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2023-09

泉涌寺・七福神巡り - 2013.01.16 Wed

東山三十六峰の南の方、月輪山全体を境内とする、皇室の御香華院、「御寺(みてら)」こと、泉涌寺

成人の日あたりに七福神巡りがおこなわれます。
なにしろ参道からも距離があるし、お山全体に塔頭がちらばっているようなのでアップダウンの道をあちこち福を訪ねていけば、かなりな運動量になりますので、お正月お餅を食べ過ぎた方におすすめ。(^_^;

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参道の途中にある即成院でまず福笹ゲット。
これは無料です。

ただし、笹に付けるお飾りは一つ最低300円ですので、7カ所+番外2カ所全部あつめると、最低2700円は必要なので、お財布とご相談の上、集めてくださいね。

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第1番にその即成院の福禄寿さんへお参り。
幸福、封禄、長寿のシンボル。
寿老人と同体ともいわれます。

こちらには那須与一のお墓があるそうなので、、、、

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お飾りは的と矢。

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七福神の幟も鮮やかな道をどんどん歩きましょう。

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法音院では寿老人を。
たいてい鹿とともに描かれていることが多い道教の神様。
福禄寿と同一視されるのは述べたとおり。

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こちらのお飾りは達磨や大判、小判。

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お財布と相談して小判に。金運があがるのかな。

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続いて弁財天の戒光寺。
こちらには新撰組と袂を分かって、のちに暗殺された伊東甲子太郎のお墓があるんですって。
(大河ドラマの「新撰組!」ではイケメンの谷原章介さんがやってましたね〜)

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こちらではついついお財布の紐がゆるんでしまい、、、、
一番高い熊手を買ってしまった、、、(汗)
まあ、今年は巳年だから、蛇は弁天さんのお使いってことで。

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こちらでは小豆粥接待があります。
一足早い小正月。

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新善光寺には番外の愛染明王が祀られています。
直江兼続の兜の「愛」は愛染明王信仰からきたとか。

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ここでは小判1枚というけちくさいことは言わないぞ。
小判が枡にざっくざく!(本物ならいいわね〜)

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山あり、谷ありの境内の道を、腕を組んでかばいあって歩むご夫婦。
人生幾星霜。

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観音寺は恵比寿さん。

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人々の篤き信仰はかくも。

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こちらもたくさんの魅力的な飾りがあったのだけれど、やっぱりお財布と相談して、、、

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この恵比寿さん。

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こちらのご接待は昆布茶でした。

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山中の細い道のごとき道をとおって、、、

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来迎院は布袋さん。

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布袋さんの伏見人形。
京都の商家では商売の初めに小さい布袋さんを買って、年々少しずつ大きな物を買っていって7つそろえるんだそうな。そういえば杉本家のお台所にもありましたね。

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こちらでは大福帳を。
あとで調べると大石義雄建立の茶室「含翠軒」があるらしい。、、、、見逃した( ̄▽ ̄;)!!

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さらに進むと、ぱっとひろがる仏殿のあたりへでてきます。
泉涌寺が東山に抱かれた場所にあるのがよくわかる風景。

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こちらは雲龍院。
昨年の初夏初めておとずれて、すっかり気に入ってしまった塔頭。
ミステリーの女王、山村美紗さんの墓所でもあります。
お寺の奥様がお花を教えておられるので、あちこちにすばらしい生け花が飾ってあってすてきなんですが、さすがにこの七福神巡りの日は非公開になっていました。

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いつもは厨に鎮座まします「走り大黒天」様、今日は表におでましです。
ほんとうに今にも走り出しそうな躍動的な大黒様なんですよ。

次はいよいよラストです。
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悲田院は毘沙門天。

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ここからの眺めは最高!
接待の甘酒をすすりながら、京都タワー、左大文字、清水、京都女子大、国立博物館などをさがす。

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毘沙門天様のお使いは虎だから、某球団のファンならきっと張り子の虎をお買い上げになるはず。
でもちょっとお高いので、財布の中をみて帰りの交通費を確認し、(300円の)千両箱をお買い上げ。

もう一つ番外の楊貴妃観音様は今回いけてませんが、ほぼコンプリートした福笹はこちら!

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う〜ん、昨年まわった天龍寺のスタイリッシュな七福神にくらべるとキッチュな感じがなんとも。(^_^;

今年1年、福をた〜くさん授かりますように!


<参考>
昨年の天龍寺の七福神
p1150125.jpg
関連記事

● COMMENT ●

泉涌寺の七福神めぐりはまだしたことがないですが、福笹は可愛いですね♪
大阪のえべっさんで受ける飾り物は300円では買えないらしいですよ。あまりの高さにびっくりしました。
何年か前に、京都七福神めぐりをしましたが、こちらは一日で廻るのは大変なことでした^^;
赤山禅院から東寺まで、京都を南北に走ったといった感じでした。
今年はシェルさんにとっても素敵な一年になりそうですね(*^^)v
京都、また行きたくなっちゃいました…

こまち様

ったら、この前上洛されたばかりなのに、また京都ですか?
え〜え、もう是非、また来てやって下さい(*^▽^*)
京都中をまわる七福神めぐりは私にはちょっとむつかしいので、一カ所ですませられるところをねらいました。
それにしても、福は高うございましたわ。お賽銭はそのかわりちょっとけちりましたが。

しぇる様、こんばんわ。
来迎院、大石ゆかりの茶室「含翠軒」、ありますよ~。
毎月14日(ほぼ)に月釜あります。11月14日は討ち入り蕎麦のお点心付です。
例年は紅葉も程よい頃で、「含翠軒」もお庭も見放題なので、スケジュール帳にチェックを!

ぴお様

おお〜っ!
これは見逃していました。含翠軒で月釜があるなんて。
行けるかどうかは曜日によるのですが、これはいってみなければ、、、ですね。
貴重な情報ありがとうございました〜(^.^)>

含翠軒の茶会に行ったことがありますが 遠くの先生が釜を掛けられて 新鮮でした。

ひいらぎ様

ひいらぎ様の母校のお近くですよね。いつか曜日があうときに行ってみます。

討ち入りにちなんで14日、というのが原則らしいですが、社中さんが揃わない等の理由で日曜日に変更されている月もあるようです。11月14日は必ず。討ち入りの趣向で、大石内蔵助が使った釜も見せていただけます。

ぴお様

ありがとうございます。
行くときは確認してから行った方がよさそうですね。

不思議な縁を感じて、初お目見え


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