶会(亭主) (2)
京のグルメ&カフェ (52)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (6)
岡崎暮らし (49)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (32)
京都めぐり2017 (26)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (8)
美術館・博物館 (52)
奈良散歩 (19)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (38)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (2)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
パリ紀行2014 (7)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
古筆 (1)
京都でお遊び (5)
ギャラリー (3)
暮らし (4)
中国茶 (23)
京都の歴史・文化について勉強 (1)
過去ブログ終了について (0)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR