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2017-06

平安神宮薪能 2014 - 2014.06.04 Wed

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今年も平安神宮の薪能、行こう。


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スタッフをされている方から聞いた必需品持って。まずはスカーフ。開演はまだぎらぎらの西日に照らされるので頭にかぶって日焼け防止用。(日傘はNG)さらに陽が落ちてくると例年寒いくらいになるので防寒用としても。双眼鏡。いつもぎりぎりにいくと後の方にしか席がない。それから座布団になるもの。後の方の席はパイプ椅子ではなく、背もたれのないベンチになるので、長丁場ではお尻がいたくなる。


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すでにチケットのもぎりの係りからからして、能楽の偉い先生方がならんでいるのでびっくりする。狂言方の茂山宗彦さん、逸平さんがパンフ売りもしてたりする。
この日は最高気温36度をマークした猛暑日ながら、いままで経験した中で最高の入りではなかろうか。これだけ能楽ファンがいるとは、あなどれんわい。(まあ私を含むナンチャッテ系のファンも多いと思うが)


最初の演目は観世流「髙砂」。

これが演じられている間は、日よけスカーフのありがたさをかみしめるぎらぎらの西日直撃。

かの有名な「髙砂や この浦舟に帆をあげて 、、、月もろともに出で潮の 波の淡路の島影や はや住吉につきにけり」の待謡の部分だけ、ききとれた。後半のシテ=住吉明神を演じるのは味方兄弟の弟のほう、團さん。(お兄ちゃんの玄さんは地謡)男性的な神の舞はかっこいいです。


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髙砂終了後、火入式。神官がつけた火を松明に燃え移らせる。


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薪に火がついていよいよそれらしくなってくる。
まだ数回ながら観世会館などの能楽堂に通っていると、舞台や音響はやはり能楽堂で見る方が格段に良い、と思える。が、なんといっても薪能のよさはこの雰囲気にあるというのは万人の一致するところ。

火入後にはあのぎらぎら西日も建物の陰に入り、昼とも夜ともつかぬあわいの時刻。この空の変化も薪能のご馳走だと思う。

この黄昏どきの演目は観世流「松風」。

先日弘道館の「宗一郎能遊び」でもテーマになっていた演目なので、実際に舞台で拝見できるとはうれしい。


 月は一つ影は二つ 満つ汐の 夜の車(潮汲み車)に月をのせて 憂しとも思わぬ汐路かなや


おそわった謡の一節もききとれたので、これもうれしい。(ちなみに宗一郎さんは地謡ででてはった。)

ただし、、、、まあ、ときどき意識がふっと遠のくことも〜(^0^;)(^0^;)(^0^;)


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西の方に三日月もみえるころには、そろそろ寒くなってきた。ここでもスカーフのありがたさをかみしめる。

狂言は茂山一門による「千切木」。
これも大勢の登場人物がでてくる狂言。といっても春先に見た「唐相撲」(40人くらいの登場人物!)ほどではないので、もうびっくりしないわ。


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すっかり陽も暮れて、最後の演目はポスターにもなった「石橋(しゃっきょう)」。
これは後半のハイライトの部分を見せる「半能」のかたち。

文殊菩薩の住む清涼山に、文殊浄土に到る橋が千尋の谷の上にかかるが、とても人間ではわたれそうもない。日本から来た寂昭法師の眼前で、文殊菩薩の乗り物であるところの獅子、赤白二体があらわれ、橋の上を縦横無尽に戯れ舞う。

舞台装置が能にしてはめずらしく派手な紅白の牡丹の花。
親獅子(白)が我が子(赤獅子)を千尋の谷に落とすケレン味のある場面もあって(でんぐり返りがあるのよ)これは動的で勇壮で、素人にもたっぷり楽しめた。橋の上で赤白の獅子が見得を切るところは歌舞伎みたいでかっこよい。


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終演は9時頃。お見送りには普段着姿の能楽師さんたちがあちこちにいて、これをみるのもひとつのたのしみ。あ、茂山あきらさん発見(最近レオナルド藤田ばりのおかっぱ頭にしてはる)、などとささやきあいながら。

帰って今年のパンフをみていると、能楽の権威、東大の松岡心平教授の前書きが。う〜ん、この道で生きることになるとは当時はおもいもせんかったなあ、しんぺいちゃん。、、、、って、彼は幼稚園から中学までの同級生だったの(^_^;





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● COMMENT ●

私も薪能は好きです。以前姫路城をバックの時はほれぼれして拝見しました。
平安神宮の薪能はいつか行きたいと思っておりますが なかなかチャンスが来ません。

逝きたいなあ 〜!

あれ〜!変換を間違えた!
逝きたいは行きたいですう。失礼いたしました。

ひいらぎ様

まだまだ逝くのは早いですよ〜(^_^;

9時過ぎまでありますが、特別バスも出ているので、帰りの足はあまり心配ないと思います。
ご主人とごいっしょに是非どうぞ。

松岡さんのこと

しぇるさま 初めておたよりします。心平さんと同級生だっんですか。私は彼と昔お仕事したんですよ。東大に入る前岡山だったか、新聞社の社長さんの息子で背も高くハンサムで優秀で、自分で昔はすごくもてたんですよ。と言ってましたが、その頃も女の人がほっておかなかったですよ。しぇるさまもいけめん好みのようだからどうだったんですか?

りょうこ様

当時から一学期に必ず学級委員になってましたからね〜。幼稚園時代から知っているので、あまり異性としてみたことがないなあ。きっともてたとは思います。だいいち私なんか相手にしてもらえなかったし〜(^◇^;)


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