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2017-10

二題〜えき美と亀屋良長 - 2015.01.12 Mon

パソコンを買い換えたら、やはりネットでよくみるように、ソフトが使えない、データが行方不明、、、などなどのトラブル発生。処理に疲れておりますので、今回は軽めの更新でご勘弁。


<その1・美術館「えき」・日本の色、四季の彩 染色家 吉岡幸雄展>


川瀬美香監督の吉岡さんのドキュメンタリー映画「」を見たのは一昨年になる。これはすごい映画だった。できればリンクの方を是非ごらんください。
(ちなみに吉岡さんは染司よしおか五代目で化学染料を一切放棄し、すべて草木染めで神社仏閣の荘厳用料紙や衣裳など担当されています)


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あれが染色家・吉岡さんのスピリッツだとすると今回の展示はその現物を拝見できる。なんと言っても(私が毎年行っている所の東大寺修二会・十一面観音荘厳の)糊こぼし(椿の造花)の赤、黄、白の料紙をおさめてはるのが思い浮かぶ。今回、その椿と、椿にする前の元の紙を拝見できた。

赤は山形の紅花、黄はクチナシからもらった色。紅花必要量60kg。残念ながら日本国内で調達できるのはその3分の1なんだそうだ。ビデオ上映でこの紅の色を刷毛で紙にのせている映像があった。ほんとうにすごく赤く、すぐ紙にしみこみあの深みのある赤になる。

一番スペースをとっていたのが薬師寺伎楽装束。伎楽だから奈良時代の装束、そのころの色彩を再現。ほんとにけばけばしくなくおちついた深みのある色ばかり。(伎楽装束を最初に草木染めで再現したのはお父上だとか)

それから石清水八幡宮花神饌十二ヶ月(9月の石清水祭に奉納される)。月ごとのイメージの造花+小動物の荘厳。たとえば桜に蝶々、カキツバタに鴫、紅葉に鹿、、、といったような。とてもきれいでかわいい。
薬師寺の花会式(3月末)もたくさんの造花で荘厳されるが、あれも吉岡さんとこで作ってはるんや。


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それから襲の色。これは紙で襲を再現されていたのだが、よく古語辞典の付録についている襲の色しか知らなかったのだが、同じ名前の襲にこんなにたくさん種類があるとはしらなかった。例えば桜の襲は、白桜の襲、樺桜の襲、萌黄桜の襲、、、というふうに。ほんとうに日本人の色彩感覚は昔から(昔の方が)四季と連動してすごく細やかで繊細なんだ、と再認識した。

P10800031.jpg
(フライヤーより)


現物では源氏物語から光源氏の桜直衣、女三の宮の桜の細長(若い女性が着るカジュアルな装束)がでてた。下に着る衣が紅色、上に白の紗か、羅のような薄物をかさね、表から見ると桜色に見えるという、、、、まあなんとみやびなみやびな。


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えき美、良い展示してます。
ちなみにこれは次期展示。萌え〜。



<その2・亀屋良長>

四条堀川の和菓子司・亀屋良長さん。(ちなみに寺町御池の御池煎餅は亀屋良さん)創業200年以上の老舗です。


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sousou在釜さんなどでSOUSOUコラボ和菓子を作ったり、Satomi Fujitaのブランドで洋菓子パティシエのブランドを作ったり、がんばってはります。

住所が醒ヶ井通り、そうここには醒ヶ井の井戸があってお水をいただけるんです。


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もともと醒ヶ井の井戸は六条堀川にあって、村田珠光や織田有楽ゆかりの井戸だったそうですが戦時疎開できえてしまったのだとか。良長さんでは井戸を掘ってわき出す名水でお菓子を作ってはって、それを地名にあやかって醒ヶ井とされたとか。一口いただきましたよ。



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お使い物のお菓子を買ったら、包装を待っている間、こんな茶菓子がでました。今年の干支、羊を正面からみたところ。角は胡桃なんです。かわいいですね。


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自分用に購入した和三盆焼メレンゲ。ご近所の二条通りにできたSatomi Fujitaさんの町家のお店、kashiyaでいただいておいしかったので。うふふ、、もちろん、おいしかったですよ。




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