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2017-08

平安神宮煎茶献茶祭茶会2014 - 2014.10.02 Thu

元日の能楽奉納、春の紅しだれコンサート、6月の薪能、毎月の月釜、、、と、年中遊べるご近所パラダイス(?!)・平安神宮、9月のイベントは最終日曜日におこなわれる6流派による煎茶献茶祭です。


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(大文字と青龍楼)


この日は良い天気で暑いくらいでしたが、日陰に吹く風は、金木犀のかおりのせて秋のものです。


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広い神苑に点在する六つの茶席、今年はどこへ行こうか。(2000円で2席入れます

いつも茶道の各流派の月釜が行われる西神苑の澄心亭では、昨年参席させていただいた泰山流の席が。


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西神苑から東神苑につながる道に沿うせせらぎ、水に映る影も秋のもの。秋を感じながら逍遙、茶席をさがすもまた楽しみの一つ。


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三々五々、ご参加の和服の方の姿もまた風情があります。


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臥龍橋。とりあえず渡っとく。(←子供)


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いつも紅しだれコンサートの行われる貴賓館。ここはベストポジションなので、その年の御献茶を担当された流派が席をもたれます。今年は瑞芳菴流。ここには入ったことがないのでまずはここへ。


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瑞芳菴流は宗家が黄檗宗のお坊さまで、まだ三代目ということなので、昭和になってからの流派創立でしょうか。なにしろ煎茶道は100くらい流派があるといわれていますからね。


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おお!泰平閣が!このアングルからみるのは初めて。良い眺めですこと。


編集


中はこんな書院の広間。この建物は御所から移築されたものだそうですよ。ちなみに平安神宮は明治28年に京都でひらかれた内国勧業博覧会のパビリオンでしたのよ。(実物の8分の5の規模で復元された平安京大内裏)


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煎茶の点前席。室礼は茶道に比べると文人趣味でより自由な感じ。


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この流派でもお点前のはエプロンみたいな腰衣をおつけです。どの道具も必ず「扱って」持つ所作が独特。手の動きがとてもきれいです。


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お菓子は山路かな。
いろいろ席のご説明いただいたのだけれど、お隣にたまたますわられた外国の方に、あやしい英語を駆使してあれこれ説明していたのであまり聞き取れず(^◇^;)


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私が(3ヶ月だけ)習った流派はお茶が数滴でしたが、こちらのはたっぷり。飲み方はそれこそ100数流派ありますのでas you likeに。


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床の花はりんどう、吾亦紅、秋明菊など。ちなみに軸は黄檗宗萬福寺の何代目かの管長さんによる「寄心清尚(心を清尚に寄す)」。陶淵明の漢詩が出典で「心を潔よく高尚な境地に寄せる」、、、煎茶道の精神でしょうか。

眺めの良い席での一煎、おいしゅうございました。


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2席目はおとなりの勅使館、皇風煎茶禮式の賛助席へ。
勅使館はその名のとおり勅使をお迎えする建物なので、床の間にも御簾がかかり天井も折上格天井の格式の高さ。


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各流派の違いはおそらく茶道の流派の違いよりは小さいのではないかしら。


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花はまだ緑のツクバネ、めずらしい白ホトトギスなど。軸はなんとあの伊藤博文公の漢詩。(全然読めまへん)なんとなれば政治家でありながら、彼は煎茶をよくたしなんでおられたそうな。


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お菓子は泡雪羹、私のは緑でしたがおとなりの列ではピンク色、ちょうど紅葉がはじまろうかどうかという微妙な季節感が出ているようです。


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五つ輪に三階菱は流派の御紋だそうです。


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2煎目は急須で。朱地金彩の鳳凰と瑞雲。人数も少なかったのでたっぷりいただく。


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いつも思うが煎茶道具ってちいさくてかわいいな。布巾筒が仏手柑なのがめちゃかわいい!


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最後に床の間に飾られた香筒を拝見。文人趣味のひとつとして線香をいれた竹筒を飾ることはよくあるそうです。竹も斑竹、、というあたりが文人好みなのかな?


煎茶をならうことには挫折したけれど、煎茶席に参じるとき少し様子がわかるのがうれしく、まあ無駄ではなかったと、、、思うのですが。σ(^◇^;)




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● COMMENT ●

瓶台

先立て純銀製の瓶台をかったんですが、どうやって使うのか思案にあけくれてました。
わけもわからずに、形がいいなと思ってただけで。このブログ抹茶だけでなくて色色勉強になる。

偶然

お久しぶりです。

いつも楽しみにしています。僕も今回は平安神宮の煎茶会に参加いたしました。
皇風煎茶禮式は僕も参加いたしました。少しお菓子が違うような…
煎茶は始めはお菓子はいつ食べるのか?蓋をひっくり返すのか?など色々違いがあって
楽しいです。 京都は本当に文化レベルが高い都市ですね。
弟がいつかさんと多分同じ大学出身で同大学の研究室で働いて、京都に住んでいます。ただし、文化的ではない。
僕も自由の身になったら、いつかさんのように少しでも近づける様に風流な文化的な
生活を夢見ています。 いつもありがとうございます。

ヌーチャン様

ありがとうございます。管理人も書きながら勉強しております。(すぐ忘れるけど、、)
南鐐の瓶台ですか?よさげですね〜。
煎茶道具は私もついついかわいさにつられて買っては,「ど〜やって使うの?これ、、、」と買ったあとで途方にくれます(^_^;
眺めて楽しめばいいのよね、きっと。

鷲津政彦様

ハゲタカさま、お久しぶりです。
おいでになっておられたのですね。
皇風煎茶禮式ではおしまいごろの席でしたので、多分お菓子が足りなくなって、あわてて棹物を手配した、、というところでしょうか?(^0^;) 水屋の裏方をしていると、時々であうシチュエーションです。ご苦労様ですね。

風流、文化的、、、京都に関してはそのとおりの町で老後は楽しみに事欠かないとおもいますが、私のリアル生活はほんとはけっこう殺伐としているんですよ〜。埋め合わせに時間をやりくりして楽しんでいるというか、、、、

しぇるさん、こんにちは

ほぇ~中はこんななってるんだ

中から見る風景、新鮮だろうなぁ^0^

高兄様

私もはじめて!
こんなことでもなければ入るチャンスはありませんものね〜。できれば紅しだれの季節にここから見てみたい、、、、

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鍵コメさま

(念のためちょっとぼかしたのとさしかえました)
それはびっくり!
きっとあちこちですれちがっているかも、、、です。
ナゼかいつも行った先(お茶関係)で必ず会う茶友もいますから。
お茶を愛する人が行く場所は同じ、、、ということですね。とくに京都はせまいですし。
これからもよろしくお願いいたします〜。


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