topimage

2017-07

怒濤の?連続水無月の茶事 - 2014.06.15 Sun

1週間に2回も茶事をした。どちらも懐石手作りした。怒濤であった。さすがにこの歳ではいささかこたえた。(主に足腰^_^;)


P10709391.jpg


でも終わってみると、プチ達成感。「懐石、おいしかったよ。」というお客様の言葉を思い出し、おもわずにんまりしてしまう。茶事をなんなくこなされているお茶人さんにとっては、それほどむつかしいことではないのかもしれないけれど、今の私のキャパでは最大限の仕事であったなあ。


P10709501.jpg


一番目の茶事は社中の先生ご夫婦をはじめておよびした。先生だから間違えても、教え甲斐のある弟子だと思って下さると思うので^_^;安心だ。


P10709361.jpg

待合には雷様が太鼓をおとしている場面を描いた古い大津絵をかけた。節分の頃、雷様=鬼で古美術店にでていたものだが、梅雨の季節にも使えるのだ。そして、その絵の下にその落とした太鼓(の香合)を飾ってみた(^_^)b (ちょいウケ)


IMG_57041.jpg


李朝の樋(シャトル)を煙草盆に見立てたが、なかにおさまる火入れに苦労した。だって直径5.5mmの器なんて、、、、で、300円のお猪口を見立てで。これ炭を入れるともてないくらい熱くなる(>_<)

1週間に2回、数日しかインターバルがなかったので、道具組や趣向はおおむね同じにしたし、懐石の献立も同じ、懐石道具も出したりしまったりを1回はぶけるので、ある意味楽だった。(体力の回復にはちょっと足りなかったが)


IMG_57061.jpg


2回目は席入りの挨拶に出る前に火に掛けたご飯が炊けすぎて、最初の一文字飯がかぴかぴに硬くなって大失敗。こればかりは一人でやると火をつけるタイミングがむつかしい。おわび、、というわけではないが、先日完成した我が家の梅でつくった梅ジュースソーダ割りをおつけした。
(飯碗と汁椀が逆というご指摘あり。あちゃ〜(◎-◎;)、、、華麗にスルーしてね(^0^;) )


P10709721.jpg


煮物椀はハモの葛たたき。骨きりの襞ひとつひとつに葛をすり込む前日の作業がけっこう時間かかった。でも、なかなか上出来だ(自画自賛)。


P60801181.jpg


焼物は鮎の開きを。家の裏にいつの間にか自生した薮茗荷の葉っぱがお役立ち。お皿はあ花音さんで買った藤平寧さんの薄くて軽いもの。


IMG_57101.jpg


1回目のお客さまの先生ご夫婦はけっこうお強いので、八寸で千鳥を。
2回目のお客さまはあまり飲まれないので銘々皿で酒肴をお出しし、千鳥は省略。あ、でもお正客さんのお気遣いで席中で一献いただけた。(って水屋でさんざん飲んでたりして、、、、^_^;)


P10709591.jpg


先生には初炭所望を。数年前、茶友がやはり先生をお招きしたときに初炭所望をして大変喜ばれた、という話をきいていたので、自分の時もそうしよう、と決めていた。数年来の目標ついに達成。炉中拝見、つたない灰型なれど、先生のお炭はさすがに美しかった。


P10709511.jpg


主菓子その1・「水ぼたん」。
五節句の蒔絵の重箱のうちの1つ、「七夕」に入れて。ちと早いが。蓋が薬玉の蒔絵。薬玉は端午の節句につくられるもので、邪気を払い長寿を願う物、先生の長寿を祈願して。


P10709741.jpg

主菓子その2・「青梅」。鳥と草花シリーズの銘々皿で。お正客には季節にあったものなので、やっぱり翡翠と芦かな。次客さま、三客さまには秋海棠やら瓢やら。

いずれの菓子も北白川・山もとさん製。


P10709771.jpg

中立の後、後座で点前座の前のすだれを巻き上げると、亭主の座がとても気持ちよい眺めであることに気づいた。いままでここには障子をたててたから気づかなかった。暑い日なのでとっぱらったのだ。うん、これは気持ちよく点前できそう。濃茶の練り加減もまあうまくいったのではないかと思う。大樋の黒楽は先生がお世話してくださって入手した物なので、ここで使わなければね。


P10709761.jpg


吹きガラスの花入「ヒラメ」に、チンシバイ、ホタルブクロ、我が家の庭で育てたシマ芦。ヒラメは水を連想させるので気に入っている。


P10709561.jpg



風炉の後炭はあまりする機会がないので、1回目の時は前日に先生におさらいしてもらった。(なんという泥縄、、、)2回目はおかげさまでまあ、すんなりできた。水次は先日弘法さんで値切って購入した古い銅製の薬缶が活躍。これなかなか気に入っている。


P10709471.jpg


干菓子は富山の五郎丸さんの薄氷・螢バージョンに亀廣保さんの芦。


P10709411.jpg


見よ!この細工の細かさ!ここのお菓子の仕事にはいつも感動させられる。2回目の席ではお正客さんに一服点てていただく。感謝。いずれもお茶を愛してやまない方々、お招きできたご縁にもまた感謝。


P10709021.jpg


今回は水・雨をゆるいテーマにしてみたが、うまく表現できただろうか。

で、まだ片付けは完璧にはおわっていない。片付けは茶事を思い出しながら楽しんでできるので、きらいではない。しいていえばちょっと疲れは残っているかな。

真夏はクーラーのない我が茶室での茶事は客にとっては拷問なのでしない。秋には大きなFamily eventがあってしばらくお茶事はできない。なので次のお茶事は半年先かな〜。ちょっとさびしいが。


関連記事

● COMMENT ●

やりましたねえ〜!
きっと先生もとても喜んでいただけたと思います。

しぇる様のいつも謙虚なのが とても好きです。
センスのよい素晴らしいしつらえです。
アップしていただきありがとうございました。

こんにちは。初めてコメントさせて頂きます。いつも楽しく拝読させていただいております。お茶事のご様子を想像しながら拝読いたしました。どれも美しくて楽しくて、想像しただけでわくわくしました。すべてとても上品で上質な感じが伝わってきて、うっとりです。見立ても楽しく、そしてきれいですね。こんなブログに出会えて、お茶をやっていて良かった。と改めて読みながら感動しています。ありがとうございました。

遂にお一人で懐石も作られてお茶事をなさったのですね。それも立て続けに。ヤッターって感じですね。おめでとうございますとお疲れ様です。プチどころか十分な達成感がおありと思います。それにしても爽やかな室礼と道具組、本席のお軸は何だろうと想像しています。   こちらは今週末、日菓さんをお迎えしてのお話とお茶会、灰型うまくできるか心配です。  

ひいらぎ様

なんといっても私のネックはやはり懐石ですからね〜。
おそらく前回のは献立に少々無理があったかと、、、
なるたけ手間をかけずにできるものにすべきだと思いましたわ。

moon様

過分なお言葉、恐縮恐縮至極です〜(@_@;)
写真はいいとこだけを切り取りますからね。見えないところは、、、、(ご想像におまかせします)おほほ(^_^;
茶事は表には見えない力仕事、裏仕事が多いというか、それこそが茶事の本質かもしれません。これも修行です。その苦労の部分が見えなかったとしたら大成功、、、なんですが。

そらいろつばめ様

懐石に体力を消耗して、お点前のときは体力的にも消耗、集中力もいささか欠いておりました。なんだかもうろうとお点前してたような。そうか!もうろうとしててもお点前出来るくらい体に覚えさせるのがお稽古の意義なんだ!、、、、なんちゃって。
いよいよ日菓さんの会なんですね。お茶会付だなんて、近ければいくのにっ!!(>_<)

こんにちは

太鼓の香合、かわいらしいですね。
(大津絵も見てみたい~)
お魚の花入は私もツボです!

お手作りの懐石、素晴らしいですよ~。
煮物椀のなんて素敵なこと!!
きちんと四つ椀懐石で、やっぱり本懐石はいいですね。。。
ここ数年点心で誤魔化していたのですが(汗)、来月実は何年ぶりかで私も本懐石のお稽古をするのです。しぇるさんに喝を入れていただいた気持ちになりました。よ~し、頑張ろう。

>もうろうとしててもお点前出来るくらい体に覚えさせるのがお稽古の意義なんだ!、、、、なんちゃって。

お茶事の準備に比べたら、お点前で座っている時間なんて本当にあっという間ですよね。
ゆっくり座れるし(笑)、私も一番くつろいでいる時間かもしれません。

cox様

いえいえ、異国の地でお菓子までお上手に手作りされるcox様におほめいただくと、お恥ずかしい限りです。
お手本にしたい茶の道の先輩方に恵まれ、とても刺激を受けなんとかかんとかがんばれている日々です。(cox様のお菓子もお手本にした〜い)
できれば茶を点てるのに専念したいので、懐石はなるべく簡単に点心などで、、、と思っていたのですが、やはり四つ椀の蓋をとるときのうれしいドキドキ感も捨てきれません。後座まで体力と集中力をいかに持続させるか、が課題です。
近々本懐石で茶事されるのですね。がんばって〜!

大津絵、2月と6月に出します。また機会があれば是非見にお越し下さい。もちろんお茶付きよん(^o^)b

八月、私も遂に茶事デビューすることになりました。
店舗2階のなんちゃって茶室なので、蹲をどうしよう、から楽しく悩んでいます。
普段ほとんど料理もしないので懐石が一番の悩み。
お点前までたどり着けたらきっとホッとすると思います(笑)。

relax様

茶事デビュー、おめでとうございます〜!!
いきなり懐石もつくられるんですか〜\(◎o◎)/!
私は段階ふんでやっと自作懐石でした。
がんばって〜。そしていつかよんでください!

先週末、藪内家の見学でお軸が「白雲抱幽石」でした。それでググったらしぇる様の何年か前の久松先生のお軸の話に当たり、いつかこれでお茶事をとありました。今回、それが懐石まで自前で実現したんだ、ふむふむと、一人で納得した今日でございました。すごいすごい、素晴しい!

そらいろつばめ様

あら〜、そんな記事書いてたかしら〜(^_^;
すっかり忘れてたわ。読み直すとあのころはまだ茶室も形になっていなくて。
でも中味は当時とあまりかわらん、、、、というか。
先生をお招きした茶事では茶室の名前にちょうだいした「松老雲閑」がふさわしかろうと、それを掛けました。
まあ、やっと実現、、、といってもいいのでしょうかねf(^ー^;


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/294-baf56fba
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

下鴨神社〜蛍火の茶会ならぬ納涼市 «  | BLOG TOP |  » 「固める」〜人はなぜお茶を固めるのか?〜好日居ノ茶教室

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (7)
茶の湯 (205)
茶事(亭主) (24)
茶事(客) (57)
京のグルメ&カフェ (51)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (6)
岡崎暮らし (48)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (31)
京都めぐり2017 (19)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (8)
美術館・博物館 (47)
奈良散歩 (18)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (36)
祗園祭2017 (16)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (2)
京都和菓子の会 (3)
パリ紀行2014 (7)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
京都でお遊び (5)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
古筆 (1)
ノルウェー紀行2016 (4)
ギャラリー (3)
中国茶 (22)
暮らし (4)
京都の歴史・文化について勉強 (1)
過去ブログ終了について (0)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR