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2017-10

吉田神社節分祭2015 - 2015.02.06 Fri

いよいよ真打ち、京都の表鬼門なる吉田神社の節分祭です。

なにせ吉田神社はかつて12年間氏子であって毎年いっていた神社だし、母校の構内といっていい場所にあるし、やはり私には特別。


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いつもは仕事を終えて日がとっぷりと暮れてからでかけるのですが、今年は明るいうちに行けました。


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なにしろ今年は23時からの火炉祭が(実質)中止になってしまったのがあまりに残念。


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しかも今年から(一度もあたったことのない)豪華景品のくじ付き福豆がビニール袋になっとる!


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神楽でお祓いをうける節分お化け(節分の日には自分と違う物に仮装して鬼をやりすごす、という習慣で一部花街に残っています)のひとたち。最近またふえてます、この節分お化け。


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少し暮れてきてあかりがともるとまたよい風情。

で、火炉祭の実質中止ですが、京都新聞の記事によると、 いままで一般廃棄物として焼却灰を処分していたのに、京都市から飛散防止、環境への配慮などを理由に灰を袋詰めするよう求められたのだそうです。神社は灰があまりに大量なので、人手や費用の面から袋詰めは無理と判断。産業廃棄物として処分しようとしたがこれもおりあわず。で、やむなく廃止になったとか。

おかげで参拝客は激減だそうで、これは神社にとっても観光都市京都にとっても負け負けではありませんか。

ただ京都市は「袋詰めしなくても産業廃棄物として処理できる」と説明したといい、もしかしたら来年は復活できるかもという期待も。
あの猛火をみて灰をあびないと立春来た気がしないし。


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さて吉田山を大元宮の方へのぼりながらまずは菓祖神社へおまいり。お菓子のルーツ、非時香菓(ときじくのかくのこのみ)を日本へ持ち帰った田道間守(たじまもり)を祀る神社で、お菓子にはいつもお世話になっているからね。非時香菓は橘の実といわれているので、社紋はもちろんタチバナ。



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今年からこちらも豆茶が湯飲みではなく紙コップになりました。なんだかなあ。さびしい。駄菓子もいただけます。


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さらに大元宮へ、参道にはびっしり露店が続く。


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こちらも恒例、川端一条の松井酒造さん(学生時代の下宿のほん近く)の枡酒。今年は明るいうちなのでかわいく甘酒にしときました(^_^;)


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こちら日本全国から勧請した3132座の神様がおわす大元宮。節分の時のみ公開です。


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厄塚に触れて厄落とし。
節分=(ほんとうは四季全部の変わり目なんだが現在では主に)冬と春の季節の境目には邪気(鬼)が生じると考えられていて、それを追い払うための悪霊ばらい宮中行事が形を変え民間に広がったものという。

吉田の追儺でもでてくる鬼を追い払う方相氏(四つ目の面をかぶる)はもともと宮中で厄を祓う役だったのが、後世、方相氏=鬼と混同されるようになったのだとか。このあたりの民俗学を勉強するのもおもしろいかもしれません。



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さて、あなたの出身の神々は祀られていますか?私は今住んでいる山城国、出身地の備前国の神様におそなえ。


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ただね、残念ながら蝦夷(北海道)と琉球(沖縄)の神様はおられないよし。



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こちらも毎年いただく河道屋の年越蕎麦。まあ、年内立春だから旧暦の正月はまだなんですが。


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こうして今年もまた同じ場所で同じ物をいただけるありがたさ。何歳までこうして毎年いけるかなあ、、、とにかく健康ですごしたい、と切に願う。


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こちらは東一条に続く参道。ここにもびっしり露店。学生の頃に比べてかなり内容は様変わりしてますね。時代を感じるわ。


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かえり道にここもテリトリーの熊野神社へもお参り。


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こちらの神社も節分の日だけ(たぶん)御開帳。京都熊野三山の一つなのでやはりお使いの八咫烏が紋。


しょうごいん



こうして節分の日には市内あちこちでこんな赤白の幔幕、燈火がともりそれはそれは夜は幻想的ですらある景色が見られるのです。こんな都市って他にはないよね。(まあ、京都人はほんま年がら年中あちこちにお参りが好きだが、特に京都人だけ御利益があるというわけではないのだが^_^;)



<BREAK>


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さて、夜も更けてきた。一応新式?の火炉祭を見ておこうと、22:30ごろふたたび吉田神社へ。



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境内の人は今までに比べるとはるかに少ない。危惧したとおり。


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30分前に来たのにほぼ最前列の場所がとれるなんて、例年ならありえない。


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どうやらここに御幣をたてるらしい。


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巫女さんの鈴による古札お清め。


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宮司さんが御幣に「お〜お〜、、」の警蹕の声とともに古札のspiritを移して点火。


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御幣は小さいから、あっというまに燃え尽きてオシマイ。スタンバイした消防も出る幕ナシ。あちこちから若干のブーイングが聞こえたのもまあ仕方ないよね。


参考までに2年前の火炉祭の写真おいておきます。
これはほんまにすごい!顔が熱くなるくらいの猛火。厄払いがきっちりできた気がします。


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来年は是非復活してほしいなあ。

これで今年の節分リポート終了。とにもかくにも春はきましたね。











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● COMMENT ●

はい、参拝をやめたその一人です。
新式火炉のレポートありがとうございます。なるへそ、こうなったんですねえ。
でも、納められたお札はどうなったのか、やはり気にかかります。結局袋につめて一般ごみか産業廃棄物になったのかしら。

vivasan様

とにかく燃やせない、ということなのでそのまま一般ゴミなんでしょうかねえ。
タマシイを抜いてあるから一般ゴミでも、、、なのかしら?
やっぱり浄めるのは火がええですねえ。
来年なんとかならんかな。

 新式の火炉祭を見に、もう一度吉田さんに戻るというしぇるさんのパワー、恐るべし!!(笑)今年、日が悪く吉田さんにも下鴨神社にも行けませんでした。このレポートとしぇるさんのパワーをいただき、我が家も無病息災!!(笑)

しぇる様へ
 吉田神社の節分祭は、教養部時代から友人たちと参拝に行っていました。
 毎日、神楽岡を越えて通学していたのですが、いつもは閑寂な吉田神社がこの季節だけは
 賑わっていましたね。
 これで、学年が終わり、また、学年が始まるとの気が、この祭りで感じていました。
 それにしても、露天店も随分増えているようですね。
 遠い昔の記憶では、これほど、出店していなかったような・・・

 今は、吉田神社から八坂神社の節分祭の方ばかりに足が向くばかりになっていますが
 (何故かは想像してください。)
 それにしても、吉田神社節分は、学生時代を思い起こさせてくれます。

花咲様

吉田神社は自転車でシャ〜ッといける距離だからね。出直しもけっこう気軽にできますのよ〜。
お参りしなくてもお家で豆まきかイワシを食べるか太巻きかぶりつけばすればそれでOKよ。
最近はもう年の数だけ豆食べるのはしんどいけどね〜(^◇^;)

narahimuro様

> 今は、吉田神社から八坂神社の節分祭の方ばかりに足が向くばかり、、

わかります、わかりますとも(^◇^;)あそこはきれいどころさんの豆まきありますものね〜!!
吉田神社はわれわれのキャンパスライフのまるごとエリアでしたよね。
学生の数だけ神社の想い出もあると思います。いや〜、、、それにしても卒業してもうウン十年かあ、、(遠い目)あのころにもどりたいとは思わないけれど、懐かしい。この歳になると楽しかったことしか覚えていない!

節分 2

熊野神社は2,3日と2回もご接待をうけてしまいました。ピンクで白あんのおもち
おいしかった。聖護院の参道に入ったところで八つ橋屋さんで餅つきをしていてぜんざいも2回、炉開き以来だとよろこんで。でも八つ橋やさんは2軒あって、すごく競争相手で大変戸来ているんだけど、ふるまってくださったのがどちらなのか、感謝すべきなのはどちらなのか。なやんでいるところです。

りょうこ様

それはラッキーでしたね。
京都の節分を十分堪能されたのですね。

多分位置関係から行ってどちらも西尾の八ッ橋だったと思われます。(熊野神社は絶対西尾)
個人的には本来の八ッ橋(固くて焼いてある八つ橋)の方が好きなんですけれどね(^_^;
今では八ッ橋といえばほぼ生八ッ橋になってしまったようです。
聖護院八ッ橋さんは木屋町四条でnikinikiという新しい展開をされてます。

しぇるさん、こんにちは

吉田神社さん、流石の賑わいですねぇ^^

我が家は、いつもの壬生寺さんでした

こちらも、凄い人混みですよ^^

しえる様、節分リポートありがとうございます。
懐かしいです。卒業して京都から離れると行くことないですから。下宿は吉田幼稚園の下にありまして火の粉が降ってきた記憶があります。もうそういういことはないのですね。

高兄様

さすが表鬼門の吉田さんです。毎年夜になってもすごい人。ただ火炉祭は残念です。
裏鬼門の壬生寺の節分も今年初めて行きましたよ。焙烙ちゃんとおさめてまいりました。
壬生狂言で割っていただくのが待ち遠しい。でもあんなにお参りの人が多いとは知りませんでしたわ。いつも静かなエリアですものね。

ひこうきぐも様

吉田幼稚園、まだ健在ですよ(^_^)
すごいところ(というかすごい大学近いところ)に下宿してはったんですね。
学生気質もずいぶん変わったことでしょう。
火炉祭、来年あたり京都市と手をうって再開するんではないかとふんでいます。だってあれだけお参りの人が激減したらちょっと両者考えるでしょう。


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