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2017-08

京都和菓子の会〜うるしへのオマージュ・国立近代美術館 - 2014.07.20 Sun

「京都のよき和菓子をよき室礼で」

、、、をコンセプトに、本業は日本で数少ない銘木師(千本銘木)にして、龍馬の投宿した酢屋のお嬢さん、ライフワークは京都の和菓子、という中川典子さん主幹の京都和菓子の会、今回の会場はなんと京都国立近代美術館。


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おほほ、、チャリで5分もかからないご近所さん。そして今回の展示はなんと大好きな漆・蒔絵ではありませんか!


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今回の和菓子の会のテーマは「うるしへのオマージュ」。


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この美術館はエントランスから、つらなる心地の良いホールまで、普段から無料ではいってくつろげるのよ。


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このホールの一角に、、、床の間が出現!

「圓窓床」。

銘木師の本領発揮の力作です。両端の柱は北山杉の磨き丸太、それに杉、欅、桂など漆塗りの下地に使われる木材を使用。



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中央の漆下地で作った丸い盤には「漆」の文字。床の間の軸の見立てで。

そして京都で活躍する若手漆器工芸家7名の作品を棚に飾る。(三木啓楽・太田 勲・加藤友理・岡田嘉夫・水内倫子・新木郁雄・番浦 肇  敬称略)
盆あり、食籠あり、香合あり、どれもこれはこういう感じで茶会・茶事に使いたい、、、と妄想をかきたてるような作品ばかりで。

ここで初めて真塗と呂色の違いを知った!(呂色は炭などをつかって、真塗りの表面を鏡のようにぴかぴかに磨いた物)真塗と呂色のコンビネーションの作品、よかったな。


さて、今回の和菓子の担当は、おいしさと美しさで定評のある西陣の千本玉寿軒さん。漆の器に盛ると映える菓子、をテーマに創作してくれたもの。(当会のみの菓子なので店頭にはありませんのよ〜。)

ではしばし、美しい和菓子と漆の器のコラボをお楽しみください。


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朝顔の盆と「清流(でしたっけ?)」(呂色仕上げなので反射して盆がきれいにミエマセン…>_<…)
まさに苔むした崖を落ちる清流、瀧。



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マットな漆、蒔絵の皿に「うるしへのオマージュ」
うわ〜〜〜、このブルー最高!まるで銀河のようではありませんか!


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蒔絵の平盆に2種のせ


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ブルーのアップ。
中の餡はこし餡ですが、そのうえにブルーの葛をのせ、透明な葛でくるむ、、という技術的にもたいへんむつかしい手の込んだお菓子です。


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瀧の断面。
三重に葛を重ねているわけだ。


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お菓子は日本茶インストラクター松石さんがご用意下さったおいしい冷茶とともに。

和束の最高級玉露「鳳春」を水出しして煎茶仕立てでいれたもの。ちなみに鳳春は宇治の茶業研修所が栽培に成功した京都ブランドの玉露用茶樹の名です。(碾茶用のものは「展茗」)

なんというか、お茶の葉は確かに植物なのだ、と思い出させてくれるような、そして後口さわやかなお茶。玉露用を煎茶としていただくのだから、贅沢この上ない。


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これは二煎目。また別物の味、香りです。これはごくごくいける。(ちなみにポットは水出し用フィルターボトルでハリオ製。こんなのあるんだ)


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お菓子と、漆器と、お茶を楽しんだあとは、美術館の展示へいそいそ。
だって漆芸、蒔絵、大好きなんだもの。ほんとにため息のでる漆器の数々、もちろん茶道具もたくさん。
これらを使ったり、取り囲まれたりしている妄想に、、、、またひたってしまった。


*)明日、21日もありますよ〜。予約無しでもたぶんいけると思う。

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● COMMENT ●

行ってきましたよ。
念願の和菓子の会!
いつもこちらのブログで指をくわえてみておりました。いつだって終わっていましたもの。
今回は2日に渡ってされていましたので ようやく参加できました。

私も蒔絵 漆器は大好きですが 美術館の展示には気がつきませんでした。時間の都合 展覧会の方は 次回に伺う事にしました。

ひいらぎ様

いってこられましたか。
それはよかったです。でも、、、、

会費に展示会の料金も含まれていましたのに!v-12!!!

しぇる様

展覧会は会期中ならいつでも見られると言われましたから 大丈夫です。ご心配かけました。

ひいらぎ様

ほっとしました!
もったいないですもん。v-218

しぇる様にはお目にかかれませんでしたが、いつもブログでお名前を拝見するひいらぎ様にお目にかかれて光栄でした。
私は天の川をいただいたけど、あの葛のやらかさの違いが繊細でお代わりしたかったぁ~
それにも増して、お茶の旨さはびっくりでしたね。

まあ、祇園祭の合間にお菓子の会でしたか!美味しそう、行けなくて残念。
豊岡は「こうのとり国際会議」で盛り上がっていました。
お茶と言えば先日、茶の湯文化学会台湾旅行で茶畑の見学。台湾は年4回茶摘みができます。春摘みは緑茶、夏のは烏龍茶、秋と冬のは紅茶にするとのこと、茶樹は同じと聞いていましたが、現場で聞くと納得でした。
東方美人茶の峨眉郷ではウンカが出る最後の季節ということで、炎天下の茶畑見学。ウンカの噛み後がお茶を美味しくするとは、また不思議な自然の贈り物ですね。

ぽん様

お手伝いご苦労様でした〜。
ほんま、どうやって食べようか、なやむくらいとろっとしてましたね。
それにしても美しかった!
お茶も、さすが茶業研究所開発の京都ブランド!です。(所長さんが初日お見えでした)

そらいろつばめ様

まだまだ祇園祭は続いているのでほんとに大忙しです。後祭が別れると体力的にきついですね〜。(って休めばいいものを、どしてもじっとしていられない)頭の中をコンチキチンのメロディーと駒形提灯の幻がぐるぐるまわっている昨今です。
お茶について思うのは、茶樹としておなじDNAをもっていながら、土壌の違いや製茶法の違いはあるにしても、どうしてこんなに日本茶と中国茶はちがうのでしょう。どちらも大好きですが。


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