topimage

2017-08

ピアノサロンコンサート2014〜ガラ・コンサート平野の家わざ永々棟 - 2014.12.14 Sun

一昨年は「ピアニストだって第九!」、昨年は「故知新」がテーマだった恒例、ピアニストの梅原尚子さんサロンコンサートに今年も行ってきました。


PC1200361.jpg


場所は雛祭り茶会やらお能の会やらなにかとよく行っている白梅町近くの平野の家・わざ永々棟

もう何度も書いているのでなんなんですが、今一度コピー。

永々棟は大正時代の数寄屋建築。荒れてしまっていたのを、数寄屋大工の山本隆章棟梁が、その数寄屋建築の伝統を伝えるために、あらゆる大工の技術を駆使して工繊大とのコラボで改修した家。(ちなみに永々棟とは家を建てるときの上棟式で「千歳棟、万歳棟、永々棟!」と工事関係者が発声する習わしから)


PC1200301.jpg



そしてこの幻のピアノ・エラールピアノはフランス・エラール(Erard)社のピアノ。この永々棟ができたのと同じ大正の頃生まれたピアノで、修復ののち、この家のシンボルとして迎えられたもの。

ピアニストの梅原さんは京都出身のかわいらしい(2児の母ですが)方で、ピアノのために9年間ベルギーに留学されてました。曲の解説からプライベートなことまで,とてもトークがお上手。ヨーロッパ留学中のお話も興味深く、自分は経験のない世界のことなので聞くのが楽しみなのです。


PC1200331.jpg


おりしも今年は永々棟5周年記念だそうで、いままでの活動の写真も全館のあちこちに飾られています。そしてサロンコンサートも今年特別に前夜祭としてガラ・コンサートがおこなわれ、今回はそれにいってきました。

5年間ですから今年5回目、1回目の2010年のコンサートから、それそれの年に演奏された曲のいいとこどりの演奏。私たちは3回目からの参加、ということなんですね。ちなみに1回目はエラールピアノの時代の作曲家、ドビュッシー、ショパン、リストなど。2回目は「和美西美」、湯山昭の「お菓子の世界」。

ときどきクイズ(たとえばショパンの「黒鍵」にはいくつ黒鍵の音があるか?とか)を出しながら、観客との距離がとても近い、楽しくアットホームなコンサートです。



PC1200261.jpg


今回もこのエラールピアノ修復にたずさわって納品された寺町の旭堂楽器の社長さんが5周年記念を祝い、ピアノの歴史について、エラール社初代のセバスチャン・エラールの生涯についてお話しを。なんと初代エラールはあのマリーアントワネットに(声域が極端に狭かったそうで、それにあわせて移調が簡単な)ピアノを献上していたんですって。


IMG_00521.jpg


休憩は二階の大座敷でお祝いのシャンパンをいただく。この時、改修にたずさわった山本棟梁その人が特別出演(?)。改修時のいろいろはお話しを聞けたのも貴重。そういえば改修前の写真も展示されていました。

建物というハードは棟梁が作った、だけどそれだけでは建物は生きていかない。5年間こうしてみんなに使われて息を吹き込まれた建物のうらにはいろんなソフト面でのご尽力があったことだと思う。なかなか古い建物をそれだけで維持していくのは困難な時代ですから。(おりしも長年京町家を体験できる「四条京町家」が取り壊されるというショックなニュースを聞いたばかりです)


休憩のあとは、我々が参加した3回目のピアノで第九(リストがピアノ用に編曲した)最終楽章、昨年の山田耕筰の「からたちの花」を、その曲が出来たときのエピソードもまじえて。

アンコールは、これも毎年拝聴しているリストの難曲「ラ・カンパネラ」。梅原さんはいままで28回永々棟でコンサートをされているが、最多出場曲は?とクイズ。正解がこの曲。28回中25回、カンパネラ弾いておられるそうですよ。私も覚えましたわ。


PC1200341.jpg


あれからまた1年たったのね、1年って早いなあ、、、と感じるこれもひとつの道しるべ的イベント、来年もまた無事に元気で楽しめますように。この歳になってこそ心から言えるおまじないです。(日本は言霊の国ですから)



関連記事

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/390-ea6943b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

夜咄の準備〜直前編 «  | BLOG TOP |  » 好日居・茶ノ教室夜会〜クリスマス2014

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (7)
茶の湯 (205)
茶事(亭主) (24)
茶事(客) (57)
京のグルメ&カフェ (51)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (6)
岡崎暮らし (48)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (31)
京都めぐり2017 (22)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (8)
美術館・博物館 (50)
奈良散歩 (18)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (36)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (2)
京都和菓子の会 (3)
パリ紀行2014 (7)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
京都でお遊び (5)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
古筆 (1)
ノルウェー紀行2016 (4)
ギャラリー (3)
中国茶 (22)
暮らし (4)
京都の歴史・文化について勉強 (1)
過去ブログ終了について (0)
ポルトガル中部〜北部紀行 (6)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR