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2023-12

みなづきの京の和菓子 - 2014.06.28 Sat

みなづきの京の和菓子シリーズです。

まずは太極殿栖園さん。


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梅雨があければこの暖簾は大輪の朝顔のものに変えられるはず。


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堂々たる表屋造りの町家にかかる暖簾を裏からみたところ。なにせ人気なので席に着くまで20分ほど待ちました。いつも待つのがいやで行列が出来ているときは並ばないのだけれど、そう言っていると今月の琥珀流しの蜜がいただけない。なので思い切って並びました。


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ようやく順番がきて着席。こんな風情のある坪庭に面した席ならラッキーよ。


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きたきた!
琥珀流し。ゆるめの寒天に毎月、月替わりの蜜がかかるの。6月は梅酒。これがいただきたくてね。一番好きかも。来月はペパーミントらしい。


お次は洛北・紫野泉堂町の青洋さん。

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老松さんで修行をした和菓子職人、青山洋子さんがおひとりで切り盛りしている和菓子店。


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お店は洋菓子店みたいなかわいいイメージ。オーダー和菓子がメインなので、店頭で販売されるのは月に2〜3日だけなので、HPをチェックしてからおでかけください。

さて、この日私がゲットしたお菓子をご紹介。


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銘が「青衣」
よ〜く見るとなにやら日の丸が、、、おお!これはサムライジャパンのユニフォーム!(残念ながら1勝もできませんでしたが、、、)中の餡が黒糖餡でおいしい〜♪


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こちらは「螢」

他にもブライダルベールをテーマにしたJune Brideという和菓子もかわいかった。


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お干菓子もあります。雲平の「雨上がり」。背景の微妙なグラデーションがきれい。これはたくさん買ってお茶のお稽古に持参。好評だったのはいうまでもありません。


お次は洛中、四条新京極近くの花遊小路。おむかいに移転して広くなったsousou在釜


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このあたりはすっかりsousou村(^_^;になってます。ちょっと入りやすくなったな。以前のところは席も少なかったので入れないことが多かったし。


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ちゃんとお釜もかかってます。こちらで和菓子抹茶セットをたのむと、月替わりのsousouテキスタイルにマッチした創作和菓子がいただけます。亀屋良長さんとのコラボ。(ちなみに御池煎餅は亀屋良永さんのほう)


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今月のテキスタイルは「夏至」。お菓子は雨雲で上半分は漉し餡、下半分は梅酒餡。ここのコラボ和菓子は味も斬新なの。下のテキスタイルハガキはお持ち帰り可。


さて、30日は夏越の祓。水無月を食べなくちゃ。

大学で京都にでてくるまで、実は水無月というお菓子は見たことがなかった。なぜか6月頃店頭にならぶじみ〜なお菓子だと思ってた。味だって素朴だし。
でも6月、京都では「あ、どこそこの水無月や。買って帰ろ。」という会話があちこちで。


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半年の厄を祓うため宮中では氷室の氷を召し上がったとか。庶民は夏場に氷なんていただけないので氷に似せた水無月を食べた、、、という説も。いずれにせよ、厄払い厄払い。私も今ではすっかり6月に水無月たべないとあかんような気になってる(^◇^;)

これは桂の中村軒さんの水無月。手前が普通の、向こうが黒糖。


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ついでに氏子であるところの岡崎神社で茅輪潜りもしてきました〜!


  「水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶというふなり」


あちこちの神社でおこなわれる30日の祓では、こんな歌を唱えながらぞろぞろ茅輪を巡る行列がみられるかも。(一見不気味な呪文をとなえる黒魔術かなんかの集団にみえなくもない。)仕事でいけそうもないので、早めにぐるぐるまわっておいた。(左、右、左まわりなんだよね!)今年も半分、無事過ぎたことに感謝。



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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

流石は茶人、しぇるさん^^

色んな和菓子頂かれてるんですね~

もう、夏越し

そして文月・・・早おすなぁ

青洋さんって素敵な方ですよね。
そして美しく美味しい和菓子です。お菓子作りが本当にお好きなようです。

高兄様

高兄さんのブログで今月の琥珀流し拝見してから、これはど〜しても今月中にいかねば!
と、思った次第。梅酒の蜜、好きなんですよ〜。
有名どこでないかくれた和菓子の名店さがし、しております。

今日新町通りを歩いていて、電柱に黄色いネットがかけられているのを見ました。
洛中はもう祇園祭どすな〜。(あやしい京ことば)

ひいらぎ様

男性の和菓子職人にあのデザインはできないだろうな〜と思います。
女性の和菓子職人(パティシエとかじゃなくて)が増えてきてくれたらうれしいなあ。


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