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2017-06

夜咄の準備〜短檠?編 - 2014.10.25 Sat

(追記補足しました)


夜咄に欠かせない短檠または竹檠。一般的に小間では後者を原則として使うそうですが、今回は李朝の燈火器台を短檠風に使ってみよう。(これをゲットしたK美術さんではそのように使ってはったのがとてもよかったので)


P10803841.jpg


短檠は茶席で見たことは多々あれど、自分で使ったりさわったりしたことがない。初めて灯芯を買ってみたわけだが、、、え?こんなに軽いの?息がかかるだけでふわふわ飛んでいきそう。もやしみたいに見えるのは、灯芯が藺草の髄を取り出したものだから、草の形のまま残っているのね。



P10803851.jpg

(写真を見て寄生虫を思いだした方、ごめん^_^; というか、歳がわかるな)

藺草のことを別名「灯芯草」というのも奥ゆかしい。これは和蝋燭の芯にもなるが、短檠の場合はそのまま使う。和蝋燭の場合、燃え尽きる最後にこの芯だけが残って、美しい火の線を描いてふっとあとかたもなく消えるの。これ眺めるの好き。


、、、、しかし!ぷちぷちとあまりにも簡単に切れてくれるので、扱いがとてもむつかしいではないか。短檠にセットするまで何本だめにしたか。


P10803881.jpg


正式の油入れは雀瓦(むら雀みたいな形の蓋)がついた楽のやきものなんだが、ここでは染付の小皿で、瓦の変わりは適当な石ころ(灯芯おさえ)。灯芯は奇数本使う。広い部屋では本数を多く、狭い部屋では減らして。普通7本くらいが標準らしいが、この油皿では3本ぐらいが適当かな。


P10803891.jpg


セット完了。ごちゃごちゃやっている間に灯芯がぷちぷち切れるので、本来は後におすべらかしの様に垂れるはずがえらく寸足らずになってしまった。一本で残りの灯芯をくるりと結ぶのだが、それするとさらに短くなるので今回は省略。



P10803911.jpg


サラダ油を使っておられる先達が多かったので、私も今回はサラダ油使用。灯芯に十分浸してとりあえず点火。


P10803931.jpg


電灯をけしてみた。

おお!風情はあるが、、、、暗すぎ、、、


P10803981.jpg


そこで灯芯をもう少し長く引き出すと、、、明るくなった!
短檠にはこの灯芯引き出し用に黒文字などをセットしておく意味がやっとわかった。電灯ができる以前の昔の人には日常茶飯事だった燈火を扱いだが、現代人にはおっかなびっくりの火の扱いだ。


P10803961.jpg


で、夜咄はこのような雰囲気の中でおこなわれる茶事であります。なかなかええ雰囲気。
この明るさで黒楽なんかで濃茶練るとしたら、なんにも見えない、、だろうな〜。お茶がどこまではいったのか、お湯がどこまではいったのか、ダマなく練れているかどうか、、、日ごろ体で覚えた感覚でお茶を練る。経験を積んだ人にふさわしい茶事というのがここでもよくわかる。


<追記>
灯芯がぶち切れると書きましたら、茶友さんから事前に霧を吹く、濡れ布巾にしばらくつつんでおく、などのアドバイスをいただきました。たしかに湿り気があると少し切れにくくなりあつかいやすくなりました。ただし水気が多すぎると油を吸い上げなくなるのでご注意を。


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