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2017-06

中途半白夕ざり茶事〜亀岡・楽々荘 - 2014.12.03 Wed

茶の世界では、知り合いの知り合いは多分みんな知り合い、、、。そんな不思議なご縁をもってして、またまた知り合いだらけの御連客と亀岡・田中源太郎翁旧邸楽々荘ご亭主の55歳の賀の茶事、言祝いで参りました。


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55歳ということで銘打ったのが「Go!Go!中途半白茶事」、、、ですから、ご亭主のお人柄がしのばれますね。^_^; で、茶事もダジャレまみれだったのですが、、、御道具はもうちょっとあまりのすごさにここでは言えない、、、
(半白=百の半分と言うことで50歳のことよ)

なにしろ20日間で100人以上のお客さまを招かれておられるので、これから先もおよばれする方のために、趣向は言いたいけど言えない!!.....(>_<).....


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さてもさても夕ざりの趣向にて、洋館の待合から、少し日が翳ってきた腰掛け待合いへ。また出会えました、もう生産されていないお尻に敷くよりは頭にのせたくなるような値段の讃岐円座!このしなやかで座り心地のよさときたら、、、、
植治の手になる広い庭園を眺めながら、色鮮やかなイロハ紅葉、真っ赤な南天の実、ひそやかに赤い実をつける薮柑子などでいろどられた露地を楽しむ。


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感動したのは敷落葉。紅葉の赤い落葉を道の両脇によせて、あたかも赤い絨毯の真ん中の道を歩むような風情に。庭師の方のお手柄でしょうか。(いいな〜専属の常住の庭師さん!憧れ!)

ご亭主の迎付をうけて初めて小間(三畳台目)の其中庵に入る。いままで楽々荘では広間の浮舟のほうばかりだったので、やっと念願の其中庵、わくわく。(真夏の其中庵は空調がなく死ぬほど暑いのだそうで。うちの茶室とそこはいっしょやな)

夕ざりなので初座が花になります。ご亭主は花を投げいれる腕がとてもすばらしいので、それに感動はもちろんのことながら、花入が、花入が、、、、\(◎o◎)/!(言わんとこ言わんとこ)本来なら美術館所蔵品、でもおもわず手でなでなでしたくなるような、、、、、(←陶酔)

すでに日が落ちてきて薄暗い茶室になんとまあ、すざましい迫力。

ご亭主のご挨拶ののち、初炭。炭道具も、、、くどいのでもう言いませんが(^_^;
私などでは生涯持ち得ない物ばかりなので、その方面の知識がなく、道具についてたくさん勉強させていただきました。


懐石は楽々荘の懐石(おいしかった!)、器も、、、あ、またくどいからやめよ。
懐石のみ広間の椅子席だったのがありがたい。膳燭のもと、ご亭主の各客への心配りもさすがです。石杯に預け徳利もでてきて、また欧州ご出身の正客さんの飲むこと飲むこと。酔えば酔うほど蘊蓄がさえわたり、まあなんとおもしろい。またまた外国人に日本文化の真髄を教わる、、の図。

途中アクシデント(^◇^;)もありましたが(本人は不本意だと思うけれど)それもまた席の肴に、忘れられない席になりましたね。

主菓子は、、、これも技あり!のお菓子(by老松さん)、この御趣向もこれから行かれる方の為にだまっておきます。しっかり見てね。


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中立の頃にはあたりはもう夜、しかも雨まで降ってきましたが、後入りがまちどおしい。

燭台の灯りの下、しゅくしゅくとすすむ濃茶点前、いろいろな(しゅご〜い)お茶碗がたくさん出てきてほっと気持ちもほぐれ、会話の弾む薄茶。これくらいはゆうてもええかな、私は五島美術館にある黒織部「わらや」によく似た桃山時代(!)の沓形黒織部でいただいたんだよ〜ん( ̄^ ̄)ゞ(←自慢)

手際よく、なんども灯芯を切るタイミングも手付きも巧で、これから夜咄を初めてする身としてはこれも勉強になりました。

最後にひとつひとつの御道具をそっと手に取らせていただくシアワセ。
茶杓はペアで。銘がまたよかったなあ。ご亭主の茶道具にかけるなみなみならぬ眼力と熱意に脱帽するしかない。主催されている「茶狂会」の茶狂いの意味がようわかったわ。こればかりはどんなにしてもマネできない。だからこそ、こうして末席を汚させていただけるのはうれしくてありがたくてしようがない。



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帰りに草履を履こうとしたら、それぞれの履物に紅葉がひとひら、なんて心憎い。


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その紅葉を持ち帰り、やはり持ち帰った干菓子(生八つ橋と焼いた八つ橋でできている)の紅葉とならべてみる。

この写真をみるだけで、あのきらきらした珠玉のひとときをいつでも思い出せそうです。

感謝!


(昨日の茶事とまた対極のような茶事ですが、極左=極右であるように^_^; 見た目は違えど、根本はにたようなものだと、ワタクシは思ふ、、、)


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● COMMENT ●

すごいですねぇ

幕の張り方をとっても入ってもいいよというのと、入ってこないでねというのとあると聞きます。
いずれにしても、このような行事をされるということはすごいものですね。
はぁ~

N様

幕の張り方に違いがあるなんてしりませんでした。どう違うのかな。

ほぼ連続20日の茶事ってある意味正気の沙汰ではありません。
それだけ体力も気力も(財力も)充実しておられるということでしょう。
とてもマネはできません。

それにしても懐石の広間と後座の掛け物、N様にもお見せしたかったなあ,,,,読めないけど、、、

私もいつか楽々荘の方の席に伺いたいと思っております。
亭主の感性が素晴らしいと思っています。

まづは月釜からね。

こちらのイタリアンも美味しいですよ。

ひいらぎ様

是非どうぞ。

山は高く、海は広い

お茶の世界の広がりとその深さ、それをこちらで垣間見せて頂いて毎回ため息の連続です。
「その道」に進む人のあり方はそれぞれなのでしょうけれど、なにか突き抜けたものをお持ちなのでしょうね。
ため息をつきながら、「やっぱり日本人でヨカッタナー」と思います。

cox様

なかなか並の人では無理な境地です。こんな世界もあるんや〜、、、、で納得するのみ。
ちなみにこの日のお正客さんは日本語ぺらぺらでくずし文字の古筆も読めちゃうドイツのお方でしたよ。
もうびっくり!(◎-◎;) 日本人でよかった〜、、けど、負けとるやん、、、、


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