東貴人且座 - 2014.09.04 Thu
いろんなお社中の方があつまってワイワイと七事式・花月の勉強会。
今月のテーマは「東貴人且座」。
普通の且座は
次客・・花 三客・・炭手前 正客・・香 東・・濃茶 半東・・薄茶
の役割があるのだけれど、その東が貴人さん、という設定。

毎回席主さん手作りのお菓子をいただけるのもこの会の楽しみ♪
今回はつくね芋とこなしを使った「向日葵」。寒天の露までついてます。芸が細かい!

(今年我が家に来て初めて咲いた秋海棠)
この東貴人且座、むか〜し以前の社中で、まだ平花月ですらよく理解できていない頃やったことがある。なので「なんかよくわからんが、とってもむつかしい花月」という刷り込みがあったのだけれど、今回改めて予習してみると意外と理解できた。(あれから花月、それなりにたくさんお稽古したもの)

(名残の白木槿 もうそろそろ終わりかな)
ポイントは正客よりも東の方が偉いので、自分の座にもどる時、東の貴人さんにお尻をむけないように(正客にお尻向けるんだけど)いつもと反対側にまわること。
貴人点てに準じて、貴人さんに一礼が必要なこと、貴人畳には入らないことなど。

(ノシラン:熨斗蘭)
正客は茶碗を拝見するときに「お薄はお清(=貴人)で」と、お薄を東さんに、と半東に言う。
貴人の東さんが濃茶を点てたあとは、かぎ畳を通って貴人畳に移動するところも見所かな。
このときにらみ菓子(または捨て菓子とも。席中で食べない菓子で、リンゴなどすぐには食べられないものを出す。持って帰らず最後に席中に「捨て」おかれる)がでるのは、貴人といえども亭主側なので、亭主は席中で菓子をいただかない、という原則に則る。

(自生したヤブミョウガ。白い花から黒い小さな実がたくさん)
ハイライトは東と半東の入れ替わりのときの道具の置き換え。
お次の茶筅を撤去、茶杓を移動→茶入も撤去、水指の前をきれいに空にしてから薄器を清める。
薄器を置き合わせ、その上に一時水指の上に仮置きしていた茶杓ももどし、お清の茶筅とならべる。見所ですよ、ここ。

(実はこんなところに生えてます。こぼれ種から勝手にここまで増えたのです)
ここで、こういう挨拶、こういう所作、と細々したところはやや煩雑だけれど、理解はしやすい。少なくとも「ものすご〜くむつかしい花月」ではなくなった。「ちょいむつかしい花月」、、、くらい??
この後にした四畳半無言投げ込み花月のほうがなんだかむつかしかったが(^◇^;)
完璧にこなすのはまだ無理としても、とりあえず学習。あと「花月風雅集」の本にのっていて未到なのは「二人貴人且座」のみ。いつかこれも実際やってみたい。
今月のテーマは「東貴人且座」。
普通の且座は
次客・・花 三客・・炭手前 正客・・香 東・・濃茶 半東・・薄茶
の役割があるのだけれど、その東が貴人さん、という設定。

毎回席主さん手作りのお菓子をいただけるのもこの会の楽しみ♪
今回はつくね芋とこなしを使った「向日葵」。寒天の露までついてます。芸が細かい!

(今年我が家に来て初めて咲いた秋海棠)
この東貴人且座、むか〜し以前の社中で、まだ平花月ですらよく理解できていない頃やったことがある。なので「なんかよくわからんが、とってもむつかしい花月」という刷り込みがあったのだけれど、今回改めて予習してみると意外と理解できた。(あれから花月、それなりにたくさんお稽古したもの)

(名残の白木槿 もうそろそろ終わりかな)
ポイントは正客よりも東の方が偉いので、自分の座にもどる時、東の貴人さんにお尻をむけないように(正客にお尻向けるんだけど)いつもと反対側にまわること。
貴人点てに準じて、貴人さんに一礼が必要なこと、貴人畳には入らないことなど。

(ノシラン:熨斗蘭)
正客は茶碗を拝見するときに「お薄はお清(=貴人)で」と、お薄を東さんに、と半東に言う。
貴人の東さんが濃茶を点てたあとは、かぎ畳を通って貴人畳に移動するところも見所かな。
このときにらみ菓子(または捨て菓子とも。席中で食べない菓子で、リンゴなどすぐには食べられないものを出す。持って帰らず最後に席中に「捨て」おかれる)がでるのは、貴人といえども亭主側なので、亭主は席中で菓子をいただかない、という原則に則る。

(自生したヤブミョウガ。白い花から黒い小さな実がたくさん)
ハイライトは東と半東の入れ替わりのときの道具の置き換え。
お次の茶筅を撤去、茶杓を移動→茶入も撤去、水指の前をきれいに空にしてから薄器を清める。
薄器を置き合わせ、その上に一時水指の上に仮置きしていた茶杓ももどし、お清の茶筅とならべる。見所ですよ、ここ。

(実はこんなところに生えてます。こぼれ種から勝手にここまで増えたのです)
ここで、こういう挨拶、こういう所作、と細々したところはやや煩雑だけれど、理解はしやすい。少なくとも「ものすご〜くむつかしい花月」ではなくなった。「ちょいむつかしい花月」、、、くらい??
この後にした四畳半無言投げ込み花月のほうがなんだかむつかしかったが(^◇^;)
完璧にこなすのはまだ無理としても、とりあえず学習。あと「花月風雅集」の本にのっていて未到なのは「二人貴人且座」のみ。いつかこれも実際やってみたい。
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● COMMENT ●
しぇるさん、こんにちは
野草が、季節を教えてくれる
そんな初秋ですね^^
これから
秋の京都が本格的になりますね
たのしみ、たのしみ
野草が、季節を教えてくれる
そんな初秋ですね^^
これから
秋の京都が本格的になりますね
たのしみ、たのしみ
ひいらぎ様
花月は社中ではなかなかできないので、こういうふうにお稽古できるのはありがたいことです。
高兄様
そうですね。
夏の間くたびれていた庭の草や花も元気づいてきたこのごろです。
東山や白川、鴨川もほんのり秋の風情で、こんな四季豊かな京都という町はいいなあ、、、と再確認しています。
ただ今年の秋はちょっと多忙です。ゆっくりたのしめるといいのだがなあ。
高兄様も秋の画像をまたいっぱいお披露目してください。
夏の間くたびれていた庭の草や花も元気づいてきたこのごろです。
東山や白川、鴨川もほんのり秋の風情で、こんな四季豊かな京都という町はいいなあ、、、と再確認しています。
ただ今年の秋はちょっと多忙です。ゆっくりたのしめるといいのだがなあ。
高兄様も秋の画像をまたいっぱいお披露目してください。
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いつか東貴人旦坐があれば 是非参加したいです。