文月雑記2014 - 2014.07.31 Thu
とうとう7月、祗園祭月も終わっちゃいました。ちょろっとこぼれた文月の雑記を。
<その1> メジロの営巣
2年前、初孫が生まれる前に家の茶庭の楓にメジロが巣をかけた。外敵に見つけられにくく、雨もしのげる絶妙のロケーションで。雛が巣立つまで、こちらもそのあたりの雑草取りを控えたり、親鳥が神経質にならないように遠くからそっと見たり、かなり気を使ったのだ。おかげで無事巣立ちした。
楓の木がいたむかもしれないので、その巣は丁寧にとりはずして保存しておいた。なんだか吉兆のような気がして、おかげで初孫は元気に生まれ育っている。
昨年はどうかな〜と思っていたけれど営巣しなかった。
そして今年、また二番目の孫が生まれる年に、気づかないうちに雛までふ化していた。そう、前回とまったく同じ場所に!同じつがいなのか、あのとき巣立った雛たちなのか。これまた吉兆のような気がするのは迷信深すぎだろうか。
今回も無事巣立ったあと、巣をとりはずした。

枯れ草からビニールのきれっぱし、苔(家の苔をついばんどったのはおまえらか〜〜)など、見事な造型。

この楓の葉っぱがワンポイント、、、なんちゃって、なんともキュート!

ちなみに2年前のと比べると、今回は緑っぽいなあ。(苔が〜〜)
<その2> 祗園のにいさん茶会
夜の祗園は昼間とはがらりと雰囲気がかわる。ちょっといりくんだ場所にある祗園楽園小路の中庭には火の見櫓があって、その下で毎月にいさん茶会がおこなわれる。

なにがにいさんか?
亭主が兄さん(おぢさんという説もある)なのと、毎月23(にいさん)日に茶席が突如出現するから。昼過ぎから夜も更けるまで、ちょっと一服、初心者歓迎の茶席なのだ。おぢさん、、もとい、にいさんにちょっとご縁があったので、この日は南観音山のあばれ観音を見に行く前、夜も更けてよってみた。

しかも待庵(二畳)も今日庵(一畳台目)もびっくりの超小間。おぢさんにいさんはランニングだし、釜は落書きだらけの薬缶だし。でもつこてるお道具はびっくりよ(◎-◎;)ようこんなん見ず知らずの人にもださはるな〜、、、これぞほんまに「藁屋に名馬をつなぎたるがよし」の境地やなあ。
しかも全く偶然に御連客の3名様が面識のある方ばかりでびっくり。よびよせるんかな。おかげで楽しい一席、おいしい一服、感謝でございます。
<その3> 下鴨神社みたらし祭
これはもうね、毎年の定番行事だからぬかすわけにはいかないのよ。

土用のあっつい時につめたい御手洗のわき水に足をつけるので、涼がとれるし、穢れをはらえる気がする。早朝からお参りできるけれど、(早起き苦手だし)私は夜の雰囲気が好きで。

この夜はめずらしく少し冷えるくらいの涼しさ。これはひや〜〜っとするのは覚悟せねばなるまい。

ところが意外と水が冷たくない。例年よりも冷たくない、、、そうか!井戸水が夏は冷たく冬は暖かく感じるのと同じなのだな。わき水だし水温はほぼ一定なのだ。

などど、小学生の理科の復習をしつつろうそくに火をもらう。

夜10時まででかなり遅がけだったので、これでも人出は少ない方。

ろうそくを献灯して無病息災を祈る。今年もこの暑さにまけずにすごせますように。

御神水もいただいたし、これだけあちこちお参りしていれば、どこかで効くだろう。だれかがおっしゃってましたが、京都はこれだけたくさんの神社、仏閣、祭礼があるので、京都の人はみんな御利益で無病で長生きするはずとちゃうか〜と。どうなんでしょ、ほんとのところ(^_^;
<その4> 弥次喜多の宇治氷
四条河原町を少し下がって東にはいったところにある甘味処弥次喜多さん。

かき氷がすごい、と聞いていたのだが、なにがどうすごいのかフィールドワークにでかける。

メニュー、、、す、、すごいかき氷のヴァリエーション!
妥当なところでミルク宇治金時をたのむ。(ちなみにミルクは練乳がけ、クリームはアイスクリーム付き)

見た目なにやら緑が濃いなあと思って口にすると、、、、
こ、、、これは濃茶だ!しかもどろっどろの濃厚濃茶!かろうじてお茶の味がするような一般的な宇治金とはものが違いますわ。おかげで完食したあと、空きっ腹に濃茶を飲んだ時みたいに胸悪〜、、までの(^_^;)濃茶でございました。そして、なにが「すごい」か了解いたしました。
<その5> 祗園祭もこれにておしまい〜疫神社夏越祓

炎天下、夏空を背にすっくと立つ八坂さんの碑。

一月にわたりおこなわれた祗園祭も本日でおわりです。

最後の行事が境内にある末社、疫神社での夏越の祓。夏越祓は6月30日におこなわれるのが現在では一般的だけれど、旧暦でいうと今なので、本来祗園祭の終わりとともに夏越の祓はすべきなのですね。

神事は午前中に終わってしまっているので、仕事帰りに行ったときには茅の輪だけが残されてました。せっかくだからくぐる。「粗民将来之子孫也」。だから疫病は退散してね。

そばの石垣にくくりつけられた茅をとって、自分で輪にして厄除けのお守りにするのだが、当然こちらもなくなっている。輪に出来るようなのがないかとさがしたが、残念ながら見つからない。でも、ま、いっか。今年も祗園祭にどっぷりつかった一月だった。

そうこうするうちに神社の方が茅輪を撤収にこられた。あぶなかった〜。
ほんに暑い中、一月ご苦労様でした。また来年!
<その1> メジロの営巣
2年前、初孫が生まれる前に家の茶庭の楓にメジロが巣をかけた。外敵に見つけられにくく、雨もしのげる絶妙のロケーションで。雛が巣立つまで、こちらもそのあたりの雑草取りを控えたり、親鳥が神経質にならないように遠くからそっと見たり、かなり気を使ったのだ。おかげで無事巣立ちした。
楓の木がいたむかもしれないので、その巣は丁寧にとりはずして保存しておいた。なんだか吉兆のような気がして、おかげで初孫は元気に生まれ育っている。
昨年はどうかな〜と思っていたけれど営巣しなかった。
そして今年、また二番目の孫が生まれる年に、気づかないうちに雛までふ化していた。そう、前回とまったく同じ場所に!同じつがいなのか、あのとき巣立った雛たちなのか。これまた吉兆のような気がするのは迷信深すぎだろうか。
今回も無事巣立ったあと、巣をとりはずした。

枯れ草からビニールのきれっぱし、苔(家の苔をついばんどったのはおまえらか〜〜)など、見事な造型。

この楓の葉っぱがワンポイント、、、なんちゃって、なんともキュート!

ちなみに2年前のと比べると、今回は緑っぽいなあ。(苔が〜〜)
<その2> 祗園のにいさん茶会
夜の祗園は昼間とはがらりと雰囲気がかわる。ちょっといりくんだ場所にある祗園楽園小路の中庭には火の見櫓があって、その下で毎月にいさん茶会がおこなわれる。

なにがにいさんか?
亭主が兄さん(おぢさんという説もある)なのと、毎月23(にいさん)日に茶席が突如出現するから。昼過ぎから夜も更けるまで、ちょっと一服、初心者歓迎の茶席なのだ。おぢさん、、もとい、にいさんにちょっとご縁があったので、この日は南観音山のあばれ観音を見に行く前、夜も更けてよってみた。

しかも待庵(二畳)も今日庵(一畳台目)もびっくりの超小間。
しかも全く偶然に御連客の3名様が面識のある方ばかりでびっくり。よびよせるんかな。おかげで楽しい一席、おいしい一服、感謝でございます。
<その3> 下鴨神社みたらし祭
これはもうね、毎年の定番行事だからぬかすわけにはいかないのよ。

土用のあっつい時につめたい御手洗のわき水に足をつけるので、涼がとれるし、穢れをはらえる気がする。早朝からお参りできるけれど、(早起き苦手だし)私は夜の雰囲気が好きで。

この夜はめずらしく少し冷えるくらいの涼しさ。これはひや〜〜っとするのは覚悟せねばなるまい。

ところが意外と水が冷たくない。例年よりも冷たくない、、、そうか!井戸水が夏は冷たく冬は暖かく感じるのと同じなのだな。わき水だし水温はほぼ一定なのだ。

などど、小学生の理科の復習をしつつろうそくに火をもらう。

夜10時まででかなり遅がけだったので、これでも人出は少ない方。

ろうそくを献灯して無病息災を祈る。今年もこの暑さにまけずにすごせますように。

御神水もいただいたし、これだけあちこちお参りしていれば、どこかで効くだろう。だれかがおっしゃってましたが、京都はこれだけたくさんの神社、仏閣、祭礼があるので、京都の人はみんな御利益で無病で長生きするはずとちゃうか〜と。どうなんでしょ、ほんとのところ(^_^;
<その4> 弥次喜多の宇治氷
四条河原町を少し下がって東にはいったところにある甘味処弥次喜多さん。

かき氷がすごい、と聞いていたのだが、なにがどうすごいのかフィールドワークにでかける。

メニュー、、、す、、すごいかき氷のヴァリエーション!
妥当なところでミルク宇治金時をたのむ。(ちなみにミルクは練乳がけ、クリームはアイスクリーム付き)

見た目なにやら緑が濃いなあと思って口にすると、、、、
こ、、、これは濃茶だ!しかもどろっどろの濃厚濃茶!かろうじてお茶の味がするような一般的な宇治金とはものが違いますわ。おかげで完食したあと、空きっ腹に濃茶を飲んだ時みたいに胸悪〜、、までの(^_^;)濃茶でございました。そして、なにが「すごい」か了解いたしました。
<その5> 祗園祭もこれにておしまい〜疫神社夏越祓

炎天下、夏空を背にすっくと立つ八坂さんの碑。

一月にわたりおこなわれた祗園祭も本日でおわりです。

最後の行事が境内にある末社、疫神社での夏越の祓。夏越祓は6月30日におこなわれるのが現在では一般的だけれど、旧暦でいうと今なので、本来祗園祭の終わりとともに夏越の祓はすべきなのですね。

神事は午前中に終わってしまっているので、仕事帰りに行ったときには茅の輪だけが残されてました。せっかくだからくぐる。「粗民将来之子孫也」。だから疫病は退散してね。

そばの石垣にくくりつけられた茅をとって、自分で輪にして厄除けのお守りにするのだが、当然こちらもなくなっている。輪に出来るようなのがないかとさがしたが、残念ながら見つからない。でも、ま、いっか。今年も祗園祭にどっぷりつかった一月だった。

そうこうするうちに神社の方が茅輪を撤収にこられた。あぶなかった〜。
ほんに暑い中、一月ご苦労様でした。また来年!
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● COMMENT ●
ひいらぎ様
来年はほどほどに、、、と言いつつ蓋を開けてみればきっとまた燃えるんでしょうねえ、祗園祭。
それもありがたいことです。
それもありがたいことです。
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うちの近くの店では抹茶が上にかかっておりました。これも驚きました。
23茶会は私も行きたいと思っている席です。
今年も祇園祭りの取材をありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。