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2023-12

花屋みたて〜籠とかき氷展 - 2014.08.30 Sat

紫竹の花屋みたてさん。


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花屋と言っても洋花は一切アリマセン。山野草や茶花になりそうな花ばかり、しかもそのディスプレーが李朝の白磁や籠なんかにさりげなく素敵に投げいれられていて、そのセンスが大好き。
(場所は高麗美術館のほどちかく、ちょっとわかりにくい場所だけれど、連棟町家長屋の一軒)

お店をここに構えられたときに比べたら、ずいぶん鉢が表まで増殖してますね〜。



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この日は企画展として籠とかき氷展。
このようにいつもは花や鉢が並んでいる場所に、所狭しと籠、籠、籠、、、
ちょっとお買い物に行く時用の籠から、時代のついた民具としての籠、花入れ、笊、その他。お値段もお手頃。



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いつものお花はこちらにかためられていますが、こちらにも籠、籠、、、あ、なつかしい柳行李が!



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もうひとつの企画がかき氷。烏丸高辻〜松原にある木と根さんの出張かき氷。なのでこの日はちびっ子がいっぱい。

ちなみに木と根さんは陶芸やガラスなどの作家さんの物をあつかっておられる小さな素敵なお店です。そこにも喫茶室があるのですが、なにぶんこぢんまりとしているので席の競争率が高くて、、、だからここでいただけるのはうれしい


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それにしてもここの織屋建の町家はすてきだなあ。織屋建は織子さんの手元がよく見えるように、光が入りやすいよう高い天井と、明かりとりの天窓がある作り。憧れますね〜。
ここには先代と先々代のお店の時代も来たことがあり、いいな〜と思っていた町家です。



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さて、かき氷。
数種のソースの中から三種選べるんです。わたしは石榴、きび蜜、キーウィーにしました。これ、ソースによって彩りがずいぶん違うので、この組み合わせは少し地味だった。


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たまたまお隣に座った方のも撮らせていただく。これはマンゴ−、桃+?? このコンビネーションは緑がちょっと足らないわね。、、、なんてお話しをして、見ず知らずの方ながら、紫竹のここまでわざわざ来られるくらいの方ですから、さすが話が合ってず〜っとおしゃべりさせていただきました。楽しかった!

もちろん、かき氷も最後まで甘く、おいしく頂戴しました。これが今季最後のかき氷になりそうです。


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席のあちこちにさりげなく投げいれられた花は、もちろんみたてさんの手になるもの。茶室にこんな花が入れてあるときっとうれしいだろうな。


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壺も李朝白磁ですよ>^_^<
(みたてさんは川口美術にも時々出張されているのだ)


さて、かき氷をいただいたあとは、お手頃なので籠を2つお持ち帰り。


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まずはこの笊。
先日花所望の花台を笊でされている方がおられて、これはまねっこしたい!と思ったので頭の中はすでに花台です。他にも使い回ししやすそう。


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もひとつはこの菱形の笊、、、というより篩ですね。みたてさんは使っているうちにゆがんで四角が菱形になったのかなあとおっしゃっていたけれど、調べてみるとこれは製茶道具の篩のようです。(茶道検定のテキスト・茶業の項目に同じ写真を発見〜!)篩うとき目を45度かたむけると、長径がx√2になるので、少し大きい茶葉を篩うために初めからこんな菱形なんだと思う。



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さて、これはどのように使いましょうかねえ。でも、、、それより収納に場所とってしょうがないんですけど、、、、(^_^;



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● COMMENT ●

京都には茶花を扱う花屋さんがあっていいですよね。
生駒近辺にはほとんどなくて(知らないだけかも)いつも苦労しています。
茶人は自分の庭で育てるべきなのでしょうがまだまだ…。

relax様

数的には京都でも圧倒的に洋花のお店が多いのですが、それでもわりとご近所に茶花を扱っているお店がみつかる率は高いな、と思います。京都以外のそういう方の為に淡○社でも茶花の頒布を始めたようです。
私、宝塚時代の失敗からもう花を育てるのはヤメ!と決心していましたが、結局また茶花、育てはじめました。まだまだ実用にはなりませんが。

昨日、京都に出掛けるついでに初めて池坊に寄りました。
資料館もよかったけど、地下の花市の花の種類の多さと女性の多さに驚きました(笑)。
花市って川瀬さんのご実家なんですってね。

relax様

えっ!?そうだったんですか?
やはり花屋さんの息子だったのか〜。
あの地下は木ものの茶花をもとめてたまに行きます。
茶道と同じくかつては男の世界だった華道ももはや女性の牙城ですねえ、、、


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