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2017-11

アートを旅するパリ2014〜その2・オルセー美術館とオランジュリー美術館 - 2014.08.15 Fri

セーヌ川。


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パリ市内は古い建物の街並みがちゃんと保存されている。地震や火災による被害が少ないとはいえ、京都の洛中のまちなみもパリのようになんとかならんものか。



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セーヌ川に沿ってブキニストとよばれる古本その他の露天商の店がならぶ景色。16世紀からの歴史があり、今ではなんとこの景観、世界遺産になっているらしい。お客がたくさん来る風でもないが、商売としてなりたっているのかな。


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セーヌ左岸のオルセー美術館。この建物自体が美術品。もとは1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテル。


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パリとオルレアンを結ぶ鉄道が走っていたわけだが、美術館に改装されたのは意外と最近で1986年から公開なんだそうだ。印象派の作品を多く蔵しているので人気の美術館。


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こちらも2度目の訪問。あれから大規模改修もあったようで、ずいぶん展示方法が変わったな、という印象。それに前回見た作品がなかったり、出張中だったり、、、
マネの日傘の女2作も以前は向かい合って展示されていたのに、今回は1つしか展示されていなかった。ミレーの「晩鐘」もなかったし。



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これも駅だった頃の遺構。かっこいい。この後の磨りガラスの後方が通路になっていて、ときおり人が通る影が三々五々見えて、とてもシュールなそれだけで絵になりそうであった。


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大時計の裏はカフェ。


ここでルノアールの「田舎の踊り」に再会。つい最近文博にきていたでしょ。あの印象派展は空前の大人気ですごい行列ができたそうだ。私は展示の初日近くに行ったので、行列が出来る前だったけどね。
ルノアールの踊り三部作(参照)のうち、ここでは「田舎の踊り」「都会の踊り」がならんでいたのがうれしい。


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「田舎の踊り」のモデルがのちにルノアールの妻になるアリーヌ・シャリゴ。「都会の踊り」のモデルを務めたのがシュザンヌ・ヴァラドン、ユトリロの母である。(三部作ののこりの1つ、ブージヴァルの踊りはボストン美術館にあるそうだ)

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」()も印象深い絵だし、この場所(モンマルトル)に後日いってみることにする。



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ここは先ほど入館前に見上げたあの大時計の裏。窓越しに見えるのはルーヴル。

撮影禁止だったけれど、しっかり目に焼き付ける。セザンヌ(実はキュービズムの祖)、ゴッホ(やはり天才だ!)、アングル(「泉」あるよ。高校生の頃この絵を教科書で見て惚れた)、、、

岡山出身なので、子供の頃から倉敷の大原美術館にはよく行った。どこにどんな絵がかかっているか、かなり覚えている。子供心に印象に残ったのは小さな絵でタイトルが「雅歌」。アラビア風の衣裳をまとった半裸の女性が妖しく美しかった。この作者、モロ−の絵も何点かあってうれしい。もうひとつ、大原美術館の「鐘楼守」。労働の苦しみみたいなものを感じていたのだが、作者のルドンの絵にも再会。実はどちらももっと昔の画家だとおもっていたが、印象派だったのね。



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こんな豪華なミュージアムカフェもあります。ここはホテルだったころの名残かな。



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お次はチュイルリー公園内にあるオランジュリー美術館へ。正面の建物。右手にエッフェル塔が見えますね〜。


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このガラスはまるで温室、、、と思ったらオランジュリーってほんとに温室のことだった。建てたのはナポレオン3世。ずいぶん改修に改修を重ねて2006年、現在の姿になったらしい。


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ここは初めて。なんといっても「モネの美術館」ともいわれるくらいだから。
楕円形の広い広い部屋の4面に横長の大きな「睡蓮」シリーズが4枚、、、それだけしかない空間。まるでまるでモネがこれを描いたジヴェルニーの庭の睡蓮の池に立っているような錯覚を覚える。これはすばらしい!モネの睡蓮はたくさんあるので、また「睡蓮」か〜と思うところもあったのだけれど、こうしてみると絵の魅力がよくわかった。よし、ジヴェルニー行き決定!

大山崎山荘美術館にも睡蓮が1枚あるけれど、あの展示方もここを参考にしたのかもしれないな。



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他にはユトリロ、モディリアニ、マティス、ルソーなどの絵。ここらへん後期印象派以降になってくるとちょっと私にはよくわからない、、、(・_・)



(注目!)みんな長袖でしょ?涼しいを通り越して寒かった。
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● COMMENT ●

オルセー美術館 
ため息
オランジュリー美術館
垂涎

koruka様

正直なところハイビジョン解説付き、ねころんで、、、の方がいいかもよ〜。

ちょうど良い広さ

しぇる 様

お帰りなさいませ!
私も学生時にロンパリ(死語?)に行ったことがあります。
ルーブルもオルセーも行きましたが、特に気に入ったのがオランジュリー美術館だったので登場して嬉しいです(^o^)
あの睡蓮の部屋は好いですよね~。
正直、印象派の絵を見すぎて「おなか一杯」な時に行きましたが、睡蓮の部屋では真ん中のソファで、しばらくぐるぐるしていました。
オルセーもルーブルも広すぎですよね…。

ふかみ様

春に京都文化博物館に印象派の絵画展がきてたので、印象派画家の勉強がちょっとできました。
なので今回オルセーの印象派絵画は以前見たときよりいいな〜と思えました。
モンマルトル散策でエコールドパリの画家の勉強もちょっとしたので、画家とモデルの実際の関係の裏話もしこんでいたのでさらにおもしろかったです。
睡蓮は若い頃はみてもふ〜ん、でおわってましたが、今回の訪問ではなぜかこころに響きました。美術館の力もあるのでしょうね。


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