fc2ブログ
topimage

2023-12

宵々山点描2014〜白昼編 - 2014.07.16 Wed

あづい、、、、ほんまにあづい、、、だから祇園祭だ、、、、

白昼の鉾町も歩くんだ。宵山はいかれへんから今日のうちに全部まわるんだ、、、という執念につきうごかされて熱中症と日焼けとたたかいながら、また行く。


IMG_59031.jpg


まずは3日間だけ公開される長江家住宅。船鉾の真ん前です。幕末から明治にかけて建てられた大型町家。


IMG_59021.jpg


早いものでもう5年も前になるのかな、こちら奥座敷で京都和菓子の会があったのは。(

今も現役で白生地卸しの大店(屋号大阪屋)というところがすごい。TVドラマの京都もの、とくに呉服商がかかわっているときのロケにも使われているのよ。ほんまの大店の町家がどんなものか堪能できます。
火袋フェチも十分満足できます(^_^)b


IMG_59061.jpg


こちらも有名な最大級の町家、杉本家。屏風祭してはります。夜にまた来よう。祭礼幕の琴柱はその会所でもある伯牙山の由来から。(琴の名手、周の伯牙の「知音」の故事)


IMG_59121.jpg



このあたりはどこの辻をまがっても駒形提灯が見える。



IMG_59131.jpg


迫力のある芦刈山の前懸の獅子の絵。原画は山口華揚、タイトルは「凝視」。

芦刈山は難波の浦でさびしく芦を刈る翁がご神体なのだが、「恐い顔しとるじいさんがネギもっとる。」とのたまわった輩がおったわ(-_-#)


IMG_59151.jpg


西のはしっこ、油天神山とその南に太子山。
ここまでくると白昼とは言え人は少なくてのんびりした雰囲気があります。


IMG_59241.jpg


太子山の会所になっているこれもまた有名な大きな町家である秦家。ここも何回もおじゃましている。


IMG_59221.jpg

みかけない太子山の荷(にない)茶屋だな〜と思ったら昨年江戸時代のものを復元新調したそうだ。山鉾巡行で、かつては参加者をお茶でもてなすための茶道具を入れて運んだもの。


IMG_59261.jpg


他の山は真松をたてるが、太子山だけは杉をたてるのよね。聖徳太子が四天王寺を建てるときに自ら山へはいって杉の木を切ったという故事によるもの。


IMG_59311.jpg


ろうじにはこんなものも見られるので、お見逃しなきよう。


IMG_59491.jpg


今年山1番を引き当てた占出山にもいっておかねば。


IMG_59501.jpg


なにせここは安産の神様だから。身ごもりながら出征して凱旋し、無事皇子を出産したという神功皇后にあやかって、ということで。
それにしても船鉾は神功皇后の出征船、大船鉾は凱旋の船というから祇園祭では神功皇后、人気者です。


IMG_59511.jpg


我が家にはまもなく身重の娘が帰ってくるので、安産のお守り代わりに占出山の手ぬぐいをいただいた。


IMG_59541.jpg


で、毎年行っちゃう菊水鉾の茶席。今年もまた一服いただく。


IMG_59561.jpg


お菓子は亀廣永さんの「したたり」。お皿の色が今年は錆朱だ。したたりは年中手に入れることが出来るようになったとはいえ、やはり食べたいな、と思うのは7月だけだな。


IMG_59591.jpg


最後に鉾建て4時間(勝手に)つきあった思い入れで鶏鉾に上がる。ここは会所がビルの中なのがちょっと残念だが。


IMG_59711.jpg


これがあの時の真木か〜と今年は特に思い入れ深く拝見した。





関連記事

● COMMENT ●

昨夕、別の用事があって三条御池辺りに出かけるついでに、ちょこっと宵々山にも立ち寄りました。
噂にたがわずすんごい人ですね。
あんだけ人が集まってても「祇園祭」ってのをちゃんと知ってる人ってどのくらいいるのでしょうか(笑)。
ぼくも知りませんが…。

relax 様

私もしりません(^_^;)
小さい頃から毎年お祭りを内側からみている鉾町の人たちとは認識はちがうでしょうね。
でもまあ、お祭りと名が付くからには、よそさんでも、だれでも、ルールを守って自分流に楽しめればいいかな、、、と。今夜の宵山は自粛しましたがすごい人のようです。

芦刈山の発言にぶはっと吹き出してしまい、見に行ったときに納得←コラッ!
リンクさせていただきましたm(._.)m

ぽん様

同じツボにはまってくれてありがとう!!
今年の宵山最高のヒットでしたわ。

トラバ、おおきに〜!


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/314-4bba1690
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

祇園祭、宵山そぞろ歩き

いつも来てくれはって毎度おおきに、うれしおす 皆さまの応援でもってます♡ お好きなボタンを一日一回ポチッとお願いしますm(_ _)m 京の7月は祇園祭一色。月半ばを過ぎて、行 ...

宵々山点描2014〜宵編 «  | BLOG TOP |  » コンチキチンを聞きながら夕食、、、のはずが(^_^; 〜京料理・伊勢長

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (14)
茶の湯 (393)
茶事(亭主) (84)
茶事(客) (176)
茶会(亭主) (18)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (94)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (109)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (65)
京都めぐり2023 (32)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (14)
美術館・博物館 (144)
奈良散歩 (132)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (60)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (11)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
有田2022 (1)
熊野三山巡り (2)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (5)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR