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2023-09

吉田神社・節分祭 2013 - 2013.02.05 Tue

立春大吉・鏡文字(左右対称)

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春立つ前の冬の晦日、一年間たまりにたまった陰の気を、一気にうちやぶろうとおこなわれる節分祭。

学生時代からおなじみ、チャリですぐ行ける気楽さもあって、吉田神社節分祭、2日連続暗くなってからのお参り。

その前に、、、

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こちらも恒例、聖護院の須賀神社へ。

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イケメンヽ( ̄▽ ̄)ノ 懸想文売りからお守りを。
懸想文売りは昔のお公家さんの小遣い稼ぎだったわけで、ばれるとまずいので顔を隠しているとか。
この日はお一人だったので、「今日はお一人?」と聞くと「もう一人は休憩中ですねん。」って!

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今年の懸想文は「巳代子様 辰郎より」(昨年は「辰郎様 美卯まいる」)
良縁に云々、、、は、もう遅いので、着物が増えますように、と箪笥にいれておくの。

吉田神社、方相氏と鬼のでる追儺式のあとをねらっていったのですが、かえってお参りの人でごったがえしてました。

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翌日の火炉祭の火炉。
焼納する古い御札や御守りはまだ新しくつっこむスペースがありますね。

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神鹿さん。
実は意外と新しく、昭和30年代につくられたもの。
学生の頃はここにほんものの鹿がいたような気がする。(檻の中で)

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本殿にお参りした後は、必ず菓祖神社へ。
紋所は橘。唐土から非時香菓(ときじくのかくのこのみ=橘の実といわれている)を持ち帰った田道間守(たじまもり)をお祀りしています。

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ここでいただく豆茶とお菓子は毎年はずせません。
だって、おかげさまでこの1年、おいしく美しい和菓子をたんとよばれましたもの。これからの1年もよろしく。

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御献灯も塩芳軒とか本家玉寿軒とか(ズルッ、、←よだれ)

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参道を少しでも外れようものなら、魑魅魍魎が跋扈していそうな暗闇が口をあけています。
この感じがええのよ。(もちろん一人ならこわくて来られませんが)

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日本全国から勧請した3132座の神様がおわす大元宮。(節分の時だけ中に入れます)
これぞ吉田神道の真骨頂。

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大元宮の厄塚にふれてお願いをすると、厄塚に巻かれた綱を伝わって、、、

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願いが神様につたわる糸電話のようなもの?

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生きることは時につらいことも苦しいこともあるから。

一通りお参りを済ませた後は夜店めぐりも。

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立春前の晦日なので年越し蕎麦を河道屋さんでいただいて、、、

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松井酒造さんのにごり酒で仕上げます。
松井酒造さんは昔から東一条の西にあって、学生時代の下宿のほん近くでしたので懐かしい。

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やはり代表は「富士千歳」。
洛中に残る酒蔵は佐々木酒造さんだけど、松井酒造さんもぎりぎり洛中かなあ。(吉田村かもしれない。)

    <break>

さて翌日3日の吉田神社。
23時からいよいよ火炉に火がはいる火炉祭です。

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こんな夜更けなのに、まだまだ人出でにぎわっています。
遠方に火炉がみえるでしょうか。もうすでに上の方まで、焼納する古札などでぎゅうぎゅう。

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いよいよ火が入ります。
おお〜、、、w( ̄▽ ̄)w'゚☆。.::・'゚★。.::・

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燃えさかる火はおそろしいくらいで、消防隊員が緊張の面持ちでスタンバイしているのもうなづけます。
こんな人混みの中で、知り合いに会うこともなかろうと、ええかげんな格好で行っていたのに、ご近所にお住まいの暁庵様にばったり!(奇跡的〜!)

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1年分のたまりたまった厄を全部全部燃やし尽くせ。

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浄化され天に帰っていくさまざまな願い事。

新しく迎えるこの1年が、佳き年でありますように。

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● COMMENT ●

毎年節分の時期は寒かったですねえ。神社のねきに暮らしていましたので 節分は懐かしいです。
こうやって画面で見せていただき 嬉しいです。
年が新しくなり 今年も良き年になるように願うばかりです。

ひいらぎ様

小雪がちらつくくらいが雰囲気があってよいですよね。
今年はなんだか中途半端になまぬるい気温の節分でした。
吉田に行く道々はかつてのテリトリー、このあたり、意外に昔とかわっていません。
喫茶このえのあとにはなにか建物が建つようです。

そうです。あそこに鹿がいましたねえ。
いつのまにかいなくなりましたねえ。(遠い目)

しぇる様
あの喫茶 このえがなくなったのですか!寂しいです。

そういえば 書かれていたように本物の鹿がいたように思います。

vivasan様

やっぱりいましたよねっ!
春日大社じゃあるまいし、ナゼ鹿だったのかなあ、、、

ひいらぎ様

このえは少なくとも昨年の段階で、建物なくなっていました。
先日はそこに新しい建物の基礎工事がはいっていたのです。まさか喫茶店が建つわけではないでしょうが、、、

しぇる様
鹿は、吉田神社と春日神社の繋がりから、奈良公園から連れられきたものです。
狭い檻のなかで、飼われていて、奈良公園の鹿を見慣れている私には
気の毒に思いました。たしか3頭いました。

narahimuro様

ほんとですね!
調べてみたら春日大社の四神を勧請したのが起源、とありました。
あの鹿の謎が解けました。いつごろ実物の鹿はいなくなったんでしょうねえ。

またまた神様と夜更けまで外で過ごされたのですね!
京都の方は、こういう夜ふかしが多いですよね(笑)
吉田神社の節分祭は凄いんですね!
まだ一度も行ったことがありませんが、やっぱり関東の人間は夜更けに外には出られません^^;
でも、一度だけでも見てみたいです♪(見るなんて言ったら罰があたりそうですね^^;)

こまち様

当日京都泊まりなら、是非おでかけください。
洛中はコンパクトなので、終電なんか気にせず、タクシーも2000円あればはしまで行けますから。
ここらへんが東京、大阪などの大きい都市との違いかな。
防寒対策は必須!


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