寺町・御所南〜美術まつり - 2014.10.14 Tue
さる11日〜13日(最終日は台風でどうなったかな〜?)御池通り以北の寺町通りで美術まつり。今年でもう18回目なんですね〜。私が初めて知ったのは昨年だったけど。

寺町というと御池以南が有名だけれど、以北も、古美術店からなにやらあやしい骨董店、モダンアートの店やら、おしゃれなカフェやらとても楽しい通りなのだ。うちからはチャリで簡単に行けるのもうれしい。今回はこのお気に入りの寺町通りの案内も兼ねて書いてみるね。

さて寺町通り、こんな感じ。寺社の市のように人がわんさか集まるわけではないが、骨董、古美術に興味がある人たちが思い思いの店で品定めしているので、いつもよりは遙かに賑わっているほうなのよ。

いつもは敷居が高くて入りにくいお店も、人がたくさんいてると入りやすい。

普段はひっそりしているお店も、店先にこんなに商品を並べている。手頃で普段使いにはよさそうなお茶道具。

まあ、店の奥にはもっとお宝が眠っているのだろうが、これはこれでけっこう買って行かれる人も。

ご愛用のグランピエ丁子屋さん。ここへ入ったらまず二階へどうぞ!李朝家具や民具のいいのがおいてある。お値段も手頃。

寺町で有名な三月書房さん。よく古書店とまちがえられる、、、というのも置いてある本が総花的でなく、ありとあらゆる分野の「アート」でくくられる本のみ、という特異性で。京都本も充実しているのでここへ来たら必ずのぞいて本のページをめくってしまう。

ご存じお茶の一保堂さん。学生時代からよくお世話になりました。そのころなかった茶房「嘉木」(茶は南方の嘉木にして、、、by茶経)が出来て、おいしい抹茶、煎茶、玉露がのめるのもうれしい。ずらりとならんだ茶壺や茶箱が長い歴史を語るような店内。

店先の「原種」フジバカマ。園芸種のフジバカマとちがって、大きく,花の色はやや薄く野趣あふれるイメージ。一時は絶滅の危機にあったわけですが、KBS京都の「フジバカマプロジェクト」(数年前に終了)キャンペーンをうってからあちこちに見かけるようになった。

歩き疲れたらこちらのろうじの奥のカフェ+骨董雑貨屋を是非探してみて下さい。とてもセンスの良い室礼の町家カフェです。ただしメニューはコーヒーと紅茶だけ。ここを見つけたのは昨年の秋だったな。

これだけが目印です。

古美術のお店だけでなくこんなモダンなファブリックのお店もある。

「白井ふとん店」、、、、たしかにここはお布団屋さんなんだが、このトタンの文字はいつからのものなのだろう。ええ昭和の味だしてるな〜。

扉の取っ手もアートする古美術店。お休みだが、、、

革堂、、、とかいて「こうどう」と読む。正式名称は行願寺。観光寺院ではないけれど寺町を通るときふらっとはいってぼ〜っとするのにオススメ。私はぼ〜っとするのはもっぱら下御霊神社のほうですが。西国三十三所第十九番札所らしいです。

その下御霊神社は美術まつりのセンターになっています。13日には寺町各古美術店の店主によるお宝鑑定もおこなわれるそう。
境内のテントは若手の作家さんによる陶器市になっているが、実は本丸は、、、、

こちらのほう。
各店よりすぐりの逸品の入札販売会。

こちらにはホンモノのお宝が並んでいそうな雰囲気で、ちょっとこわくてようふみこめんかった(^_^;

ギャラリー啓さんはいわば布の古美術店。丹波布(もう生産されていない)やインド渡りの更紗などもあるので、いつかここの布で茶入の仕覆を作ってみたいものだが、それに見合う茶入が持てるかどうかが問題。

実はここの茶道具屋さんには入ったことがなかった!それこそ敷居が高そうで。この期間三々五々お客さんがいてるのではいりやすくて乱入。おお〜夜咄用の露地行灯やら手あぶり、小ぶりの火鉢などもあるではないか!手頃な茶道具もたくさん、骨董的価値のあるのもたくさん、赤穂緞通まであって感激!今後はすっと敷居をまたげそうだ。

和紙の紙製品と言えば紙司・柿本さん。茶事の案内、前礼、後礼はこちらの巻紙を使う。

うちのご近所から(みやこメッセの近く)からつい最近ここに引っ越してきた漆器の象彦さん。確かにこちらの方が足の便もよい。

さて、この小間の茶室どこのお店だかわかるかな?

立派な腰掛け待合いもある。

実は錫製品の製造販売しておられる清課堂さんの奥なのよ。

店内はなんども足を運んだことあるけれど、奥にこんな立派な茶室があるなんてしらなかった!どんつきにはお蔵もあってこの期間ギャラリーとして入ることができたわけ。いや、ほんと老舗おそるべし。こんなに(物理的に)奥が深いとは。

で、結局買い物をしたのはこの大吉さん。骨董の豆皿が手頃な値段で豊富なお店。入り口のカウンターでコーヒーもいただけます。でも買ったのは村田森さんの四角いおちょこ2個。実は一つもっていて、一つだと使い道にこまるなあ、、と思っていたところだったので。三個あれば懐石にも使える。

締めは今年の夏、ゴージャスかき氷のためにさんざんかよった二條若狭屋さんの寺町店。

まだ氷もやってはるみたいだが、さすがに遠慮して上生を買って帰った。
寺町歩きは,ほんっと楽しい。財布が重ければきっともっと楽しいだろうな。

寺町というと御池以南が有名だけれど、以北も、古美術店からなにやらあやしい骨董店、モダンアートの店やら、おしゃれなカフェやらとても楽しい通りなのだ。うちからはチャリで簡単に行けるのもうれしい。今回はこのお気に入りの寺町通りの案内も兼ねて書いてみるね。

さて寺町通り、こんな感じ。寺社の市のように人がわんさか集まるわけではないが、骨董、古美術に興味がある人たちが思い思いの店で品定めしているので、いつもよりは遙かに賑わっているほうなのよ。

いつもは敷居が高くて入りにくいお店も、人がたくさんいてると入りやすい。

普段はひっそりしているお店も、店先にこんなに商品を並べている。手頃で普段使いにはよさそうなお茶道具。

まあ、店の奥にはもっとお宝が眠っているのだろうが、これはこれでけっこう買って行かれる人も。

ご愛用のグランピエ丁子屋さん。ここへ入ったらまず二階へどうぞ!李朝家具や民具のいいのがおいてある。お値段も手頃。

寺町で有名な三月書房さん。よく古書店とまちがえられる、、、というのも置いてある本が総花的でなく、ありとあらゆる分野の「アート」でくくられる本のみ、という特異性で。京都本も充実しているのでここへ来たら必ずのぞいて本のページをめくってしまう。

ご存じお茶の一保堂さん。学生時代からよくお世話になりました。そのころなかった茶房「嘉木」(茶は南方の嘉木にして、、、by茶経)が出来て、おいしい抹茶、煎茶、玉露がのめるのもうれしい。ずらりとならんだ茶壺や茶箱が長い歴史を語るような店内。

店先の「原種」フジバカマ。園芸種のフジバカマとちがって、大きく,花の色はやや薄く野趣あふれるイメージ。一時は絶滅の危機にあったわけですが、KBS京都の「フジバカマプロジェクト」(数年前に終了)キャンペーンをうってからあちこちに見かけるようになった。

歩き疲れたらこちらのろうじの奥のカフェ+骨董雑貨屋を是非探してみて下さい。とてもセンスの良い室礼の町家カフェです。ただしメニューはコーヒーと紅茶だけ。ここを見つけたのは昨年の秋だったな。

これだけが目印です。

古美術のお店だけでなくこんなモダンなファブリックのお店もある。

「白井ふとん店」、、、、たしかにここはお布団屋さんなんだが、このトタンの文字はいつからのものなのだろう。ええ昭和の味だしてるな〜。

扉の取っ手もアートする古美術店。お休みだが、、、

革堂、、、とかいて「こうどう」と読む。正式名称は行願寺。観光寺院ではないけれど寺町を通るときふらっとはいってぼ〜っとするのにオススメ。私はぼ〜っとするのはもっぱら下御霊神社のほうですが。西国三十三所第十九番札所らしいです。

その下御霊神社は美術まつりのセンターになっています。13日には寺町各古美術店の店主によるお宝鑑定もおこなわれるそう。
境内のテントは若手の作家さんによる陶器市になっているが、実は本丸は、、、、

こちらのほう。
各店よりすぐりの逸品の入札販売会。

こちらにはホンモノのお宝が並んでいそうな雰囲気で、ちょっとこわくてようふみこめんかった(^_^;

ギャラリー啓さんはいわば布の古美術店。丹波布(もう生産されていない)やインド渡りの更紗などもあるので、いつかここの布で茶入の仕覆を作ってみたいものだが、それに見合う茶入が持てるかどうかが問題。

実はここの茶道具屋さんには入ったことがなかった!それこそ敷居が高そうで。この期間三々五々お客さんがいてるのではいりやすくて乱入。おお〜夜咄用の露地行灯やら手あぶり、小ぶりの火鉢などもあるではないか!手頃な茶道具もたくさん、骨董的価値のあるのもたくさん、赤穂緞通まであって感激!今後はすっと敷居をまたげそうだ。

和紙の紙製品と言えば紙司・柿本さん。茶事の案内、前礼、後礼はこちらの巻紙を使う。

うちのご近所から(みやこメッセの近く)からつい最近ここに引っ越してきた漆器の象彦さん。確かにこちらの方が足の便もよい。

さて、この小間の茶室どこのお店だかわかるかな?

立派な腰掛け待合いもある。

実は錫製品の製造販売しておられる清課堂さんの奥なのよ。

店内はなんども足を運んだことあるけれど、奥にこんな立派な茶室があるなんてしらなかった!どんつきにはお蔵もあってこの期間ギャラリーとして入ることができたわけ。いや、ほんと老舗おそるべし。こんなに(物理的に)奥が深いとは。

で、結局買い物をしたのはこの大吉さん。骨董の豆皿が手頃な値段で豊富なお店。入り口のカウンターでコーヒーもいただけます。でも買ったのは村田森さんの四角いおちょこ2個。実は一つもっていて、一つだと使い道にこまるなあ、、と思っていたところだったので。三個あれば懐石にも使える。

締めは今年の夏、ゴージャスかき氷のためにさんざんかよった二條若狭屋さんの寺町店。

まだ氷もやってはるみたいだが、さすがに遠慮して上生を買って帰った。
寺町歩きは,ほんっと楽しい。財布が重ければきっともっと楽しいだろうな。
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● COMMENT ●
relax様
実は私もあまり「ゆっくり」は回れておりません。ほぼ駆け足。
豊富とは言えない時間をやりくりして回るのも楽しみのひとつですね。
京都へは何度でもお越し下さい。(自分の京都滞在時間は短いんですが、、、)
11月はお茶がらみで京都、ますます楽しそうです!
豊富とは言えない時間をやりくりして回るのも楽しみのひとつですね。
京都へは何度でもお越し下さい。(自分の京都滞在時間は短いんですが、、、)
11月はお茶がらみで京都、ますます楽しそうです!
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11月は大徳寺の開山忌も含めて2〜3回は京都に行くことになりそうだし、その前に四君子苑にもまた行きたいし、何度でも・行きたい・京都です。住めたら一番ですね〜(笑)。