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2017-09

数寄者の忘年茶事〜平野の家・わざ永々棟 - 2014.12.28 Sun

ついこのあいだエラールピアノのサロンコンサートにいったばかりの平野の家・わざ永々棟、年も押し詰まってまた出かけました。


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なんでかな〜?(^_^;


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昼見るとまた違うたたずまいのエントランス。


今日は茶事でおでかけなのよ♪ 呈茶はいただいたことはあれど、ここで正式の茶事ははじめてなのだ。(S庵様、ありがと〜*\(^O^)/*)

今回の茶事のご亭主は関東の数寄者の方。本業は別にあれど隔月くらいで京都にお出ましになり、趣味の茶事をしてはるみたいですよ。


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この前のサロンコンサートの名残はあれど、いつもと違う室礼。コンサートの時には客席になる座敷は障子をしめて待合に。このフレキシビリティが日本建築のよさよね。


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もうね、趣向がとても楽しくて楽しくて、目にきれいで、S庵様のおっしゃる「女性に人気の茶事」というのがうなづける茶事でした。
なにしろ見立ての○○という師匠と見立て競争をされたような方ですから、すばらしい見立て道具がいっぱい!そのセンスがまたすばらしく楽しい。

名物をずらっと並べられるのも、それはそれでうれしいけれど、どうも道具のみが印象に残って茶事の印象がおぼろげになることがある。どちらかというと私は見立て道具の方が好きだわ。(名物持つほど、使いこなすほどの力もなし)


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でもこのご亭主の見立ては気合いが全然違うの。ご自分の感性にしたがって作者など気にせず、気に入ったものを手にいれはる。結果的に値段のはるものもあれば、手頃な若手作家のものもある。それを茶道具に変身させるために、本体以上のお金をかけるというところがすごい!

例えば、若手作家の益子焼の変形花入を、これまた変形塗蓋を10倍の値段で誂えて水指にする。そのデザインもご自分で指示なさる。ひっくり返したら羊(来年の干支)になる焼物のワインカップ、替茶器にするために特注の黒柿の蓋をたぶん数倍以上のお値段でお誂え。

かとおもえば古瀬戸の茶入などもでてきて油断ならない。

後座の床にはクリスマスタペストリー、その前にキャンドルを表したであろう赤い花がガラスの花器にいれられているのだけれど、一体この花は何?? カンナのようでもあるけれどその季節でもなし、、、、と思ったら、なんと赤のシクラメンの花を数茎まとめて入れてあったのだ!こんな斬新な茶花、見たことない(@_@;)


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そしてなんといってもハイライトは薄茶席。

広間の炉を2つ使ってお二人の方による同時大盆点前。(これは正式には禁じ手らしいが)

大きな丸盆に茶碗、替茶碗、薄器、替茶器、なんと花が咲いたような紅茶巾を5枚入れた茶巾立て(これも見立て)をのせてのお点前。道具の位置は陰陽五行に従って、、、云々お話しは聞くも、一度では到底覚えられない。

目に鮮やかな紅茶巾をそれぞれたたむ所作はなんとも華やか。(まさに女性好み!)

以前見た方円流煎茶で大丸盆を使ったお点前をみたことがあるけれど、雰囲気が似ている。中国茶でも好日居さんはこんな大きな丸盆を使ってることもある。そして実は私もお茶に使いたいなとかねがね思っている大きな丸盆を持っている。、、、、ふふふふ、、、よいヒントをいただきました!ちょっと気楽な茶席にこれは使える。

お干菓子はチョコレート、ハート型のチョコを選んだ人に記念品を、と準備されているあたりも心憎い。(なのにハートはナゼか皆さん除けて、だれも記念品をゲットできなかったの^_^;)

折りたたみ式の風炉先や、ばらして収納できる寄せ木細工の炉縁や、それも考案、指示をだしてつくらせたオリジナル。しかもしかも、息子さんは金工のプロなので細工物の蓋置などお手の物(薮椿の南鐐の蓋置、すごくすてきだった!)。おまけに娘さんは漆蒔絵のプロだなんて、できすぎっ!!

こういう数寄もあるんだ。いいなあ。

今年最後の茶事、こんな楽しい思いをさせてしめくくらせてもらったことに大感謝です。(くりかえしS庵様、ありがと〜〜〜)
来年もよき茶の年でありますように。健康に気をつけてがんばらなくちゃ。


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このガラスの銘々皿はお土産にいただいたもの。実はこれ、他にも赤、緑、黄色のクリスマスカラーがあって、主菓子はこれでだしていただいた。なんて太っ腹!ご亭主様にも感謝です。



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