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2017-08

弘道館月釜〜有斐斎初点式2013 - 2013.01.22 Tue

今年初の弘道館月釜。
今年の初釜シリーズの〆になります。

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こうやってみると、弘道館の入り口がどこなのか、よくわかりませんねえ。
周りもビルやら近代的な建物やら、、、

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こういう古くて広いお屋敷は昔はこのあたり一帯にたくさん残っていたのでしょうが、今ではここが残っていることが奇跡的です。
老松さんはじめ、ここを意識的に残そう、としている方々の努力のたまもの。

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今回も昨年の初釜と同じく、待合は藤原為家(定家の息子)の手になる文屋康秀の歌。

      春の日の光にあたる我なれど 頭の雪となるぞわびしき

(二条の后藤原高子が「春宮の御息所」と呼ばれていた頃、康秀を御前に召し、「日は照りながら雪の頭(かしら)に降りかかりける」という題で詠むよう命じたのに即興で答えた歌)

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ところで、太田さん、なんとおみ足を怪我されたようで車椅子でのご説明だったんです。
実は私、別にもう一件、足を痛められてチャラになった初釜があったんです。( ̄ロ ̄|||)
今年はお茶人さんにとって、足の怪我がついてまわるのでしょうか?
どうぞ、皆様、お気をつけください。(自分もね)

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本席の軸は、お鏡餅の絵と、いまひとつの床には宗尊親王の歌切。
ちょっと、、、というか全然読めなかったのですが、なんだか雪を歌った歌のようでありました。

宗尊親王は後嵯峨天皇の長子、皇族で初めて征夷大将軍になった方ですが、
異母弟がのちに南北朝にわかれるきっかけとなる持明院統・後深草天皇と大覚寺統・亀山天皇。
でもなにより歌人、能筆家として有名な方のようです。

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真ん中の熨斗アワビに昆布、梅干しでまずは一献。

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そして川端道喜タイプの花びら餅(菱葩餅)。

慶長2年、玄々斎が禁裏にて御献茶、宮中のおせち料理のひとつであった菱葩餅を賜り、これを裏千家初釜で使うことを許された、というもの。
その後、川端道喜に依頼して現在の形の花びら餅ができあがったので、今でも裏千家家元の初釜では道喜さんの花びら餅がでます。(食べたことありませ〜ん)

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ただ道喜さんもご家族少人数で作られているので、なかなかたくさんは作れず、これからは老松さんや末富さんへ依頼もあるかもしれない、というお話しでした。

なににしても中の餡がとろとろなので、へたにかぶりつくとたら〜っとたれて着物をよごすので、懐紙につつんでクレープのようにいただくの正しい食べ方だとか。

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千家流各派では初釜と言えば結び柳ですが、ルーツは中国の「綰柳」の習慣から利休が初めて考案したらしいです。
ただこの時は1本〜数本の柳だったようですが、現在みたいなわさわさたくさんの柳を使うルーツは太田さんによれば古田織部あたりではないかというお話しでした。

う〜む、あの男ならやりかねん。(って会ったことないけど^_^;)

今回はまたまたりっぱなお道具で濃茶をいただきました。
記憶がいまいちだけれど、印象に残ったのは

及台子(花びら餅の嚆矢の玄々斎考案)
棗・琵琶(=弁天さん=巳さんをお使いとする=の持ち物)蒔絵
茶杓 銘「一夜松」(道真公のご神託「われを鎮めたくば、北野の千本の松が生えたあたりに祠を建てよ」。その北野の地に一夜にして千本の松が生えたためここに社を築いた→北野天満宮、、、という伝承)

それから、これ、良いアイデアだな、と思ったのは

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これ、都踊りの小皿を小振りの茶碗にのせたもの。

なにかといえば、濃茶用の口ふき小茶巾をのせていたものなんです。
よごれた茶巾はお皿を持ち上げて下の茶碗にいれる、、、わざわざ茶巾台を買わなくてもこういうので楽しく代用できるんだ!と思ったお道具でした。



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● COMMENT ●

しぇる様
私も茶巾を乗せるセットには感心しました。茶巾落しって結構お高いのですよね。あれこれ工夫するのが楽しいと思います。
花びら餅を乗せたお膳?もきれいです。何も縁高でないといけないということもないと思いました。
やんわりお茶を楽しめますね。

ひいらぎ様

蒔絵の菓子盆、よかったですね〜。
たしかに開けてみて、わあ!と驚く喜びもあるので、縁高も捨てがたいのですが、いまだに私は縁高をもっていません。こちらみたいに遊び心で道具を使うのも楽しいですよね。

しぇるさま

私はまたまた、ニュージーランド人のホームステイと重なって欠席でした。継続20年だから断れないんです。
それでも友人二人がビジターで参加して、大感激で帰ってきました。彼女たちの京都お茶会デビューでした。次回はどうしても行きたいです!

こんにちは

わ~、餅花が!!
なんだか勝手に嬉しい。。。(笑)

熨斗アワビ、本当に食べれるんですね。
飾りで見たことしかなかったので新鮮です。
各自で裂いて食べる??
赤い高杯もこれくらい大きかったらいろいろ使えそうです。

そらいろつばめ様

それは残念でした。
今回は初釜とあって、あでやかなお着物姿の方が多く、華やかな感じでしたよ。
(私は地味な洋服でしたが、、、^_^;)
次回はなんとか御参席できるといいですね!

cox様

餅花、是非ドイツでお披露目してくださいな。

この熨斗アワビだけはいただくことができなかったのですが、しがんで食べる、と聞きました。
スルメみたいに噛んでいると味がでてきたものなのでしょうか?謎です。
この高坏、どっしりとして大名道具のようでした。お雛様の高坏を大きくした感じですね(⌒▽⌒) b


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