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2017-11

鴨川のユリカモメ - 2014.12.23 Tue

阪神間在住の時は冬、渡り鳥の観察・餌やりポイントは昆陽池公園だったが、京都のご近所ではなんといっても夷川ダムの貯水池。


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琵琶湖疏水の水力を利用していまでも関電管轄の現役ダム。普段でもカルガモなどの水鳥がたくさんいるのだが、やはり冬は種類も数もぐっと増える。

、、、なんだか一羽、毛色の違う鳥がいますね〜。


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パンくずをやると他の鴨たちは泳いで一目散にやってくるのに、ひとり空中戦にもちこんどる!餌が着水する前にすいっと横取りしていくので、それはアンタ、ちょっとずるいのでは?


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これぞ京の冬の風物詩ことユリカモメ。鴨川がすぐそばなので出張してきているもよう。

でもユリカモメが鴨川にくるようになったのはそう古い話ではない。私が学生だったとき、「最近琵琶湖に飛来するユリカモメが比叡山を越えて鴨川にたくさんくるようになった」というのがニュースだったもの。ちなみに初飛来が昭和49年とか(きゃ〜!歳がまるわかり〜)


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飛び姿と白い翼で確かに美しいが、実は烏と同じくかなりえげつない雑食性なんだそうな。

最近は飛来数がピークのころに比べて半分くらいに減っているとかで、たしかに学生時代には鴨川にもっとびっちり白い羽根をやすめるユリカモメがいたっけ。

友人と飲み明かして早朝ふらふらと下宿に帰る道すがら、鴨川べりを歩くと、頭の上にもたくさんユリカモメが飛んで、その白い翼と朝の冷たい空気の中、目が覚める思いがしたのを覚えている。


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夷川ダムから少し西に行くだけで鴨川につきあたる。ここにはたくさん群れがいるようだ。


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こうして日中は鴨川ですごして、夜になると琵琶湖に帰っていくが、なかには鴨川で夜営するのもいるらしい。春になると遙か海の彼方、カムチャッカまで渡りをするという。


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都鳥と同一視されることもあるけれど、これも確証はないのだそうだ。隅田川で「いざこととはむみやこどり」と伊勢物語にある鳥の姿から一番近いのがユリカモメだったそうだが、まあ、たしかに当時は「京では見かけぬ鳥」だったわけだし。


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なぜ飛来数が減ったのか、はっきりはわかっていないらしいが、温暖化などの影響でカムチャッカですら個体数が減っているという報告もあるらしい。最近鴨川で増えたトンビが一因と言う人も。

欄干にもたくさんとまって、橋を渡るそばをかすめて飛ぶ姿が見られた頃のように、またたくさん飛来してくれればうれしいが。さびしい冬の景色の中で躍動する姿はなんといっても感動的だから。


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それにしても町中を流れる川でありながら、こんな渡り鳥に出会える鴨川、それを擁する京都って、やっぱり良い所だ。今日も鴨川は美しい。









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● COMMENT ●

この鴨川美しいですよねえ。
私はいつも鴨川を渡る橋の上から見る景色が好きです。

ひいらぎ様

ユリカモメは夏は頭の毛が黒くなるんですって。
まるで別鳥になっちゃうんですね。

四月北の地へ飛び立つ頃は頭が黒くなって、タンパク質を取る季節なので、パンを投げてもパクっと食べる芸を見せません。
鴨川の対岸の風景写真ありがとうございます。今年は一度も京都に行けませんでしたので。

Mariko Ishii 様

頭が黒くなったユリカモメはもうユリカモメと気づかないかも知れません。
来春、ちょっと気をつけてみてみよう。
そうですか〜、春には炭水化物はもうダメか。

みやこちゃんのところからは少し南ですが、たぶんIshii 様には懐かしい風景だろうと思います。
また京都へもおでましくださいませ〜。

いえいえ、しぇる様が写してくださった中央の大きなセンダンの下に、みやこはおります。
24日に日帰りで京都に行こうかと思っていたのをやめましたので、本当に嬉しいレポートでした。
センダンは今黄色の実を残し、ゆりかもめも舞っているとわかり、安心できました。
有難うございました。
年が明けたらすぐに京都にお邪魔したいものです。

Mariko Ishii 様

ああ、あそこでしたか!
もう少し丸太町寄りのところだと思ってました。(^_^;
オリエンテーションつきましたので、これからはそばを通るときはちゃんと小さく手をふりますわ。


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