今日庵利休忌・2014 - 2014.03.31 Mon
利休が秀吉から死を賜り自刃したのは旧暦2月28日。別名菜の花忌。利休が菜の花をとても愛したからとも、自刃の部屋にいけられていたからとも。

表千家、裏千家の表門がならぶ小川通りの早朝。
その祥月命日を新暦に換算して、表千家では3月27日、裏千家、武者小路千家では28日に利休忌が行われます。

裏千家兜門。
ちらっと中をのぞくともう打ち水がされています。
利休忌の行事、仕事休みの日だったので申し込み、初めて参加させていただきました。朝8時から受け付け開始と書いてあったので、10分ほど前に受付の茶道センターにいくと、もう100名以上の方が受け付けすませてるや〜ん(>_<) お茶人さんは朝が早いとはいえ、8時と言ったやん、、、といいつつも行列に並ぶ。
40名ずつ区切ってグループ分けされ、三席+点心席を流れ作業的に効率よく回れるようになっているのね。
要領がよくわからないので、たまたまお隣にすわっていらした方に話しかけると、、、、なんと某支部の幹事長までつとめられたお偉い先生だったのデシタ。(^_^;) 気さくにいっしょに席を回っていただき、茶席では正客にと、ひっぱられるような先生でしたので、「あなたもこっちへいらっしゃい!」とえらく分不相応な高い席でご相伴させていただく。大宗匠とのエピソードなどもいろいろお話ししてくださり、楽しく参席できたことに感謝です。

まず茶道会館では立礼席、利休忌のお菓子は必ず川端道喜さんの有名な花筏。(写真はコチラで)桜色の求肥でつつまれた上品な甘さのお菓子で、量もたっぷり。
直門席は奈良の森田先生がご担当。さすがに点て出しに出てこられる方もみんな偉い先生ばかり。
家元のご家族や、裏千家関係の雑誌にでている業躰さんたちの顔をじかに拝見するのがものめずらしくて完璧にお上りさん気分。そういえばみなさん、北は北海道、南は沖縄、遠い異国からもおいでなんですね。
待合にずらっと様々な色の色無地一つ紋の着物がならんだ様は着物の色見本のようできれいで圧巻。、、、で、お道具ね、、、利休にまつわる良い物がたくさんでてたと思うのだけど、舞い上がっていたのでほとんどおぼえていませんの。おほほほ、、、、、f(^ー^;

こちらは裏千家の前にある本法寺(長谷川等伯の有名なデカイ涅槃図のあるところ)の桜を朝見たところ。朝はまだせいぜい三分咲きでした。
点心はいつもお世話になっている淡交社ビルで。淡交社の本もたくさんならんでいたので、ついつい財布をひらいてしまう、、という仕組みになっているのね。野村美術館の谷先生の「わかりやすい 高麗茶碗のはなし」買っちゃった。
点心の後は今日庵内の平成茶室にて手向けの七事式を。
兜門の中へは、学生時代は毎週お稽古させていただいていたので、何回もはいっているはずなのですが、さっぱり記憶にございません。平成茶室も新しくできたし、今日庵は改修工事中だし、、、。とにもかくにもここへ足を踏み入れたのはウン十年ぶり。
今日庵が改修にはいるまでは七事式は咄々斎でおこなわれていたので、そこに入れなかったのはいささか残念ではありますが。平成茶室の咄々斎を模した部屋では床に長谷川等伯筆乾英和尚賛の利休像。利休像に手向けられているのは経筒に入った菜の花。千家門弟は利休忌までは菜の花を茶席にいれない、というならわしもあります。他に赤楽にはいった茶、菓子、青磁の花入に椿。
私がはいった席では七事式は且座之式で、しかも運よく社中の先生がでられていたので、しっかり勉強させていただいた。
最後に裏千家茶道学園席で、学園の生徒さん、先生による席。こちらではお菓子は田楽箱にはいったこなしの三色団子。彩りも味もよくて春ですね〜、を満喫しました。

記念品をいただいて帰る頃にはあの本法寺の桜、陽気にさそわれてはや五分咲きになっていました。今年の桜もあわただしい。こちらも急いで見に行かなくてはとあわただしい。「世の中に絶えて桜のなかりせば、、、、」の心です。

足を少し伸ばして紫明の水火天満宮さんへ。紅しだれははや満開のようです。

うるわしいうるわしい京都の春です。
それにしても利休忌=桜の季節というのもなんだかイメージがあわないのですが、旧暦との誤差がちょっと気になりますね。

お土産にいただいた俵屋吉富さんの干菓子。こちらも楽しみながらいただくとしましょう。(^-^)

表千家、裏千家の表門がならぶ小川通りの早朝。
その祥月命日を新暦に換算して、表千家では3月27日、裏千家、武者小路千家では28日に利休忌が行われます。

裏千家兜門。
ちらっと中をのぞくともう打ち水がされています。
利休忌の行事、仕事休みの日だったので申し込み、初めて参加させていただきました。朝8時から受け付け開始と書いてあったので、10分ほど前に受付の茶道センターにいくと、もう100名以上の方が受け付けすませてるや〜ん(>_<) お茶人さんは朝が早いとはいえ、8時と言ったやん、、、といいつつも行列に並ぶ。
40名ずつ区切ってグループ分けされ、三席+点心席を流れ作業的に効率よく回れるようになっているのね。
要領がよくわからないので、たまたまお隣にすわっていらした方に話しかけると、、、、なんと某支部の幹事長までつとめられたお偉い先生だったのデシタ。(^_^;) 気さくにいっしょに席を回っていただき、茶席では正客にと、ひっぱられるような先生でしたので、「あなたもこっちへいらっしゃい!」とえらく分不相応な高い席でご相伴させていただく。大宗匠とのエピソードなどもいろいろお話ししてくださり、楽しく参席できたことに感謝です。

まず茶道会館では立礼席、利休忌のお菓子は必ず川端道喜さんの有名な花筏。(写真はコチラで)桜色の求肥でつつまれた上品な甘さのお菓子で、量もたっぷり。
直門席は奈良の森田先生がご担当。さすがに点て出しに出てこられる方もみんな偉い先生ばかり。
家元のご家族や、裏千家関係の雑誌にでている業躰さんたちの顔をじかに拝見するのがものめずらしくて完璧にお上りさん気分。そういえばみなさん、北は北海道、南は沖縄、遠い異国からもおいでなんですね。
待合にずらっと様々な色の色無地一つ紋の着物がならんだ様は着物の色見本のようできれいで圧巻。、、、で、お道具ね、、、利休にまつわる良い物がたくさんでてたと思うのだけど、舞い上がっていたのでほとんどおぼえていませんの。おほほほ、、、、、f(^ー^;

こちらは裏千家の前にある本法寺(長谷川等伯の有名なデカイ涅槃図のあるところ)の桜を朝見たところ。朝はまだせいぜい三分咲きでした。
点心はいつもお世話になっている淡交社ビルで。淡交社の本もたくさんならんでいたので、ついつい財布をひらいてしまう、、という仕組みになっているのね。野村美術館の谷先生の「わかりやすい 高麗茶碗のはなし」買っちゃった。
点心の後は今日庵内の平成茶室にて手向けの七事式を。
兜門の中へは、学生時代は毎週お稽古させていただいていたので、何回もはいっているはずなのですが、さっぱり記憶にございません。平成茶室も新しくできたし、今日庵は改修工事中だし、、、。とにもかくにもここへ足を踏み入れたのはウン十年ぶり。
今日庵が改修にはいるまでは七事式は咄々斎でおこなわれていたので、そこに入れなかったのはいささか残念ではありますが。平成茶室の咄々斎を模した部屋では床に長谷川等伯筆乾英和尚賛の利休像。利休像に手向けられているのは経筒に入った菜の花。千家門弟は利休忌までは菜の花を茶席にいれない、というならわしもあります。他に赤楽にはいった茶、菓子、青磁の花入に椿。
私がはいった席では七事式は且座之式で、しかも運よく社中の先生がでられていたので、しっかり勉強させていただいた。
最後に裏千家茶道学園席で、学園の生徒さん、先生による席。こちらではお菓子は田楽箱にはいったこなしの三色団子。彩りも味もよくて春ですね〜、を満喫しました。

記念品をいただいて帰る頃にはあの本法寺の桜、陽気にさそわれてはや五分咲きになっていました。今年の桜もあわただしい。こちらも急いで見に行かなくてはとあわただしい。「世の中に絶えて桜のなかりせば、、、、」の心です。

足を少し伸ばして紫明の水火天満宮さんへ。紅しだれははや満開のようです。

うるわしいうるわしい京都の春です。
それにしても利休忌=桜の季節というのもなんだかイメージがあわないのですが、旧暦との誤差がちょっと気になりますね。

お土産にいただいた俵屋吉富さんの干菓子。こちらも楽しみながらいただくとしましょう。(^-^)
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● COMMENT ●
ひいらぎ様
実はひいらぎ様もご存じの方々にもであいましたの〜(^_^)b
それなりに楽しかったけれど、まあ1回経験したらいいかな。
それなりに楽しかったけれど、まあ1回経験したらいいかな。
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私はまだあの兜門の中に足を踏み入れたことがありません。
もしかしたら一生ないのかもしれませんねえ。
こうやってしぇるさんが報告して下さっているので それで十分楽しんでおります。
お菓子が食べられないのが唯一残念!