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2017-08

弘道館月釜〜葵の茶2014 - 2014.05.15 Thu

新緑も色濃くなり初める弘道館、今月の月釜は、、、なんといっても葵祭ですよね。(^_^)b


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だって弘道館の主幹・老松の太田さんのお嬢様が今年の斎王代ですから。
ご子息は祇園祭のお稚児さん、曾々(?)祖母上が昭和の初めまで宮中で行われていた五節の舞姫をつとめられたというから、すごい。こんな旧家が皇室関係以外にごろごろいてるというのが、京都の底力でしょうか。


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床には青々とした双葉葵。両賀茂社のシンボルです。(ちなみにうちの坪庭にも繁殖してます)


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お菓子は当然ながら老松さんのきんとん。藤襲のような色合いですが銘がズバリ「斎王代」。


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それにお棚が御幸棚、まさに葵祭・路頭の儀で勅使がのられる牛車そのもののイメージですね。

軸が「平成十四年 賀茂祭走馬の儀 神録」(実際使われた神録を軸装したもの)

走馬の儀は、葵祭の最後の神事で、路頭の儀、社頭の儀が終わった後に、馬が疾駆する姿を神に奉納するというもの。(5日に行われる競馬とはちょっと意味合いが違うらしい)この平成14年に太田さんが馬に乗られたのかな?
葵祭はもうウン十年もご無沙汰だし、斎王代の行列のみみて満足していたので、賀茂の祭について調べてみると、こんなに奥が深いとは、と思いました。まあ、堪能するのはリタイア後の楽しみにとっておこう。



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葵の祭の他に、この日はもうひとつ、テーマがあって、

花入の銘「ハンレイ(范蠡)」(啐啄斎花押)
待合の軸が楠木正成が児島高徳にあてた消息
次の間の掛け物が「桜井の別れ」



隠岐に流される後醍醐天皇を救わんとした児島高徳が、桜の木を削って天皇にあてた「天勾践を空しゅうすること莫れ 時に范蠡無きにしも非ず」。

桜ほろ散る院の庄  遠き昔を偲ぶれば  幹を削りて高徳が  書いた至誠(しせい:子供の頃はこれ意味がわからんかった)の詩(うた)がたみ

彼は私の郷里の人なので、この歌は小学校の遠足の時などにもバスガイドさんが歌ってくれたのをおぼえているわ。(ここでも年齢がわかるわね^_^;)

桜井の別れ、この歌はかつて小学校唱歌(戦前か?)だったらしい。さすがにこれは知らない。楠木正成が湊川の戦い(ここで彼は戦死)に赴く前に息子と桜井で今生の別れをした場面で、
「青葉茂れる桜井の  里のわたりの夕まぐれ 木の下陰に駒とめて、、、、またも降りくる五月雨の  空に聞こゆる時鳥、、、 」
というので、五月雨の季節のものなのだそうです。
う〜む、これもかなりの知識・教養を要求するテーマでした。勉強になる〜。


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帰りは近くの御所へ。春先に桃の花がきれいだった桃林ももうこんなに緑濃くなっています。


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この桃は、、、食べられるくらいまで大きくなれるかしら、、、??(だったら採って食べてもいい?)




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● COMMENT ●

私達のお席での話では、あの神録は平成14年に太田さんが走馬に乗って頂いたものとのこと。雨の中を何とか走り終えて、鞭でクルッと巻いて神録を受取る時に落馬してしまった、その汚れがそのまま残っていましたね。
葵祭は親子三人でのチャレンジ・リベンジだと強調なさってましたが、本当に強い思入れがおありなんですねえ。

そらいろつばめ様

あら〜落馬されたんですか。v-405
それはそれは。
でもお嬢様の斎王代は堂々としてきれいでしたね〜。
今度はお孫さんを、、、なんて話になるかもしれませんね。


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