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2017-08

紫野で井戸茶碗+他流派研究会(???) - 2015.01.06 Tue

正月休みもあと1日、、、とブルーになっていたところへ招集?がかかりまして、迷うことなく応招いたしました。


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何しろ東西の大通りを越えるたびに気温が一度違うと言われる京都ですから、洛中の雪は大方消えても、北大路あたりはまだ雪が残っています。今宮神社に遠くから手を合わせてさらに西の方へ。


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孤篷庵へ行く道の残り雪は風情がありますね。


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ほ〜、住人が藁から手作りしたという注連縄はこれか。なんともアヴァンギャルド。こちらはThe share house of Teaこと陶々舎。いろいろな方とお茶のご縁つながりで、たまにこちらにもよせてもらっている。

この日はサラリーマン陶芸家(サラリーマンが陶芸やっているというより、サラリーマンもたまたまやっている陶芸家?各地で個展も開かれています)こと平金昌人さんの新作井戸茶碗で濃茶を練ってゆるゆる過ごそうの会?、、、、だったはずが、、、実におもしろい楽しい会になった!!

井戸茶碗に魅せられ、井戸茶碗をつくることに長年情熱を傾けてきた彼が、満を持して年末に信楽で土地を開墾することから始めて自力で穴窯をつくらはった。早速焚き初め、なんでも窯焚きしているうちに年をまたいでしまったとか。


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薪で焼いた新作井戸茶碗、お披露目です。

最初平金さんもそれほど人が集まるとは思っておられなかったようで、客二名でゆるゆる濃茶を練っていただきながら茶碗談義、窯談義をしていたのが、あっというまにお人が増えて10人前後(そのうち約半分がすでに知り合いだった、,,世の中狭い、、、)。流派もまちまち、それじゃあ他流派のお点前を見せてもらおうという話になってから、まるでお点前研究会の様相を呈して盛り上がってきた盛り上がってきた!


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さる研究者の研究では、各流派の点前所作の違いは25%ほどだということで、確かに全体の流れはあまりかわらない。それでも帛紗さばきや柄杓の構え方、茶器の清め方が流派によってあまりに違うので、ついつい全然違うお点前をみているような気がする。裏千家の台子点前(一番源流に近いかも)の所作に似た所作も諸処にみうけられ、裏千家の「草」のお点前がいかにシンプルにできているかよくわかる。

しかし、武家点前はやはりかっこいいな〜(≧∇≦)


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とりわけ某Y流のめったにみられない濃茶点前、しかも棗を茶入にしたバージョンという、該当流派でもめったに見ることができない!という点前を披露してくれたM君。棗から濃茶を茶碗にいれる所作がアクロバティックで思わず「おお〜っ!!」と一堂どよめく。

その茶器を拝見に出すときの清めかたにも「ええ〜っ?!」とか「きゃ〜!(悲鳴)」とか(^_^;
どんなんか、この使用後の帛紗をみて想像してみてね(^_^)b


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(陶々舎を辞したとき、比叡山の向こうにシャボン玉のような月)


本来の目的とはいささかはずれてしまったが、その楽しい会話の中心にやはり平金さんの井戸茶碗がある。濃茶が練られ、人から人に渡される。手取りをお茶がはいった状態で感じ、口につけてその感触を確かめる。展示された物をそのままみたのではわからないモノがそこにある。お茶碗ってやはり使われてこその道具だな、と実感した。



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以前拝見した茶碗は端整な印象があったのだが、今回穴窯・薪で焼いた茶碗は焼成条件が一定しないことでその端整さをうちやぶっているような気がする。かえってそちらのほうが本来の井戸に近いのだろう。良い感じだ。これから彼がどう穴窯を制御し、どんなふうにご自分の井戸茶碗を発展させていかれるのかとても楽しみ。


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ちょいと顔を出して失礼するつもりがとうとう最後まで居てしまったわ。よき正月休み最終日となった。


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めったに見られない夕刻、雪の大徳寺、こちらは高桐院。こんな景色も楽しみながら興奮した頭をクールダウンさせつつ家路につけば、、、


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先ほどのシャボン玉のような登りかけの月がはや中天間近に。


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● COMMENT ●

本当にいいひとときをすごされましたね。

N様

これもお茶が結ぶ縁です。ありがたや。
こちらでは月釜もあるので、機会があれば是非。

こんにちは、しぇる様

遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
京都は大雪のお正月、降り積もる雪も昨日の雨で消えましたが、まだまだ寒くなりますので、どうぞ、お体お大切に。

私も、岡山から帰りましてから、氏神様の今宮神社と大徳寺さんへ雪見に参りました。
雪の姿は、きりっとしていて。
新年から身の引き締まる思いでした。いや、寒さででしょうか(笑)。

いけこ様

このあたりいけこ様のテリトリーでしたね。
帰りに今宮さんであぶり餅も食べて帰ろうと思っていたのに、ついつい長居して初あぶり餅はかないませんでした(^_^; 次回またチャレンジ!
新年からの大雪はいやしけよごと、、ですね。
今年もいけこ様にもご主人様にもよき年でありますように。
本年もよろしく〜。

 きゃーっ!帛紗がぁ~!!(笑)   FBで「武士茶道」の茶筅とおしの写真を見せてもらいましたが、ほんとにカッコイイ!!勇ましい!って感じですね。「茶道難民お気軽にメッセージくださいね」のコメントに惚れました。(茶道難民花咲)   

花咲様

応募してみます?(^_^;
たしか石州流大口派だったかな?
石州流は30数派もあるらしくて、もう細かいところはなんでもありかな、とも思ったり。
帛紗の真相、またいつかお教えいたしましょう。うふふふ、、、


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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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