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2017-10

京都和菓子の会〜皐月・岩倉実相院にて - 2014.05.22 Thu

岩倉といったら京都バスの行き先で名前だけはようみるけれど、何年も行ってへんなあ。だって遠いもん、、(でも市内左京区^_^;)
京都和菓子の会今年初の例会がここ岩倉の実相院だったので、ウン十年ぶりに岩倉へおでかけ。


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実相院。
格の高い門跡寺院で、建物は御所から移築された物も多いと聞きます。この日は最高に良いお天気だったので、有名な「床みどり」はさぞきれいだろうと期待がたかまります。


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しかしながら「床みどり」、「床もみじ」として有名になったのは多分最近のことだと思う。学生時代には(何年前じゃ?)そんなの聞いたことなかった。


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建物がすっかり傷んで、修復のための資金難がいろいろあったようですが、この「床○○」が救世主になったようです。それにしてもむせかえるような、圧倒的な緑ですこと!


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まずはご本尊の不動明王様に手を合わせて、本堂、書院などを拝見。床みどりはとてもきれいでしたよ。(HPの写真を是非みてね)太陽光線の具合と、よく磨き込まれた床と、新緑とがおりなす超絶マジックですね。暗がりに目が慣れてくると周りの襖絵も見えてきます。


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きょうはこちらの緑の奥の書院で例会を。

和菓子の会は銘木師でもあり(龍馬が投宿したところの)酢屋さんのお嬢さんでもある中川典子さんが主幹の「よき室礼でよき和菓子を」をコンセプトに、いままでいろんな寺院やお屋敷(普段では入れないような場所も)などでひらかれてきました。今年でもう11年になるんですって。

お菓子は主に京都菓匠会所属の老舗和菓子屋さんに、この一会だけのために作ってもらう誂え菓子です。いままでほんとうに宝石のようにきれいでおいしいお菓子をいただいてきました。今日はどんなんいただけるのかな?


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まずは実相院の奥様から実相院についてのお話しを。荒れたお寺を100年かけて修復するのがご自分のつとめだと思うとおっしゃる。そのためはご苦労がおありだと思うが、いろんなアイデアをだしてのりきっておられるようです。

もう一人のゲストが植治(7代が超有名)で有名な庭師・小川治兵衛(現在は11代)をいずれ継がれる小川勝章さん。


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会の前に庭に水うってはるこの方ね(^_^)b


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ここはもともと白砂だけのな〜んにもない枯山水の庭だったのを、彼の指導の下こういう形へ。じつはまだ完成形ではなく、作庭のワークショップに市民が参加して作り上げている過程形。修復費用勧進のためのプロジェクトでもあります。題して「こころの庭」。


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さて、まずはやっぱり「床みどり」にちなむお菓子!おお〜きれい!
今回の担当は長久堂さん。この緑のグラデーションを錦玉でつくるのは至難の業だそうで、それをやってのけたのは90才の今も現役の工場長さんなんだそうです。日本の職人はやっぱりすごい!


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これを三木啓楽(塗師・表悦さんの息子さん)さんの漆の器にのせると、、、まさにまさに床みどり。
銘を「菓子みどり」。


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そしてもう一種のお菓子が「こころの庭」。あの枯山水のお庭のイメージで。これを見て、これ↓イメージしました。石の上にのった白砂を普通より細かい氷餅であらわしているようです。


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お菓子はどちらか一方しかあたらないので、お隣にすわったかたと仲良く(というか、強引に)半分こして両方味わう。最高〜\(^O^)/


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茶席仕様なのでお茶も一服いただいて、主幹・中川さんのまたまたさえわたる名調子も拝聴。故・堀部公允さん(炭屋のご主人だった。大茶人でもありました)と末富さんの年の瀬の茶席のお菓子の誂えをめぐる会話の再現がとてもおもしろかったわ。今回も目に口においしい楽しい会でありました。


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私は単衣に水玉帯で。久々に蝙蝠柄の長襦袢を合わせてみました。


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例会にスタッフとしてご参加のぽんさんにこんなにゃんこの帯留めまでいただいて、ウハハ、、でございました(^◇^)ありがとう!


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● COMMENT ●

長久堂さんのお菓子は素晴らしいと思いますよ。私も実はファンです。
こちらは次がれる方はおられるのかしら?
日本の美ですねえ。

ひいらぎ様

SOUSOUさんのお菓子も確か長久堂さんとのコラボでしたね。
SOUSOU在釜にいちど行かなくちゃ。

こんにちは

「菓子みどり」、本当に綺麗です。
漆の器と障子越しの光とあいまって、一つの芸術作品に完成されているのですね。

そうそう、こんな風に錦玉液を流し合わせるのって凄く難しいんですよ~~~。
現役90才の工場長さんに拍手です。

cox 様

いつもプロ級のお菓子をつくっておられるcox 様ですので、そのむつかしさがおわかりになるんですね〜。私は「きれい〜」「おいし〜」でおわっちゃってますが(^_^;
やはりこういう芸術品のお菓子はよき場所、よき室礼、よき器でいただいてこそ、と思います。


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